人気スポロレの正規店購入を考察する Part.18

前回、ロレ友がまさかの”シードゥエラーRef.126600“をゲットしたと言うことで、負けてはいられない。そう奮い立ったオサーンはいざ戦場へ向うのだか、あまりの寒さに家を出るのを躊躇した。

俺も欲しい 赤シード 初めて手にした あの重み 俺も欲しい

その欲望だけがオサーンを動かす。何とも情けない話だが、どう思われようが気にしない。どのモデルでもSSならいいか…弱気になり何に狙いを絞ろうかと悩みつつ、電車でGO!!

最初に向かった先は「神戸」。ここでイッチョ、購入してやろうと気合満点で”大丸神戸店“へ。しかしここでタイミングを間違ってしまう。店内は中国人でいっぱいである。こんな時に「スポロレありますか?」なんて聞いて出てくるはずがない。一応店員さんに確認はしたものの、手ぶらで退散。そのまま”そごう神戸店“へ向かった。しかし寒さのあまり、トイレが近い。用を足してからロレックスへ行くがここで”大丸神戸店“でみた中国人がそのままおるやないかい!

残念無念でそのまま電車に乗り移動を再開、”あべのハルカス“に向かう。この移動だが、「空振り」したあとに乗る電車ほど酔う。寝不足もあるのだが、かなり辛い。周りには”ユニバーサルスタジオジャパン“へ行く人達もいて、折れた心と彼らとの温度差を非常に感じる。そんなこんなで到着し、店内へ。ここではスポロレを買いたいアピールしているワカゾーがいる。ここもダメか・・・他の店員さんに聞くが、そんな状況なので出てくる訳がない。

ダメだぁ〜!

再び移動するオサーン。地下鉄に乗り、難波で降りる。ここには”高島屋“がある。祈るような思いでロレックスに向かった。うむ、誰もいない。

オ「探しているモデルがあるのだが・・・」

店「はい、どのモデルでございましょうか?」

オ「ステンレスのモデルで・・・」

店「申し訳ございません。只今プロフェッショナルモデルのステンレスはお品切れでございます。」

オイッ!まだプロフェッショナルモデルとは言ってないぞ!」食い気味に否定され、完全に心が折れたオサーン。くたびれて、ふら付きながら御堂筋を歩くオサーン。そんなオサーンの耳に入ってきた音楽。だんだんと大きくなる。

「♪バ~ニラ バニラ バ~ニラ求人 バ~ニラ バニラで高収入♪」

オサーンもギャルなら働きたかった。高収入には断然興味がある。いや、そんなことを言っている場合じゃない。しかしこのメロディーが耳から離れない。そうだ、こんな時は店に入って気持ちを入れ替えよう。そう思ったオサーンの前に現れたのがそう、

吉野家」ではなく「YOSHIDA」こと“オーデマ ピゲ“正規販売店である(今回は御堂筋側から写真を撮ってみた)。”バニラの呪い”を解くには雲上へ助けを求めなければ!と、飛び込んだ。この店の人は店員というよりも、コンシェルジュである。

コンシェルジュ:コ / オサーン:オ

オ:「ゼェゼェ・・・」

コ:「いらっしゃいませ。本日は何かお探しのモデルがあおりでしょうか?」

オ:「はい、バニラの・・・いや、先日寄せて頂いて大変良かったのでまた見せてもらおうかと。ロイヤルオークです。」

コ:「さようでございますか。ありがとうございます。さぁ、こちらへ」

例のごとく、奥の方へ拉致案内してもらう。

コ:「只今、こちらのモデルがございまして、いかがでしょう?オサーン様の今日のお召し物には大変お似合いかと。」

オ:「これって、ゴールドですよね・・・ステンレスのは・・・。」

ここから先は、極秘の会話内容

オ:「では、これで失礼します。またよろしくお願いします。」

コ:「ありがとうございました。何かありましたら、お電話でもすぐにお申し付けくださいませ。」

そんなこんなで店を後にしたオサーンは、ふと”バニラの呪い”を思い出した。そして愕然とした。

やってしまった!(しかも盛大に)今日はスポロレを買うつもりだったのに、APぢゃねーか!どこからそんな金が・・・こ、これはバニラのようなカラー・・・ま、まさか。”バニラの呪い”は思っていた以上に強力だったようで、雲上へ逃げてもムリだったようだ。我に返ったオサーンですが、シャレにならんです。これから先の生活を考えないといけないです。庶民が手を出してはいけない領域に手を出してしまいました。めちゃ格好いいけど。

ま、呪われたのだから仕方ないですね。「バニラの呪い」にはくれぐれも皆さま、お気をつけください。

気が向いたときに、この時計のレビューを書きたいと思います。今は嫁にどうやってごまかす言い訳をするかで頭がパンクしそうです。