ROLEX Submariner Ref.6204

レア度★★★★★

ロレックス」という限られた世界だけではなく、時計界全体の中で見ても傑作ダイバーズウォッチとして君臨していると言っても過言ではないモデル、”サブマリーナ”。潜水時間を計測するために目盛り付き逆回転防止機能付き回転ベゼル、視認性を考慮した大きめのドットインデックスなど、現在では当たり前になっているダイバーズウォッチの基本は、この”サブマリーナ”が基となっていると言われている。
1954年の発売以来、ロレックスでも屈指の複雑な進化を遂げているが、その原点と言えるのが、1954年のバーゼルワールドで発表された サブマリーナRef.6204″ である。
最大の特徴は、ベゼルと針のデザインだろう。通常、サブマリーナには12時位置のベゼルトップから最初の15分まで、1分刻みの目盛りがレイアウトされているが、この1stモデルのみ、その15分までの目盛りが存在しない。全て、5分刻みの目盛りである。

また、現行モデルではベンツ針を採用しているのだが、Ref.6205/Ref.6204にはペンシル針が採用されているのも特徴である。他、秒針の先端にドットが付いているのも初期モデルの特徴のひとつである。しかし、視認性の問題からなのか、1955年頃からは現行のような、先端より下の部分にドットを配置したデザインに統一されている。クラシックな雰囲気を醸すペンシル針と、先端に小ぶりなドットを備えたトップドット秒針。Ref.6205の後期からは現行モデルと同じくベンツ針が採用され、秒針のドットもトップからやや下へ変更されてしまっているのは、完璧な実用性を求め続けるロレックスの姿勢でもある。

そして注目すべき点が他にもある。それは、初期モデルを象徴する「+」の刻印が入ったリューズである。

ロレックスの象徴であるクラウンマークのしたに刻印された「+」マークは、Ref.6204/Ref.6205/Ref.6536の初期モデルなど、1950年代前半から、それ以前のモデルに見られる特徴的なデザイン。後期からは、ツインロック式リューズを意味する「-」に変更されてしまうため、コレクターにとっては見逃せないレアポイントの一つと言える。

ちなみに価格であるが、市場ではほとんど見かけることはない。クリスティーズなどの世界的な大手オークションで、2000万円近い価格で取引されているようである。まさに、幻のモデルとなっている。

スペック

ケース素材: ステンレススチール
ブレス素材: ステンレススチール
ブレスタイプ: オイスターブレス
ベゼル: 回転ベゼル
風防: ドーム型プラスチック
ケース径: 37mm
防水: 100m
ムーブメント: 自動巻き
キャリバー: Cal.A260
振動数: 18,000振動/時
パワーリザーブ: 約36~48時間
製造期間: 1953年~1950年代後半