新しいブルーとなれるか⁉ グリーンの魅力を考察する

2019年も下半期に入り、世界では株価・為替ともに大幅下落が続いています。特にアメリカのトランプ大統領の過激で攻撃的な発言で、相場は乱高下してますね。トランプ劇場はまだまだ続くのでしょうか。もうFXはコリゴリのオサーンです。

さて、ここ数年の時計業界の動きを見ていると、かなり高級時計市場が盛り上がり、価格が右肩上がりだったのですが、徐々に落ち着きを取り戻す形となっています。オサーンも安心しています。憧れのモデルに手が届きやすくなりますね。

今回の考察ですが、貴族のカラーと言えば国によって様々なのですが日本ではその昔、禁色(きんじき)といわれる一般の人が使ってはいけない色というのが存在していました。例えば、黄櫨染(こうろぜん)という山吹色のような色や、山鳩色(やまばといろ)というカーキのような色があり、天皇に使う色だったそうです。一方イギリスには英国王室公式カラーというのがあり、それがブルー(ロイヤルブルー)です。

高級機械式時計を見てみると、そのブランドの最上級モデルや代用的なモデルには”ブルー“がよく使われています。そして、そのブルーダイヤルを搭載したモデルは、考えられないぐらいのプレミアという扱いを受けていることが多く見受けられます。代表的なモデルと言えば・・・

パテック・フィリップ / ノーチラス
オーデマ・ピゲ / ロイヤルオーク

ご紹介するまでもない、”“の付くほど有名なモデルですね。これらは、他のダイヤルカラーに比べると人気となっています。格好いいですね。そして”人気“と言われれば、ますます欲しくなります。

しかしここ最近、もう一つの色に”特別感“を持たせるような流れになっています。それはタイトルにもありますが”グリーン“です。●●周年記念モデルグリーンを使うモデルがロレックスを始め、広がってきているような気がします。

ではどんなモデルがあるのでしょうか。一緒に見ていきましょう。

ロレックス デイデイト40 60周年記念

2016年バーゼルワールドで発表された60周年記念デイデイトです。ホワイトゴールドも同時に発表されています。50周年での記念モデルは他のモデルでも発表されていますが、60周年という中途半端なところで初めて出したのがこのモデルですので、これから他のモデルも60周年記念モデルが出ることを祈っています。

ロレックス サブマリーナ

サブマリーナ誕生50周年となる2003年に発表された先代モデル、16610LVの後継モデルとして2010年に登場したグリーンサブマリーナです。もうこれは大人気ですね。正規店で探されている方も多いかと思います。

ロレックス GMTマスターII 50周年記念

GMTマスター生誕50周年モデルとして2005年に発表されたモデルです。他とは違い、マットなカラーが逆に珍しいグリーンダイヤルです。惜しまれつつ2019年製造終了しておりますので、欲しい方は早い目に探さないと、価格が高騰する可能性があります。

ロレックス コスモグラフデイトナ

2016年に発表されたイエローゴールドデイトナです。多くのダイヤルカラーの1つにグリーンがありますが、このグリーンのみが大幅にプレミア化しております。めっちゃ欲しいですが、まだまだ先になりそうです。

オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク

オーデマ・ピゲの人気モデル、ロイヤルオークの中でもハイグレードなパーペチュアルカレンダー搭載のモデルです。ステンレスなので、思っているよりも価格が高くなく、7,722,000円となっています。安くはないです、確かに。しかしAPコンプリケーションモデルがこの価格!限定ということで、普通では手に入らないということです。ちなみに市場価格では2,000万円ぐらいになっています。

ピアジェ ポロS

宝飾系ブランドピアジェがここ数年、本気の時計をリリースしています。こちらは2019年に発表された500本限定モデルです。基本的にロレックスでも宝飾系は敬遠がちなオサーンなので、ピアジェについては詳しく知りませんが、凄く綺麗なモデルですね。価格は100万円を少し超える定価となっていますが、どうなんでしょう?もう少し安く2桁万円になれば、もっと人気になるかと思います。

パテック・フィリップ ノーチラス

パテック・フィリップの代表的モデル、ノーチラス。実はこのノーチラスにはグリーンをあしらったモデルを探すとないんです。唯一、珍しいホワイトダイヤルグリーンエメラルドインデックス×ベゼルというのがありました。格好いいですね。価格は不明です。ン千万円とかだと思います。ということは、グリーンダイヤルが発表されたら・・・恐ろしいことになりそうです!

パテック・フィリップ ノーチラス 5980/R (Photoshop加工)

オサーンの個人的意見では、グリーンホワイトゴールドステンレスのシルバー系統よりも、イエローゴールドピンクゴールドが非常にマッチすると思っております。どうしても高嶺の花となってしまいますが、それは仕方がないかと。こんなのが出たら、大人気でしょうね。


これまでの”ブルー“から”グリーン“へと各ブランドが扱いをシフトしていくのか?

はたまた”ブルー“はレギュラーカラー、”グリーン“はアニバーサリーカラーというような住み分けをしていくのか。

考えると脳内にいろんな分泌物が出てきて楽しくて仕方ない独りよがりのオサーンでした。