前から欲しかったレアなロレックスを探した話 後編
「時計にまつわる〇〇な話」は、レアモンクエストが継続しづらくなった今、タイトルだけを変えて結局続けようと悪あがきする諦めの悪い漢の物語である。
ドラクエで主人公の名前を「キモイ」にして、みんなから「キモイよ」って言われて喜んでいるドMのオサーンです。
この日は前から予定が入っており、朝から新幹線に乗っていた。
大雪の名残がある滋賀県を通り過ぎ、向かう先は1月半ばにして既に2度目の花の都・大東京です。今回は自分の遠~い親戚(会ったのは1回だけ)がライヴをするということで、こんなところにやってきました。
ファンの年齢層もすごく幅の広いライヴで、私も違和感なく溶け込むことができ、(一曲も知らない僕ですが)存分に楽しむことができました。
でもそれ以上に楽しめたのがこれ。
お顔は隠させてもらいましたが、こんな姿の女性が多数会場にいる。私はライヴよりもそっちに釘付け。少し目元がキツく見えるメイクをされてるので、ドM開花のオサーンは興奮がアンストッパブル。コスプレのお店にこれからハマりそうな心の変化を感じた2022年初頭であります、はい。
※許可をもらって、現地で撮影しております
ということで無事にライヴも終わり熱気冷めやらぬ状態で、今回、快く時計の取引に応じて頂いた方の元へと向かいます。
今回、私の滞在先が池袋ということだったので、「場所は有楽町マルイ前にしましょう。」というご提案。台東区の吉原界隈なら詳しいのですが、あまり土地勘のない私はオロオロしながら挙動不審な行動で現地へ向かいます。
当初から連絡を取り合っていたのは女性で、待ち合わせの有楽町マルイ前での初対面は、衝撃の一言。
まぁ何とも美しい方!ターノグラフのことを一瞬忘れてしまった・・・
「近くのカフェ、お取りしてますのでそちらで(^^)」
とのこと。デキる女性である。軽くご挨拶を済ませてそのカフェに入ると、女性の彼氏がテーブル席で座って待っている。これがまたイケメン。ジェラシーを感じ、一人の女性を取り合うバトルとなる寸前だったが、ここは人生の先輩として一歩引くこととした。どうやら彼女の心も残念ながら私に向いてないらしく、早速、本題に入ります。
セミヴィンテージなレザーストラップのデイデイトを着けたイケメン彼氏さんと、私のことなど全く眼中になくお金を数える彼女。そして目の前には探していたターノグラフが登場!
うん、全て揃った完品だ。何度となく正規店や並行店で見てきたが、今のようにあまり見なくなってきたら欲しくてしかたない。うれしい。色々今まであったが、とうとう手に入れることになった!
(結構高い)コーヒーもご馳走になり約10分程度と短い時間ではありましたが、時計の好きな彼氏さんのなかなか羨ましいお話も聞けて、時計談義に花が咲きました。
お二人とも、大変お世話になりました!
このまますぐにでもホテルに戻りたいところだが、人の財産を食い尽くさんばかりの姪っ子と待ち合わせをしているので、そのまま食事に行く。
洒落ているのか洒落ていないのかよくわからない食事が出てくる。吉牛で良いんだよ、吉牛で。
食べ終わるとすぐに体調不良だと言い訳をして何とかホテルに戻ってこれた。さすがにオミクロン株が広がってきているので、納得したようだ。
それにしても部屋が暑い。乾燥も酷い。どこのホテルかは言いませんが、たとえ一泊でもくつろげる宿が一番ですね。フロントスタッフの応対は良かったんですけど、建物が古いのかも知れません・・・
そして、手に入れたターノグラフ日本限定をパチリ。私の心のような純白の文字盤が美しい。
翌朝は乾燥で喉が枯れるほど違和感がありましたが、そんな喉を潤す為に “あの場所” に向かいます。
そう、BANANA JUICE TOKYO さんです。残念ながら今回私は一人ではなく、親戚のBBAを連れての来店。
一人ならバイトのお姉さんと楽しくお喋りできたのに、クソーーッ!
ランナー共用ポイントカードにサイン。見慣れたお名前が並んでました。いつかご一緒しましょう。
書き初めができるぐらい真っ黒な墨汁ドリンクを流し込みました。イケメンオーナーともご挨拶できたので、帰りの新幹線の時間まで銀座ブラブラ、略して銀ブラします。
その前にお昼ごはんをどこにするか、連れのBBAと探しながらウロウロ。すると、
ここがいい!
と、一軒の店を指差す。
わざわざ東京で名古屋名物・・・でも早く一人で好き勝手に行動がしたい私は
「うん、じゃここで。」
とすぐに決定。でも心の中では、
「おい、テメー!俺は何度も名古屋で食ってんだよ、バキャーロー!」
と叫んでいる。
でも、美味しく頂きました。
親戚のBBAとはこの後別れ、一人で少しだけ行動します。そういえば、私が東京に来るのはほとんど平日。この日のような祝日は珍しい。
しかし何か違和感が…田舎者は驚きのあまり、銀座の中心で叫んだ。
ホコ天なってんぢゃん!
普段と違う光景に興奮しながら銀ブラ満喫。そこで発見、スウォッチビル!
何度も銀座に来て、初めて立ち寄ります。しかも各ブランド毎に専用エレベーターがあるのにはビックリ。
案内してくれたお姉さんに、
「えらいスウォッチ、儲かってますね!」
と言ってしまった。贅沢すぎますね…さすが本社、さすが銀座…
この後、少しロレックスを回りましたが収穫なしでした。でも時計だけではなく、見てるだけでも田舎者には刺激的。
近未来的な車も見れました。そして少し疲れたので甘いものを食べようと、オッサンがパフェと紅茶を頂いたら、ぼったくりバーのような値段にも銀座を感じました。
帰りの地下鉄のホームでレシートを見ながらむせび泣きました。これが銀座なんですね…スタバが安く感じる…
でも今回の東京一泊は、普段と違う時計の購入ということでとても有意義、数十年ぶりに音楽のライヴも見れて楽しかった。今度はしっかりとターゲットを定めてロレックス正規店巡りをしたいと思いました。
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