ROLEX Oyster Ref.6429 ‘COMMANDO’

レア度★★★★☆

一目みると、普通のヴィンテージロレックス・手巻きオイスターだが、”コマンドー”と呼ばれるレア個体である。6240 のレファレンスを持つコマンドー、マットブラックの文字盤にエクスプローラー風の「3・6・9」のアラビア数字インデックスが特徴である。色々と似ているモデルがありますよね、例えばエクスプローラーI Ref.1016 や、エアキング Ref.5500 とか。ということで、それらをベースに改造されたものであるという噂が一般化し、あまり注目されていなかったそうです。ちなみにエク1はケースサイズが35mmエアキング32mmと違いがある。そんな中、1970年代当時の広告が見つかったことがきっかけで、一気に注目されるようになった。実際に存在が証明された。しかし正直言って、まだこのモデルに関しては謎が多い。

“COMMANDO”の表示がないモデルも存在している

価格帯

このモデルが販売されていたのが、アメリカ軍基地内購買部とアメリカンファッションブランド・アバクロンビー&フィッチにおいて、少量販売されていたという事実があり、やはりレアなモデルなのは間違いない。しかも当時の販売価格が判明している。当時の価格で108.75ドルだったそうだ。時代の違いで物価の違いが大きいとはいえ、価格設定はやはり安い。ということは、ロレックスがアメリカ向けに廉価版として販売したモデルなんでしょう。これ、実は日本でもよくある構図なんです。「カネボウ×クリスチャン;ディオール」、「ワールド×ラルフローレン」、「デサント×アディダス」、そして「三陽商会×バーバリー」です。この関係わかりますでしょうか?この関係は説明が長くなるので下に別途書いておきます。

夜光の’焼け’がヴィンテージ感を出していて素晴らしい

スペック

ケース素材: ステンレススティール
ブレス素材: ナイロン/ステンレススティール
ブレスタイプ: NATOストラップ / オイスター
ベゼル: ドームベゼル
風防: プラスティク
ケース径: 34mm
ケース: スクリューバック防水
ダイヤル: マットブラック
キャリバー: Cal.1225
ムーブメント: 手巻き
時分針 ストレートハンド
製造期間: 1967年~1972年

日本企業×海外ブランドの話

上に書いていた日本企業と海外ブランドの話になります。知っている方も多いかもしれませんが、ロレックスもそうした作戦を立てたのかもしれないと勝手に思っています。

それは、一番最近の話だと「三陽商会×バーバリー」です。バーバリーはイギリスを代表するハイブランドです。それこそコート1着何十万の世界です。しかし数年前まで日本に来た旅行者はビックリしたそうです。そう、数万円でバーバリーを買えた。なぜか。それは、バーバリーが日本のマーケットに進出するのに敷居を低くし、ブランド名を広める戦略をとったからです。そのライセンスを三陽商会という会社が請け負った。そう、安いバーバリーの服でありマフラーなどは三陽商会の作る商品だった。これはコピーではなく、ライセンス品なんです。でも日本の会社が作るモノなので、商品は良いモノですよ。バーバリー・ブラックレーベルとかがそうですね。本来のバーバリーにはないラインです。それは、上に書いたアディダスやラルフローレン、ディオールもそうです。そしてそのブランド名が浸透したら契約を解除し、本国のレギュラーラインを売り出す戦略です。バーバリーは日本を捨てた感じなんですけどね。

そう考えると、ロレックスのムーブメントがETA製とかだと、ちょっと嫌ですよね。そんなことをロレックスはしないから人気があるのですけど、他国に広めるための戦略として廉価版を作ったというのがオサーンの印象です。違ったらロレックス様、すいません。