URWERK UR-102 “GAÏA” for ONLY WATCH 2021
他の時計ブランドとは一線を画す近未来的なデザイン、機能を惜しげもなく腕時計に注ぎ込む革新的なブランド、ウルベルク。オンリーウォッチ2021に参加するとあって注目はしていましたが、他の参加ブランドから少し遅れて、とうとう画像が出てきました。
UR-102 “GAÏA” と名付けられたこのモデルは、ウルベルクでは珍しいラウンドケースと思いきや、実は1990年代後半にウルベルクがアルミケースで制作しておりまして、そのモデルが UR-101 / UR-102 なんです。
これらはかなりレアピースで、数十本という製造数。約4年前ぐらいにオークションに出品されましたが、その当時は200万円弱で落札されておりました。世にウルベルクがまだそれほど知れ渡っていなかった時期ですね。
今ではもっと高値で取引されてそうですね・・・
ウルベルクと言えば、こういったデザインの時計を思い浮かべます。
現在、ウルベルクが作る時計は、他のブランドとは違った特徴的な複雑機構の時計というイメージですが、これこそがウルベルクの原点なのかもしれません。
さて、このUR-102 “GAÏA” のネーミングとデザインを見てピーンと来た方はかなりマニアかも知れません。MIH(Musée international d’horlogerie)というスイス最大級の国際時計博物館があります。詳しくは過去記事をご覧くださればおわかりになりますが、そうなんです。そのMIHの時計が作り出した時計がこちらです。
その名もズバリ、MIH Gaïa Watch です。何ともよく似たモデルですね。
MIHが主催する時計の職人・製造業者・研究者に授与され賞があり、2020年にウルベルクの創業者であるフェリックス・バウムガルトナーとマーティン・フレイが、21世紀の時計製造において、先駆的な役割を果たしているということで、起業家精神としてのガイア賞を受賞。今回の UR-102 “GAÏA” は、そのガイア賞のトロフィーからインスピレーションを得て、ケースバックにはブルーラッカーのモチーフとなっているそうです。
ウルベルクの時計といえば、1,000万円クラスのイメージがありますが、逆に今回のオークションに出品されるこのモデルは意外と手が届く価格かも知れません。いや、そりゃないか・・・
ケース径 | 38mm |
ケース厚 | 12mm |
素材 | アルマイト加工アルミニウム・プラチナケースバック |
防水 | 50m |
ムーブメント | UR-102 |
機能 | 時・分 |
振動数 | 28,800/h(4Hz) |
巻き上げ | 自動巻き |
パワーリザーブ | 42時間 |
ストラップ | アリゲーターストラップ・ファブリックストラップ付属 |
限定 | 1本 |
購入条件 | オークション(2021年11月6日) |
価格 | 予想落札価格: CHF32,000-75,000(約380万円~約900万円) |
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