ロレックスとUAEとの関係は、想像以上に深く、長い歴史があります。
1. 軍との繋がり
1970年代、UAE軍はロレックスに腕時計を発注しました。その中でも有名なのは、Ref.1500にUAE軍の紋章をプリントしたモデルです。
このモデルは、精度と耐久性に優れた自動巻きムーブメントCal.1570を搭載し、シルバーの文字盤にゴールドのインデックスという特別な組み合わせが特徴です。ロレックスは、1950年代から企業や政府のロゴを文字盤にプリントするプロモーションを行っており、UAE軍との繋がりはその一環と言えます。
また、ドバイ国王からの依頼で製作されたデイトナ Ref.6265 “デザートイーグル”も有名です。
このモデルは、文字盤12時位置にUAEの象徴であるデザートイーグルの紋章がエナメル装飾でプリントされています。製造数はわずか数十本と言われ、非常に希少なモデルとなっています。
2. 正規店
UAE、特にドバイは世界有数のショッピング都市であり、ロレックスの正規店も数多く存在します。中でも有名なのが、ドバイモールにある世界最大のロレックスブティックです。
このブティックは、広大な面積を誇り、豊富な品揃えはもちろんのこと、VIPルームや特別なイベントスペースなども備えています。
3. その他
UAEは、F1グランプリを開催するなど、モータースポーツとの関わりも深く、ロレックスはF1の公式タイムキーパーを務めていました。また、ドバイには世界最高層ビル「ブルジュ・ハリファ」があり、その展望台にはロレックスの時計が設置されています。
このように、ロレックスとUAEは、軍、正規店、モータースポーツ、建築など、様々な分野で深い関係を築いています。