この件に関しては以前にもご紹介しましたが、この度、モナコ筋ジストロフィー協会（AMM）は、2023年に開催予定だった第10回目となるオンリー・ウォッチを2024年に延期することを決定したということです。ここ数週間でこのチャリティーイベントに関する疑念、というか疑惑を受けて、問題の鎮静化を図る必要があるという決断のようです。この決定は、チャリティーオークションの背後にある財団が声明を発表、「地域社会と調和をし、開催できるよう」、ということでイベントを来年に延期する計画を説明しました。
オーデマピゲが、この疑惑が明るみになってからオンリーウォッチから撤退しましたが、その理由は語らずでした。しかし理由はいわずもがな。そんな中、こちらも毎回高額落札で話題をつくっているブランドであるF.P.ジュルヌは、「（オンリーウォッチに対して）全幅の信頼を寄せている」とフランソワ＝ポール・ジュルヌ氏が協会の支持を表明。両ブランドの姿勢が垣間見れて面白いですな、外野から見てると。
支持を表明するF.P.ジュルヌ
医学研究の取り組みの大切さを考えると延期は残念な措置ですが、オークション開催まであと2週間弱という状況で創設者のリュック・ペタヴィーノ氏と彼のチームが必要な措置だと決定。この延期により、主催者がここ数日ソーシャルメディア上で疑念を抱いていた人々を鎮める時間になることを願っているという。
しかし2024年ということは決まったようですが、正式な日程は発表されていません。ということは、状況が依然として流動的であることは明らかであるため、なかなか開催日程を決めにくい状況なのは確かです。ただし、オンリーウォッチ関係者は、巻き起こっている問題を真剣に受け止めており、すべての疑念に答える十分な時間はあるということですので、しっかりとした説明を早期にしてもらいたいものです。
ちょっと時間稼ぎをして注意を反らそうとしているようにも感じるのですが、どうなんでしょうか。いけないことをしていたのなら、すんなり「ごめんなさい」をした方が、今後、早いこと復活できるような気もしますが、潔白を証明するがために、上塗りにならないことを祈っております。せっかく楽しいイベントなんですからね。
一応、公式の声明を記載しておきます。→ Only Watch 2023
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