「フジツボダイヤル」とは、1960年代から1980年代にかけて製造されたGMTマスターとサブマリーナーの一部モデルに存在する、特殊な形状のインデックス(時刻を示す目印)を持つダイヤルのことを指します。

このインデックスは、アップライト(植字)式で、外周がイエローゴールドの枠で囲まれ、中央に夜光塗料が塗られています。特徴的なのは、その形状です。夜光塗料の部分が小さく、周囲のゴールドの枠が大きく目立つため、海岸の岩場に付着しているフジツボのように見えることから、「フジツボダイヤル」と呼ばれるようになりました。フジツボの画像を載せようとしたのですが、ちょっとグロいのでやめておきます。
また、海外では “Nipple Dial” と呼ばれ、ニップルとは “乳首” を意味します。思いっきり、ドストレートなネーミングで、捻りも何もあったもんじゃないです。
フジツボダイヤルは、以下の特徴を持つRef.1675/3(GMTマスター)やRef.16758(GMTマスター)、Ref.1680/8(サブマリーナー)、Ref.16808(サブマリーナー)といったコンビモデル(ステンレスとゴールドのコンビ)と金無垢モデルにのみ見られます。
- インデックスの形状: 前述の通り、フジツボのような独特の形状をしています。
- 12時位置の王冠マーク: 初期のモデルではアップライト式、後期のモデルではプリント式になっています。
- 希少性: 特定の年代・モデルのみに採用されていたため、現存数が少なく、希少価値が高いです。
フジツボダイヤルは、その独特の形状と希少性から、コレクターの間で非常に人気があります。ヴィンテージロレックスの中でも特に高いプレミアが付くことも珍しくありません。
