【2023年新作】ユリス・ナルダン The Ocean Race Diver Chronograph

ユリス・ナルダンは海の情熱を追求し、海上の競技クルーにとって最も厳しい試練とも言われるヨットレースの大会、”The Ocean Race” とのコラボレーションでダイバーウォッチの限定モデルを発表しました。

The Ocean Race とは記載した通りヨットのレースなんですが、ヨットレースで有名なアメリカズカップが洋上のF-1レースならば、オーシャンレースはパリ・ダカールラリーと言われているようです。寄港地に寄りながら、地球を一周するという過酷なレースのようです。

オフィシャルタイムキーパーとしての役割を果たすユリス・ナルダンは、レースの各ステージの公式タイムやスタートのカウントダウンなど、重要な役割を果たしています。また、24時間で最も長い距離を航海したクルーが優勝となる “24時間スピードチャレンジ” のパートナーでもあります。

これだけではなく、ユリス・ナルダンは “Time to Act” というプログラムのパートナーでもあります。このプログラムは、汚染、気候変動、産業的な過剰漁業が海洋に与える壊滅的な影響を軽減することを目指しています。レースにおいて時間は重要な要素です。競争と記録に関わるだけでなく、環境対策の緊急性にも関連しています。

レースでは地球上で滅多と通ることのない地域を60,000kmにわたって航海するため、チームは貴重なデータを収集する機会を得ています。気候変動とプラスチック汚染は海洋の環境にとって最も大きな脅威であり、情報不足を補うために重要なデータを収集することができます。これはスポーツイベントの一環として収集された最も多くのデータとされており、オーシャンレースは海洋世界の理解を深める上で重要な役割を果たしています。

で、時計の話に戻りますが、ユリス・ナルダンは、最初に1973年にイギリスのポーツマス沿岸の町からスタートした “The Ocean Race” の50周年を祝して、新しいダイバーウォッチ “オーシャンダイバークロノグラフ” を発売しました。

ユリス・ナルダンのCEOであるパトリック・プルニエは、「新しいダイバーウォッチは、この伝説的なヨットレースと海洋環境の保護への取り組み、そしてユリス・ナルダンが誇りに思う研究と海洋保護プロジェクトを祝福しています。」と述べています。

44mmのサンドブラスト処理されたブラックDLCチタンケースは、キャリバー UN-150によって駆動されています。このムーブメントは、サファイアクリスタル製のケースバックから見ることができ、このアニバーサリーに敬意を表して「50」を刻んでいます。ラバーストラップに飾られたセラミック部品にはオーシャンレースのロゴが取り付けられており、ピンバックル仕様となっています。

逆回転防止ベゼルはカーボニアム®フィニッシュが施されており、飛行機の胴体部からリサイクルされた繊維を含み、他のカーボン複合材料と比べて環境への影響が40%低くなっています。ユリス・ナルダンは2019年にこの革新的な素材を時計に初めて使用したブランドとなりました。その軽量性にもかかわらず、非常に優れた耐久性、美しい大理石模様がこの時計を真のユニークな時計にしています。

オーシャンレースのクルーたちは、5月21日(日曜日)にニューポートを出発し、レースを続けます。彼らはヨーロッパへ向かい、オーフス(デンマーク)、キール(ドイツ)、そしてハーグ(オランダ)を経由して、最終的に6月末にイタリアのジェノバで行われるグランドフィナーレに向かいます。

ケースサイズ 44mm
ケース素材 ブラックDLCチタン
キャリバー UN-150
パワーリザーブ 約48時間
機能 クロノグラフ
時、分
スモールセコンド
デイト
耐磁性エスケープメント
振動数 28800vph 4Hz
ブレスレット ラバー・セラミック
巻き上げ 自動巻き
限定 100本
価格 日本価格は要問合せ
16,000ユーロ(約240万円)