ロレックスとエリドリック・ウッズ

エリドリック・ウッズ?何それ?

2019年、とうとうメジャー優勝を果たし再び頂点に立ち、復活しました。ニックネームの方が有名です。彼のニックネームは”タイガー・ウッズ“。若くしてゴルフ界に「タイガー・ウッズ旋風」を巻き起こし、20代にして数々のメジャータイトルを総ナメにしていきました。そんな彼も大スランプに陥ります。2014年にはこれまで実績を積み上げてきたPGAツアー(北米の団体が運営する大きな大会)で”優勝なし“となってしまいました。それは彼の度重なる怪我の影響もありますが、プライベートでのスキャンダルも少なからず影響していたことでしょう。

彼が駆け出しの頃にスポンサー契約をした時計ブランドをご存知だろうか?彼が最年少賞金王になったのが21歳の時。スーパースターになったばかりの彼と契約したのが”TUDOR“です。この契約によって、TUDORの知名度は上がりました。もちろん”タイガーモデル“も発売され、一定の人気を得ました。ロレックスの兄弟ブランドであるTUDOR、ということは、この時からロレックスとの関わりがあったという事になります。

2002年、タイガー・ウッズTUDORとの契約が終了し、新たにスポンサー契約をしたのが”TAG HEUER“でした。モータースポーツ界で幅を利かせているTAG HEUERが白羽の矢を立てたのです。相当な契約金だったでしょう。契約後は、コラボレーションモデルだけに留まらず共同開発なども行い、新モデルを発表するまでに至りました。そのモデルは、”TAG HEUER Professional Golf“と言うもので、軽量でフィット感が良く、実は今でも愛用しているスポーツ選手もいるそうです。

タグ・ホイヤー時代の看板とプロフェッショナルゴルフ

しかし2009年、不倫報道がされるとこれまでの女性関係が一気に暴露された。その数、120人以上の女性と性的関係を持っていたと言います。怪我、離婚、成績不振と今までの栄光から転落していき、2011年、TAG HEUERとの契約は打ち切られることとなります。企業にとっては、”イメージ“が大切なんですね。

ここで救いの手を差し伸べるのが、”ROLEX“です。なんと、TAG HEUERとの契約解除を待っていたかのように同年、スポンサー契約をします。

捨てる神あれば、拾う神あり

息を吹き返そうと必死で復活を試みる過去のスーパースターはもがき苦しみ、ある程度の成績まで戻してきましたが、決して満足の行く成績ではありませんでした。そして2017年、またしても悪いニュースが飛び込んできます。

タイガー・ウッズ 逮捕

「飲酒、もしくはドラッグを使用しての自動車運転」と言うことで逮捕されます。結果的には、度重なる怪我が原因で鎮痛剤を服用しており、その影響だったと発表されました。しかしその時に報道で出された写真は、かつての輝きを失くした「落ちぶれた」ようなタイガーであり、衝撃的な写真でもありました。

「もう終わった”スーパースター“」扱いだったタイガー・ウッズですが、冒頭でも紹介したように、2019年4月、「マスターズ」で見事返り咲き優勝、自身メジャー通算15勝目であり、14年ぶりの優勝を飾りました。

怪我、成績不振、スキャンダル、逮捕」と、普通はスポンサー契約を打ち切る企業が多いのにも関わらず、ロレックスナイキタイガー・ウッズをサポートし続けました。
マスターズ優勝後のインタビューでは、彼の左手に”ROLEX Sea-Dweller D-Blue Ref.126660“が見れました。

ところで、彼が”落ち目のゴルファー“だった時にも関わらず、なぜロレックスはスポンサー契約をしたのでしょうか?そんなところにも、”ロレックスの先見の明義理“いうのが垣間見れますね。爆発的なパワーで快進撃を続けていた若い時に、チューダーとスポンサー契約してくれたことへの恩返しなのでしょうか。

理由がどうであれ、勢いを吹き返した”タイガー“は、これからもロレックスナイキとともに活躍することでしょう。