ROLEX Sea-Dweller Ref.16660

オススメ度★★★★☆

ヴィンテージロレックスの域に入っているモデル、Ref.16660・通称トリプルシックスである。正確には1978年から製造が開始された2ndモデルである。Ref.ナンバーからロレマニアの間では「トリプルシックス」と呼ばれており、1stモデルとの違いは、防水性能が2倍の1,220mに強化されているところである。それ以外は、あまり変わらない感じがする。しかし、細かな点では改良がなされており、まず風防の素材が強化プラスティックの先代からサファイアクリスタルへ。形状も、ドーム型からフラット型へとなった。その他、ヘリウムガスエスケープバルブの直径の効率化やブレスレットも当時のスポロレの中ではトップランクの削りだしフラッシュフィットを持つタイプへとなっていた。

希少性

Ref.16660の初期生産の個体にはトリチウム夜光が使用されており、それが経年劣化による変色がみられる。この「焼け」がプレミアとなったりしており、その夜光に金属フチがあるのとないのとでも価格の差がある。そして、このRef.16660には激レアモデルが存在する。それが下の画像のものだ。

そう、マニアの間では有名な「comex」である。コメックス社はフランスで設立された世界初の潜水作業専門会社である。1964年にCOMEXのダイバーが装備していたロレックス・サブマリーナの風防が吹き飛ぶ事故が起きた。潜水作業を終え、水上に上がる際 酸素に混ぜたヘリウムガスが減圧に耐えれず膨張し内側から風防を吹き飛ばし破壊した。これは、飽和潜水時の加圧・減圧工程でヘリウムが混入した酸素を取り込むため腕時計に入るもので、浮上の際にはこのヘリウムガスを抜く必要がある。通常のダイビングでは入ることはないのだが。

そんなロレックスのプライドを傷つける事故が発生したからには、このヘリウムガス排出バルブを搭載するしかない。そう考えたロレックスは、開発に乗り込んだ。そして、コメックス社の公式スポンサーになったロレックスは、いくつかのモデルに「comex」を記載したダイアル、ダブルネームを少量生産してくこととなった。しかしこれは流通量の少なさから超プレミアモデルとなっている。

 

価格帯

フチありの比較的新しいタイプになると、60万円台から購入できる。これは結構お買い得かと思う。しかし、フチなしの個体となると、140万円辺りからとなる。これがコメックスダブルネームだと・・・1000万円近い価格となっている。これ、当時に購入している人がいたら、相当アツイですね。

スペック

ケース素材 ステンレススチール
ブレス素材 ステンレススチール
ベゼル 逆回転防止ベゼル
ブレスタイプ オイスターブレス
風防 サファイアクリスタル
ケース径 40mm
ムーブメント 自動巻き クロノメーター
キャリバー Cal.3035
振動数 28,800振動
製造期間 1978年~1990年