シン・レアモンクエスト 第1話

新型コロナウイルスに感染したけれども何とか職場に復活、「味覚とか大丈夫ですか?」と心配してもらったので、「味覚は大丈夫だけど手の感覚が戻らなくて・・・」と言いながら近くの女子社員の胸を触ろうとして新年早々クビになりかけたオサーンです。慰謝料はお食事に誘うことで許してもらいました。

いやぁ~、世知辛い。え、何がって?関西のロレックスですよ。2023年、年が明けて多くの店舗で事前予約制というシステムに移行。ロレックスは好きだけれども、行きたくても行けないなら指を咥えてジッとしているしかありませんよね。「相場が下がったら急に買わなくなった」とか言われますが、買いたくても入れないんじゃ、どうしようもありません。ホント、不本意ながら今後はより一層、東京エリアにお世話になるしかない、そう思う今日この頃です。

そんな僕ですが、取りあえずは事前予約の登録(抽選)には参加するようにしています。ただ、よく “裏縛り”“闇縛り” などと言われる店舗独自の購入制限というのがあり、仮に事前予約が当選しても直近半年以内などの購入履歴があれば、行っても結局買えない店舗にはエントリーしてないんです。揚げ足を取るつもりはありませんが、“裏縛り” とか言いますが、正規店で購入した時にハッキリと

「次回、当店でのご購入は〇カ月程度空けていただくようにお願いしております。」

と伝えられるので、裏でもなんでもなく店舗独自ルールということですね。ある店舗だと、1年間は買えないってところもあります。ということで現状、色々なところで購入してしまっている僕はエントリーするところがほとんどない状況・・・贅沢な悩みですね、はい。そんなこんなで、「今年は買わない」と多方面で言ってますが、実際のところは「行く機会がない」と言った方がいいのかも知れませんね。そういった理由で、今年はブログも全く更新することもないでしょう・・・ではでは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入店制限?そんなの気にしてられねーよ!

予約なくても入れる店舗が一つでもありゃ、そこで買うまでよ!あっ、セクハラしちゃった職場の女子との食事を先に、ということでちょっとリッチなランチタイムを楽しみました、はい。

メシを食う約束は果たした。痛い出費だが、訴えられるよりマシか。満足して帰ってもらった(交通費自費)。そしてその足でこちとら早速向かうは、大阪で予約なしで入れる店舗へ!レッツゴー!!

※画像はイメージです

長らく行ってなかった大阪のある店舗、そういや少し前に来たときは、年配の髪型が松田聖子ちゃんのような店員さんがいたなぁ・・・なんて思いながら駅の改札を出てお店へ向かう。前からお世話になっている気さくに声を掛けてくれる顔見知りの店員さんがいてくれたらいいのになぁ。

ロレックス入口に立つ警備員さんが、「どうぞ消毒してお入りください」という。待ち時間ゼロ。これはラッキーだ。こんな日は絶対に良いことがあるに違いない。なんせ、ランチもクソ高いメシを奢った日だ(恩着せがましい僕)。ロレックスに入ると客はゼロで女性店員が2人スタンバっているように見える。がしかし、お世話になっている店員さんは見当たらない。すると正面にはあの “なんちゃって聖子ちゃん” がいるではないか!一瞬ひるむオサーン。もう一人は綺麗な細身の店員さん。何気に背後に気配を感じてふと振り返ると、ん?え?こっちにも “なんちゃって聖子ちゃん” がいる。なんだ? “なんちゃって聖子ちゃん” が二体いる。どういうことだ?店内中央に鏡でもあるのか?それとも双子か?

 

 

このキョドッた状態のオサーンは、近くにいた綺麗な店員さんに声を掛けるも、もう敗戦濃厚。正面には “なんちゃって聖子ちゃん I” が、 “なんちゃって聖子ちゃん II” には背後を取られている。オセロなら僕も “なんちゃって聖子ちゃん” に裏返っている。これは体制決したも同然。まさか、分身の術を使うとは、いやはや恐れ入った。会話はズタボロ、完敗である。

その後、他の店舗へも向かう。

※画像はイメージです

目的の建物に入りロレックスに着くと、入口で手板(バインダー状のもの)を持った男性店員が立っている。ま、この時間から整理券を取っても今日は入店できそうもない番号しかないだろうが、一応聞くだけ聞いてみようと思い手板の店員さんを見ると、僕が最も苦手とする店員さんだった。不敵な笑みを浮かべ、やけに丁寧な喋り方、容姿などで判断するのは良くないが、どうも僕には慇懃無礼(いんぎんぶれい)に感じる。

そして入店前からバトルが始まる。

手板店員:手 / オサーン:オ / 対応してくれた店員:店

オ:「すみません、今日はもうこの時間だしムリそうですか?」

そういいながら入口の店員さんの顔を見る。

手:「いらっしゃいませ。いいえ、ご入店できますよ。(ニチャア)」

え?整理券いらないのかな?

