ミルガウス(モデル)

ロレックスのミルガウスは1950年代に誕生しました。科学技術の発展に伴い、研究者や技術者は強い磁場にさらされる機会が増えていました。磁気は機械式時計の精度に悪影響を与えるため、耐磁性能を持つ時計が求められていました。

ロレックスは、そんな時代のニーズに応えるべく、1956年にミルガウスを発表しました。名前の由来は、フランス語で1000を意味する “mille” と磁束密度の単位 “gauss” を組み合わせたもので、1000ガウス(100mT)までの耐磁性能を誇っていました。これは当時の時計としては画期的な性能でした。

初代ミルガウス Ref.6541

  • 特徴的なデザイン: 秒針がイナズマ針と呼ばれるユニークな形状をしているのが特徴です。これは、当時の科学技術を象徴するデザインとして採用されました。
  • 耐磁性能: ムーブメントを軟鉄製のインナーケースで覆うことで、磁気からムーブメントを保護しています。
  • 回転ベゼル: 初代モデルには回転ベゼルが搭載されていましたが、後のモデルでは廃止されました。

第二世代ミルガウス Ref.1019

  • シンプルなデザイン: 初代モデルに比べてシンプルなデザインになり、イナズマ針も廃止されました。
  • 生産期間: 1960年代から1980年代後半まで製造されました。
  • 人気低迷: 当時はクォーツ時計の台頭により、機械式時計の人気が低迷しており、ミルガウスも販売面では苦戦を強いられました。

2007年の復活

一度は生産終了となったミルガウスですが、2007年にRef.116400として復活しました。

  • 現代的なデザイン: 耐磁性能はそのままに、現代的なデザインにアップデートされました。
  • グリーンサファイアガラス: 116400GVには、グリーンサファイアガラスが採用され、独特な雰囲気を醸し出しています。
  • 再び生産終了: 2023年現在、ミルガウスは再び生産終了となっています。

ミルガウスの魅力

  • 高い耐磁性能: 科学技術の発展に貢献した時計としての歴史的価値があります。
  • 個性的なデザイン: イナズマ針やグリーンサファイアガラスなど、他のロレックスモデルにはない個性的なデザインが魅力です。
  • 希少性: 生産終了となっているため、希少価値が高く、コレクターからも注目されています。

ミルガウスは、ロレックスの技術力の高さと、時代の変化に対応してきた歴史を物語る時計です。その独特な魅力は、今も多くの時計愛好家を魅了しています。

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