ロレゾール(ROLESOR)は、ロレックスが独自に作った造語です。「Rolex」とフランス語で金を意味する「Or」を組み合わせた言葉で、ステンレススティールとゴールドを組み合わせた素材を指します。ステンレススティールとゴールドを組み合わせた、同社を代表する素材の1つです。その独特の輝きと高級感は、多くの時計愛好家を魅了し続けています。
一般的にはロレゾールというよりは、ステンレスとゴールドのコンビネーションなので「コンビ」と呼びますが、海外では「Two Tone(ツートーン)」と呼ばれることが一般的です。ステンレスのシルバーカラーとゴールドとのツートンカラーは、高級感がありますね。
元々ロレックスではそれほど人気のないロレゾールでしたが、今ではステンレススチール同様、人気になっています。
ロレゾールの歴史
- 誕生: ロレゾールが初めて登場したのは1930年代。当時、ゴールドは高価な素材だったため、ステンレススティールと組み合わせることで、より多くの人が手にできる高級時計を目指したのが始まりと言われています。
- 発展: 1948年に発表された「デイトジャスト」で、現在のロレゾールに近いスタイルが確立。ゴールド製のベゼルとブレスレットの中央部分に、ステンレススティール製のケースとブレスレットの外側部分を組み合わせることで、耐久性と高級感を両立させました。
- 進化: 1980年代には、ロレックス独自のピンクゴールド合金である「エバーローズゴールド」を使った「エバーローズロレゾール」が登場。現在では、イエローゴールド、ホワイトゴールド、エバーローズゴールドの3種類のロレゾールが展開されています。
ロレゾールの魅力
- 高級感とスポーティさの融合: ゴールドの華やかさとステンレススティールの堅牢さを兼ね備え、様々なシーンにマッチします。
- 優れた耐久性: ステンレススティールは傷や腐食に強く、ゴールドは美しい輝きを保ちます。
- 個性的なスタイル: ツートンカラーのデザインは、他の時計とは一線を画す個性を演出します。
- 資産価値: ロレックスの時計は、一般的に資産価値が高いことで知られており、ロレゾールモデルもその例外ではありません。
ロレゾールが使われている代表的なモデル
- デイトジャスト: ロレックスを代表するドレスウォッチ。様々なバリエーションのロレゾールモデルが存在します。
- GMTマスターII: 海外旅行やビジネスに最適なGMT機能を搭載したモデル。
- ヨットマスター: 高級ヨットレースの世界観を体現した、エレガントなスポーツモデル。
- サブマリーナ デイト: 高い防水性能を誇るダイバーズウォッチ。
ロレゾールについて
ロレックスのロレゾールは、単なる素材の組み合わせを超えた、同社の哲学を体現するものです。それは、高級感、耐久性、そして革新性を追求するロレックスの姿勢そのものを表していると言えるでしょう。