TUDOR North Flag Ref.91210N
オススメ度★★★☆☆
バーゼルワールド2015で発表されたモデルだったのですが、日本には正規代理店が存在せず、当時は並行店からの購入しか無理でした。2018年10月のチューダー日本上陸の後、2019年3月に正式に日本でリリースされました。
イギリス海軍の北グリーンランド探検隊が1952年に行った調査に、ロレックスと同名のチュードルオイスタープリンスが26本使用されました。そのとき、非常に厳しい自然環境の中での使用にも耐えうる性能だということを証明しました。
この性能やスピリットをヒントにデザインされたのが、2019年3月1日にリリースした “NORTH FLAG” です。パワーリザーブは約70時間と長く、100mの防水機能を備えます。
チューダーはETA社製の汎用ムーブメントを使うことで製造コストを抑えてきましたが、このモデルには完全自社開発かつ製造された”MT5621“を採用しています。スイスクロノメーター検定協会に認定されており、精度品質は確かです。それでも従来の価格設定と変わらず、廉価ブランドとしての役割を忘れないという姿勢がうかがえます。
ステンレスブレスレットとケースが一体型になったデザインは、フィット感がよく、また、黒地に黄色のステッチが効いたレザーストラップはスポーティーなルックスとなっています。
チューダーでの人気モデルと言えば、GMTやフィフティエイト、クロノグラフとありますが、こういったちょっと”外した“モデルは、お洒落に感じます。現在の主流となっている「イカ針」ではないところと、ステンレスでセラミックを挟み込んだハイブリッドベゼルが、他のモデルとの差別化が図られています。
また、9時位置にはパワーリザーブを表示するインディケーターが付いています。これもロレックス・チューダーのモデルでは珍しいですね。
将来性
チューダーには、一部プレミア化しているモデルがありますが、ほとんどのモデルはまだロレックスのような人気にまでは至っていません。しかし昨今の高級時計ブーム、ロレックスブームの影響もあり、上昇も期待できます。ロレックスの廉価版と言われるチューダー、注目度の低いモデルこそ、面白いのではないでしょうか。
ケースバックは、チューダーでは唯一のスケルトンバックとなっています。これもロレックスにはない路線を行っており、面白いモデルだと言えます。
しかしそこから見えるムーブメントは、装飾した”魅せるムーブメント“ではありません。ちょっと残念です。
価格帯
定価 404,800円(ステンレスブレスレット)、393,800円(レザーストラップ)となっています。並行店を見ていると、軒並み定価を下回ってでておりますので、並行店での購入も大いにアリなのかもしれません。
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スペック
CASE
40 mm スチール製ケースにサテン仕上げ
オープンバックにサファイアクリスタル
MOVEMENTS
マニュファクチュール
キャリバー MT5621 (COSC)
両方向回転ローター搭載の
機械式自動巻ムーブメント
POWER RESERVE
約70時間
WINDING CROWN
スチール製リューズ
チューダーロゴのレリーフ
WATERPROOFNESS
100m (330 フィート)
BEZEL
スチール&マットブラックセラミック製ダブルベゼル
DIAL
ブラック
9時位置にパワーリザーブディスク
日付表示(3時位置)
CRYSTAL
サファイアクリスタル
BRACELET
スチール製ブレスレット、
フォールディングクラスプ&
セーフティキャッチ
ブラック レザーストラップ
イエローステッチ
イエローレザーライニング
フォールディングクラスプ&セーフティキャッチ
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