ROLEX Turn-O-Graph Ref.6202

レア度★★★☆☆

ロレックスで初めて採用された両方向回転ベゼルが、回転してゼロに戻るという意味から、ゼロをアルファベットの“O”になぞられて命名されたのが“TURN-O-GRAPH”である。1950年代に発表された「ターノグラフ」のファーストモデルである。そして初期型の特徴としては、スッと伸びた針ではないだろうか。同じRef.6202であっても、後期モデルはベンツ針が採用されているのだが、初期型モデルにのみ、当時のドレス系モデルに採用されていたストレート針(ペンシル針)が使われ、ドットマーカーが先端に設置されたトップドット秒針も、初期モデルだけにみられる特徴である。双方向回転ベゼルのデザインもサブマリーナに伝わっていく進化の歴史を感じさせるポイントである。

ストレート初期型の特徴である

ペンシル針と同じく初期型ターノグラフRef.6204Ref.6205初期型サブマリーナに共通で採用されているのが、通常の15分までの1分刻みの目盛りを備えたベゼルとは異なる5分刻みのベゼルである。Ref.6202の場合、大きな5分刻みの目盛りのほか、細かい1分刻みの目盛りがベゼル1周、レイアウトされている。秒針の先端にドットを配置したトップドット秒針も初期モデルにだけ見れれる個体で、後期モデルからはベンツ針とミラー文字盤に変更、秒針のドットマーカーも、位置が下の方へと移動し、サブマリーナに似た仕様となる。

後期モデルはベンツ針になっている

そして、初期モデルの特徴として、ネジ込み式リューズのトップにクラウンマークと共に、”+”マークが刻印されている。これは、1950年代前半かそれ以前のセミバブルバック、バブルバックを採用したモデルにみられる。後期からはツインロックに変更。マークも”-”が刻印された。
サブマリーナを始め、ロレックスのスポーツモデルの原点という歴史的なモデルであり、価値が非常に高い。

リューズの王冠マークの下には”+”の刻印が初期型にはある

 

オークション参考落札価格 : 2014年 クリスティーズ 約2,500,000万円

スペック

ケース素材 ステンレススチール
ブレス素材 ステンレススチール
ベゼル 回転ベゼル
ブレスタイプ オイスターリベットブレス
風防 プラスチック
ケース径 36mm
ケース厚 12mm
ムーブメント 自動巻き
キャリバー Cal.A260
振動数 18,000振動
パワーリザーブ 48時間
製造期間 1950年