ROLEX Milgauss Ref.6541

レア度★★★★☆

初期型-レッドトップステンベゼル

独特の形をした秒針。表面に規則的な凸凹を施したハニカム文字盤。全てがユニークであり、その対象する使用者も独特であった。耐磁性を極限まで高め、レントゲン技師や強い磁力にさらされる職業の人を対象とした珍しいモデルである。
そんな1stミルガウスであるが、実はこのレッドトップステンレススティールベゼル搭載の初期型、ポリッシュされたスムースステンレススティールベゼルを搭載した後期型と、2つのモデルが存在しており、ミルガウスの1stモデルといえば、この「レッドトップステンモデル」が一般的である。
当時は、この独特のデザインと独特の性能により敬遠されることとなり、売れなかった。そして、今となってはほぼ国宝級のレア度を誇るようになった。

2016年 クリスティーズ・約2300万円

後期型-ポリッシュベゼル

1960年頃に発表される2ndミルガウスと同じポリッシュベゼルを搭載した後期型1stミルガウスである。実はこの後期型、「偽物疑惑」があった。なぜなら、ポリッシュベゼルを後付けした偽物が一時期流通したことで、「1stミルガウスは回転ベゼルだ」という意見があり、このスムースベゼルの存在自体が疑われた。
しかし実際にロレックスのOH(オーバーホール)を正規に受けた個体が見つかり、ポリッシュベゼル自体が偽物ではないことが証明された。実際は偽物が出回っているということで、なかなか手を出しにくいモデルではあるが、OHの修理証明書が添付された個体だと安心できる。そんな個体が市場に出てこれば、「レッドトップステンレススティール・初期型」よりも高値が付いてもおかしくないであろう。しかし、初期型・後期型どちらであっても、実際に店舗などでもう見かけることはほぼ不可能であろう。超不人気モデルから年月が経ち、激レアモデルとなった1stミルガウスを拝んでみたいものである。

スペック

ケース素材: ステンレススチール
ブレス素材: ステンレススチール
ブレスタイプ: オイスターブレス
ベゼル: スムースベゼル、プラスチック回転ベゼル
風防: プラスチック
ケース径: 37mm
ケース厚: 13.5mm
重量: 約110g
防水: 50m
ムーブメント: 自動巻き クロノメーター
キャリバー: Cal.1065M、Cal.1066M、Cal.1080
振動数: 18,000振動/時
パワーリザーブ: 約48時間
製造期間: 1956年~1960年代初期