サブマリーナーは、ロレックスのプロフェッショナルモデルの中でもかなり人気のモデルであり、時計界においてダイバーズウォッチのアイコン的存在です。オサーンの肌感ですが、プロフェッショナルモデルの中では比較的入荷が多いと思われ、デイトナが欲しいがどうも無理そうな場合、サブマリーナーに方向転換することが往々にしてある。
1. 歴史的背景
- 誕生: 1953年、ロレックスは世界初の100m防水を実現したダイバーズウォッチ、サブマリーナーを発表しました。
- 進化: その後、200m防水、300m防水へと進化を遂げ、回転ベゼル、ヘリウムエスケープバルブなど、プロのダイバーが必要とする機能を備えていきました。
- 信頼性: 高い防水性能、堅牢なケース、そして正確なムーブメントにより、世界中のダイバーから信頼を得てきました。
2. サブマリーナーのバリエーション
- サブマリーナー(ノンデイト): 日付表示機能がないシンプルなモデル。Ref.124060など。
- サブマリーナー デイト: 3時位置に日付表示窓を備えたモデル。Ref.126610LNなど。
- 素材: ステンレススティール、イエローゴールド、ホワイトゴールド、コンビなど。
- ベゼル: ブラック、グリーン、ブルーなど。
- 文字盤: ブラック、グリーン、ブルーなど。
3. 希少モデル
- Ref.6538: 初期のサブマリーナーで、通称「ジェームズ・ボンド サブマリーナー」。映画『007 ドクター・ノオ』でショーン・コネリーが着用したことで有名です。
- Ref.5513: 1962年から1989年まで製造されたロングセラーモデル。様々なバリエーションが存在し、コレクターに人気です。
- Ref.16610LV: 2003年にサブマリーナー誕生50周年を記念して発売されたモデル。グリーンベゼルとブラックダイアルの組み合わせが特徴です。”グリーンサブ” や “カーミット” という愛称を持ちます。
- Ref.116610LV: 2010年に登場したグリーンサブの後継機。セラクロムベゼルを採用し、耐久性が向上しました。”グリーンサブ” や”ハルク” と呼ばれています。
- COMEX: フランスの深海潜水会社COMEXに供給されたサブマリーナー。ダイアルに”COMEX”のロゴがプリントされています。
4. サブマリーナーの魅力
- 高い防水性能: プロのダイバーが使用するのに十分な防水性能を備えています。
- 堅牢なケース: 衝撃や傷に強い、堅牢なオイスターケースを採用しています。
- 正確なムーブメント: ロレックスが独自に開発した高精度なムーブメントを搭載しています。
- 時代を超越したデザイン: シンプルで洗練されたデザインは、どんなスタイルにも合わせやすく、長年愛用できます。
- ステータスシンボル: ロレックスを代表するモデルとして、高いステータス性を誇ります。
サブマリーナーは、ロレックスの技術力とデザイン性を結集した、最高峰のダイバーズウォッチです。その歴史と進化を知ることで、さらに深い魅力を感じることができるでしょう。
5. さらにマニアックな情報
- ベゼルインサート: 年代やモデルによって、ベゼルインサートの素材や色が異なります。
- 文字盤: 年代やモデルによって、インデックスや針のデザイン、夜光塗料の種類が異なります。
- リューズガード: 年代やモデルによって、リューズガードの形状が異なります。
- ブレスレット: オイスターブレスレット、ジュビリーブレスレットなど、複数の種類があります。
サブマリーナーは、奥深い世界を持つ時計です。特にヴィンテージモデルになると、様々なレア個体があります。しかしヴィンテージモデルのロレックスの希少性は、いかにオリジナルのパーツであるかが重要であり、流通している時計は、リダン品(手直し)された物などが多く出回っているので、手を出すのは専門的な知識のある人やお店での購入をお勧めします。