エルプリデイトナ(El Primero)とは、ロレックスが1988年から2000年まで製造していた、自動巻きクロノグラフムーブメント「エル・プリメロ」を搭載したコスモグラフ デイトナのことです。モノ作りに妥協を許さないロレックスは、自動巻きクロノグラフの技術が卓越しているゼニス社のムーブメントであるエル・プリメロを採用し、ロレックス初の自動巻きクロノグラフを世に送り出した。後継のRef.116520はそのエルプリデイトナからデザインを継承していますが、エルプリデイトナの市場価格はかなり高騰しています。ただ、ここ数年の高級時計ブームから時計好きになった人にとっては単なる古いクロノグラフで、現行のデイトナの方がスタイリッシュに思われるため、マウントを取ろうにもそれほど威力がないのが悲しい。趣味というのは、そういうものです。
Ref.16520(ステンレススチール) ・Ref.16523(コンビ)・Ref.16528/16518(YG)が正式名称で、それまでの手巻きデイトナから自動巻きへと進化した画期的なモデルとして知られています。搭載されたエル・プリメロは、ゼニス社が開発した高振動ムーブメントで、毎時36,000振動という高精度を誇ります。ロレックスは、このムーブメントを自社の基準に合わせて改良し、Cal.4030としてデイトナに搭載しました。
エルプリメロデイトナの特徴は、以下の点が挙げられます。
- 自動巻きクロノグラフ: 手巻きだったデイトナが自動巻きになったことで、利便性が向上しました。
- 高精度: エル・プリメロの高振動により、高い精度を実現しました。
- 堅牢性: ロレックス独自の改良により、耐久性も向上しました。
- デザイン: 40mm径のケース、サファイアクリスタル風防、スタイリッシュなタキメーターベゼルなど、スポーティーで高級感のあるデザインが特徴です。
エルプリメロデイトナは、現在では生産終了しているため、中古市場でしか入手できません。その希少性と人気から、プレミア価格で取引されることも少なくありません。
特に、初期型の「逆6ダイヤル」や、文字プリントが段落ちしていたり、タキメーターベゼルが200になっている “200タキ” と呼ばれるようなモデルなどは、コレクターの間で高い人気を誇っています。

2000年頃まで作られていたロレックスには、こういった同じモデルでも仕様が異なる個体が色々とあり、それらがレアリティとしての付加価値があります。エルプリメロデイトナは、ロレックスの歴史においても重要なモデルであり、その性能とデザインは、今でも多くの時計愛好家を魅了しています。
