SEIKO Re-Creation Of King Seiko “KSK” SJE083
- 2020.12.23
- セイコー 国産ブランド
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セイコーウオッチ株式会社は、セイコー創業140周年を記念して、「キングセイコー」のデザイン復刻モデルをリリースします。
キングセイコーとは、かつてセイコーが所有していた高級国産時計ブランドで、1961年に初代キングセイコーが誕生しました。前年の1960年に最高級ブランドとしてグランドセイコーが誕生しており、この両ブランドで、日本の国産時計市場を牽引していきます。諏訪精工舎でグランドセイコーを、亀戸・第二精工舎はキングセイコーという両輪でセイコーは世界的にも知名度を高めていきます。
1965年発売、キングセイコー “KSK”
しかし1975年、皮肉なことにセイコーが世界の時計界に巻き起こしたクォーツショックと呼ばれる安くて高精度の時計が人気となり、機械式時計を作る各ブランドは縮小、衰退していきました。キングセイコーもその一つでした。
さて、セイコー誕生から140周年を迎える2021年ですが、キングセイコー誕生60周年ということにもなります。2020年はグランドセイコーの60周年だったことを考えると、そこまでの規模とはいかないまでも、もしかするとまだまだ何か出てくるかも知れません。
デザイン復刻にあたり、ベースモデルとして採用されたのは、“KSK”と呼ばれた1965年発売の2代目キングセイコーです。
“KSK”はエッジの立ったシャープなケースやガラス形状により、キングセイコーにおけるデザインのオリジナリティを確立したモデルともいえます。特徴的な太くしっかりとしたかん足を備え、低重心化が図られた高い装着性・実用性を叶えるフォルムは今回の復刻モデルにも受け継がれています。
ケースサイズはオリジナルモデルの36.7㎜から、現代的な38.1㎜へサイズアップ。当時のアクリルガラスのシルエットを、より広い見切りで再現すべく開発した新形状のボックス型サファイアガラスによって、オリジナルモデルが醸し出す格調高くも柔らかな雰囲気を再現しつつ、視認性や耐傷性の向上を実現しています。
裏ぶたの表示レイアウトや、キングセイコーブランドのアイコンともいえる「盾」をモチーフとしたクレストマークがあしらわれたイエローゴールドカラーのメダリオンもオリジナルモデルを彷彿とさせ、細部に至るまで、“KSK” の意匠が継承されています。
また、数量限定の証として、「Limited Edition」の文字と1/3000~3000/3000のシリアルナンバーも記されています。
個人的な印象としては、凄く良くできていると思います。注文を付けるなら、ケースバックのシリアルナンバーなんか、しっかりエングレーヴしてもらったら、もっと恰好良かったかなぁ・・・なんて贅沢なこと言ってます。
でもこの尾錠なんか、雰囲気あっていいですね。私は貧乏性なので、こんなモデルを買ってしまうと、なかなか着ける機会がなく、見ているだけになってしまうかもしれません。
オリジナルは手巻きだったのである程度の薄さを実現していましたが、今回は自動巻き「6L35」を採用。しかしこのムーブメントは、セイコーの現行機では最薄ということで、オリジナルに対して0.5mmの差だそうです。
セイコー創業140周年記念限定モデル
キングセイコー “KSK”復刻デザイン
ケースサイズ |
|
ケース素材 | ステンレススチール |
ケースコーティング |
ダイヤシールド |
ガラス材質 | ボックス型サファイヤ(内面無反射コーティング) |
耐磁 | 有り |
重さ | 66.0g |
防水 | 日常生活防水(5気圧) |
ストラップ | クロコダイル |
キャリバー | 6L35 |
精度 | 日差+15秒~-10秒 |
パワーリザーブ | 45時間 |
巻き上げ | 自動巻き(手巻き付き) |
機能 | |
仕様 |
|
限定 | 3,000本 |
価格 | 385,000円(税込み) |
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