ロレックスのムーンフェイズは、現行モデルではないのですが、数年前までチェリーニにのみ搭載されているモデルが存在しました。

Ref.50535
しかし、実はロレックスの歴史においてムーンフェイズは、1950年代に Ref.6062 、Ref.8171 といったモデルで登場していました。

Ref.6062
これらのモデルは、非常に希少でコレクターズアイテムとして高値で取引されています。

Ref.8171
冒頭の画像にあるチェリーニ ムーンフェイズ は、2017年に発表されたモデルで、ロレックスのクラシックなドレスウォッチラインであるチェリーニコレクションに属していました。
- ムーンフェイズ表示: 6時位置にムーンフェイズ表示があり、満月はメテオライト、新月はシルバーリングで表現されています。ムーンフェイズディスクはブルーエナメルで、月の満ち欠けを美しく表示します。
- ムーブメント: 自動巻きムーブメント Cal.3195 を搭載。このムーブメントは、ロレックスが独自に開発したムーンフェイズ機構を備えています。
- ケース素材: エバーローズゴールドを採用。
- デザイン: クラシックなデザインで、エレガントな雰囲気を醸し出しています。
チェリーニ ムーンフェイズは、2023年に惜しまれつつもカタログ落ちとなりました。しかし、その美しいデザインと高精度なムーンフェイズ機構は、多くの時計愛好家を魅了し続けています。

歴史的な背景
ムーンフェイズは、古くから時計に搭載されてきた複雑機構の一つです。月の満ち欠けを表示する機能は、航海や農業など、月の周期と密接に関わる活動において重要な役割を果たしてきました。
ロレックスがムーンフェイズを搭載した時計を製造していたのは、1950年代という時計製造技術が大きく発展した時代でした。この時期、様々な時計メーカーがムーンフェイズを搭載した時計を開発し、その技術を競い合っていました。ロレックスもまた、その技術力を示すためにムーンフェイズを搭載したモデルを開発したと考えられます。
しかし、クォーツ時計の台頭や、より複雑な機構を搭載した時計の人気が高まるにつれ、ムーンフェイズを搭載した時計は徐々に姿を消していきました。ロレックスもまた、ムーンフェイズを搭載したモデルの製造を中止していました。
2017年にチェリーニ ムーンフェイズが発表されたのは、クラシックな時計の魅力が見直されるようになったこと、そしてロレックスが自社の技術力を改めて示したいという思いがあったからかもしれません。
チェリーニ ムーンフェイズは、ロレックスの伝統と革新性を融合させた、魅力的な時計です。ムーンフェイズという複雑機構を搭載しながらも、ロレックスらしい高精度と高耐久性を兼ね備えています。
今後、ロレックスが再びムーンフェイズを搭載したモデルを開発するかどうかは分かりませんが、チェリーニ ムーンフェイズは、ロレックスの歴史における重要なモデルになると思います。
