シードゥエラー(モデル)

ロレックス シードゥエラーは、プロフェッショナルダイバーズウォッチの最高峰として、深海探査の歴史と共に歩んできました。サブマリーナーが欲しい時に、稀にシードゥエラーを勧められる時があるが、貧相な腕に全く似合わない。
そして昔から不思議に思っていたが、”シードゥエラー” は、略すときに “赤シード” などと “シード” で切る。しかし「シー(海)」と「ドゥエラー(住人)」という単語からわかるように、切るところが間違っている。それなら「スカイドゥエラーも、”スカイド” と言えや、コラ!」と心の中でいつも思っている。

1. 歴史的背景

  • 誕生の背景: 1960年代、深海探査が盛んに行われるようになり、ダイバーたちはより高い防水性能を持つ時計を求めていました。ロレックスは、この要望に応えるべく、フランスの深海潜水会社COMEX(コメックス)と共同で、新たなダイバーズウォッチの開発に着手しました。
  • 初代シードゥエラー: 1967年、ロレックスは、世界初のヘリウムエスケープバルブを搭載したダイバーズウォッチ、シードゥエラー Ref.1665を発表しました。このバルブは、飽和潜水において時計内部に侵入したヘリウムガスを排出することで、減圧時の時計の破損を防ぐ革新的な機構でした。
  • 進化: その後、シードゥエラーは防水性能を1,220mに向上させ、ケースサイズも大型化しました。さらに、ムーブメントの改良やセラクロムベゼルの採用など、時代と共に進化を遂げてきました。

2. シードゥエラーの特徴

  • 高い防水性能: 初代モデルは610m防水、現行モデルは1,220m防水という、プロのダイバーが使用するのに十分な防水性能を備えています。
  • ヘリウムエスケープバルブ: 飽和潜水時に時計内部に侵入したヘリウムガスを排出する、シードゥエラーの象徴的な機構です。
  • 堅牢なケース: 衝撃や傷に強い、堅牢なオイスターケースを採用しています。
  • 正確なムーブメント: ロレックスが独自に開発した高精度なムーブメントを搭載しています。

3. シードゥエラーのバリエーション

  • Ref.1665: 初代シードゥエラー。通称「ダブルレッド」と呼ばれる、文字盤に赤くプリントされた”SEA-DWELLER”と”SUBMARINER 2000″の表記が特徴です。

Ref.1655 ダブルレッド

  • Ref.16660: 1978年に登場した2代目シードゥエラー。防水性能が1,220mに向上しました。

  • Ref.116600: 2014年に登場した4代目シードゥエラー。40mmケースを採用し、セラクロムベゼルを搭載しています。
  • Ref.126600: 2017年に登場した現行モデル。ムーブメントがCal.3235にアップデートされ、パワーリザーブが約70時間に延長されました。

4. マニアックな情報

  • 赤シード: Ref.1665の初期モデルに見られる、”SEA-DWELLER”の文字が赤くプリントされたダイアル。非常に希少価値が高く、コレクター垂涎の的です。
  • シングルレッド: Ref.1665の後期モデルに見られる、”SEA-DWELLER”の文字が白くプリントされたダイアル。赤シードに比べて数は多いですが、それでも希少なモデルです。
  • グレートホワイト: Ref.16660に見られる、マットホワイトのダイアル。経年変化によりクリーム色に変色することがあります。
  • COMEX: COMEXに供給されたシードゥエラー。ダイアルに”COMEX”のロゴがプリントされています。

5. シードゥエラーの魅力

  • プロフェッショナルのための時計: 深海探査という過酷な環境下で生まれた、プロフェッショナルのための本格的なダイバーズウォッチです。
  • 高い信頼性: ロレックスの高い技術力と品質管理により、抜群の信頼性を誇ります。
  • 男らしいデザイン: 大型のケースと重厚なデザインは、男らしさを演出します。
  • ステータスシンボル: ロレックスを代表するモデルとして、高いステータス性を誇ります。

シードゥエラーは、ロレックスの技術力と革新性を象徴する、最高峰のダイバーズウォッチです。その歴史と進化を知ることで、さらに深い魅力を感じることができるでしょう。

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