オ:「順番は・・・そのまま入れるのですか?」

手:「申しました通り、さようでございます。(ニチャア)」

気軽に、『そうですよ~』とか『どうぞ』って言ってくれたらいいのに、何か嫌な言い方だなぁ・・・でもすんなり入れたのは凄く久しぶり。あんまり腹を立てても仕方ない。店内に男性店員さんが一人いて、この方は、話しやすそうだ。

オ:「あの~、探しているモデルがあるのですが・・・デから始まるモデルなんです。」

ちょっと面倒くさい客になっているが他に客がいないので良しとする。

店;「はぁ、デですか・・・デイトナ、ですか?」

それでもいい。デイトナでもいいと心ではそう思ったが今回はハズレにする。

オ:「違うんです。チャンスはあと一回。」

店:「デイトジャスト、いや、デイデイトですね!」

結構ノリがいい。

オ:「正解!。さすがですね、〇〇さん。正解した〇〇さん、アイゼンキーゼルを提案できるチャンスを得ました。」

店:「ハハ、ハハハハハ、ハハハ、ハハ、ないです。」

クソッ!このまま行けるかと思ったがそこは正気か。

オ:「冗談はさておき、どうなんですか?デイデイトの入荷はどんな感じなんですか?」

正直言って、これは無意味な質問だ。コンスタントに入荷があろうが、そうじゃなかろうが出てくるかどうかは関係ない。

店:「そうですね、実際のところ入荷のペースは変わらない感じですが、お求めになられる方が多くなってまして・・・」

その答えは間違いないだろう。入荷はわからないが、デイデイトの人気が非常に高いと聞く。

オ:「そうみたいですね。どこに行っても、今は厳しい答えが多いですもんね・・・ないものは仕方ないので、また今度来た時にあれば、よろしくお願いします。」

振り向けば手板店員が出入り口のベルトパーテーションを開けて僕の退店を待っている。く、悔しい。負けた感覚を覚えた。

時間も時間なので、今日寄れる最後の店舗へ向かいます。

※画像はイメージです

数日後には事前予約制となるこの店舗、並んで入ることは当分ないだろう。入店の列後方に並んでいると、前にはスラ~っとスタイルの良い女性が、年の頃なら25歳ぐらいか。僕は前に並んでいる人に声を掛けるクセがある。しかし美女だ。ここは引っ込み思案で人見知りをする僕だが、意を決して声を掛ける。

オサーン:オ / 美女:美

オ:「すみません、よくここには来られるのですか?」

紳士的に、そして声を1オクターブ下げて言う。

美:「あ、はい。彼氏がロレックスで欲しいのがあって、私も一緒に探しているんです。」

羨ましい上に理解のある彼女だ。ますます魅力的に感じる。少し距離を詰める。

オ:「ちなみに何をお探しなんですか?」

美:「ステンレスのデイトナなんです。」

なるほど、この女性の彼氏は恐らく20代後半~30代前半、若造が背伸びしてるんだな。

オ:「実は私、デイトナなら・・・」

と自慢をしようとしたとき、どこからともなく50代半ばの恐ろしいほど金持ちそうな男性が現れた。

男:「おう、お待たせ。この方、知り合い?」

う、う、羨ましい。こんな若い綺麗な女性と付き合っているのか?敗北感が沸き上がる。

美:「あ、全然知らん人。」

やっぱり黙って賢く並んでいる方が良かった。またしても余計な敗北感を感じ、自分が情けなくなった。そしてこんな日は、何をやってもダメだということがわかった。入店し、欲しいモデルを伝えると在庫確認へ裏へ行くも “絶対探してへんやん!” というぐらいのスピードでリターン、「ございません」を全身に浴びた。

 

この日、お世話になっている時計ブランドの店員さんからのお誘いで『時計組み立て体験』というイベントに参加するためにブライトリングに行くこととなっていた。

「お待たせしました。どうぞこちらへ。」

テーブルにセッティングされたムーブメントと工具を前に、向かい側にはブライトリングの技術者が。軽く挨拶をし、私はムーブメントにヒゲゼンマイをセッティングしたりと慣れない手つきでマンツーマンで教えてもらいながら進める。

部品のあれこれも教えてもらった。純粋に楽しかった。技術者という職業にも興味があり、質問も多くした。

結局この日はロレックス正規店に3店舗回り、得する情報も何も得られなかった。ツイッターを見ていると、この日も購入されている人が多く見受けられた。だから負け惜しみのツイートをしておいた。

数日後に事前予約が当選している店舗があるから、1月のマラソンは次で終わりの予定。期待せずに・・・