TUDOR Black Bay Ceramic M79210CNU-0001

 

チューダーはゲリラ的に出しますね。いや、どのブランドもそうされると厄介だが、この方法も楽しいと言えば楽しい。いきなり発表してきました今回のモデルは、チューダーのメインとなるモデル、ブラックベイだがこれまでとは違い、チューダー初セラミック製ケースステルスチックでかなりのイケメンだ。

実はこのモデルが出るのには伏線がある。セラミックモデルはもちろんチューダーからリリースはされたことがなかったが、作られていたことはある。それは一般用ではなく、企画モノとして作られていた。それはこのモデルの為かどうかはわかりませんが、かなりの価格で取引されました。それがこちら。

BLACK BAY CERAMIC ONE for ONLY WATCH 2019

そう、こちらもセラミックで作られたブラックベイです。しかもこれ、驚愕の価格、3,000万円以上で取引されました。もう気付いている方も多いかと思います。そうです、約1年半前にご紹介した “アノ” オークションで落札された時計なんです。その時の記事はコチラです。

ということで、2019年に開催されたチャリティーオークションOnly Watch 2019」でチューダーが出品したユニークピースセラミック製なんです。

BLACK BAY CERAMIC ONE for ONLY WATCH 2019

ブラックベイ セラミック ワン」と名付けられたこのモデルは、もちろんスケルトンバックを採用している。そうなんです、まさに今回発表した「ブラックベイ セラミック」のことを予感させていました。

「いや、後付けやろ、お前!」と言われそうですが、まぁ、そうです。後付けです。が、この流れはもっと前からあったのです。2017年に開催された「Only Watch 2017」に出品されたモデル、覚えてますか?これです、これ。

Black Bay Bronze One LHD Ref.7925/001 For ONLY WATCH 2017

そうなんです。2021年の新作で登場した BLACK BAY FIFTY-EIGHT 18K に流れているのではないでしょうか。ただ単に1つのモデルを作るだけではなく、その後にちゃんと生かしているんです。

さて、今回のブラックベイ セラミックは、もちろんしっかりとした基準をクリアしている。METAS(スイス連邦計量・認定局)によるマスター クロノメーターは、包括的な認証制度として精度耐磁性防水性パワーリザーブなど、機械式時計に求められる主たる機能特性を検査対象としている。このMETASは、オメガと認定プロセスを共同開発し、完全な中立性を保った機関であり、マスタークロノメーターの認定を受けたということは、格段に時計としての信頼性を高めたといっていい。

で、この時計の強みは秀でた耐磁性能ではないでしょうか。15,000ガウスという高磁場環境下でのテストをクリアしています。ロレックス高耐磁性モデルミルガウスは、1,000ガウスです。あのオメガ同等です。

今回のモデル、現代社会にピッタリとマッチしたモデル。ロレックスとの棲み分けをハッキリとしてきているチューダーの戦略は、なかなかのもんですね。

このモデルには、レザー × ラバーのハイブリッドストラップに加え、ファブリックストラップも付属します。付属してもらえると、かなり得した気になれていい。

ブラックベイ ダークというNZ オールブラックスとのコラボモデルが製造終了したということもあり、すかさず「ブラック枠」を良い形で埋めました。うん、これは人気出るでしょうね。

ケース径 41mm
ケース素材 マットブラックセラミック製ケース
モノブロック構造ミドルケース
マイクロブラスト仕上げ
ブラックPVDコーティングのスチール製オープンケースバック
ムーブメント MT5602-1U
パワーリザーブ 約70時間
防水 200m
ベゼル ブラックPVDコーティング スチール製
ストラップ レザー×ラバーハイブリッド
ファブリック
認定 COSC認定
耐磁 15,000ガウス
価格 512,600円(税込み)