人気スポロレの正規店購入を考察する シーズン2-25
今日は関西地方、お天気がよろしくない。少し時間ができそうなのでパトロールに行くのにバスに乗り込んだのですが、学生時代の同級生と同じバスとなりました。公共の場なのでヒソヒソと話をしていると、修学旅行生らしきケバケバしい女子高校生が関東の言葉を操り、結構なボリュームで話をする。
「私って雨が降るとテンション下がるタイプじゃん?」
何だその内容。しかしそれを聞いた元同級生は、この発言に火がついた。そしてまぁまぁなボリュームでオサーンに話しかける。
「俺って息止めると苦しくなるタイプじゃん?」
訳がわからない。しかし車内客は笑いを必死で堪えている人多数。ならば私も黙ってられない。
「吸っちゃいな。次、吐いちゃいな」
元同級生との全く内容のない会話のお陰でその後、女子高生ともお話ができ、終始和やかなバス車内でした。
今日の阪急電車の運転士さんは女性。最近は女性と男性の仕事がボーダレスというかシームレスですね。オサーンの職場でも、性同一性障害の従業員が数人います。ダイバーシティってやつです。
今回は忙しいのでパトロールと言っても範囲が限られます。行ける範囲が大阪北エリアの梅田から難波まで行けるかと言うところです。となると正規店は全部周れて5店舗。恐らく時間がないので途中でタイムアップとなるでしょう。
まずは梅田。しかし阪急梅田店のロレックスでは、往復ビンタを喰らいそうなぐらいツンとした店員さんに
「ございません」
と一言。ビンタもそうですが、そのヒールで一度、踏みつけ&罵ってもらいたい願望も少しあったりします・・・どうも阪急は、奥から出てくるイメージが湧かない。オサーンの苦手な店舗です。いや、誹謗しているわけではございません。そういうの、嫌いじゃないので。
もちろんチューダーにも立ち寄ります。クロノダークはもう厳しいとのことでした。でもここでは楽しくお話ができました。
足早に今度は向かいの大丸梅田店へ。しかしながら、こちらも手応えが全くない。あまりに早い結果で、スムーズにパトロールができます。談笑する時間を取れそうもない雰囲気でした。面倒くさい客で申し訳ない・・・大丸から出て、地下鉄御堂筋線へ向かう途中、
「こんにちは、今日は休みですか?」
女性から声を掛けられる。しかも可愛らしい女性だ。しかしオサーンは全くわからない。この年代の女性の知り合いには、風俗嬢しかいない。しかしそんな雰囲気でもない。脳内がフル回転するが出てくるのは鼻水ぐらいだ。
「今から出勤なんですよ。来られるんですか?」
「来られる?」ということは、待合わせ型ではない。しかしオサーンは店舗型は利用しない。わからない。こんな時の便利な答え、
「い、行けたら行きます。」
そう言うと彼女はニッコリ微笑んで同じ地下鉄方向へ。思い出せないのは気まずいので、地下鉄とは逆方向へ向かう。せっかくなのでヒルトンプラザのパテック・フィリップへ。ハッキリ行って、これはタイムロスだった。地下鉄に乗り行き先を決めかねている。時間が気になるので難波は諦めて心斎橋へ向かうことに。
大丸心斎橋店ではデイトジャストが並んでいる程度で門前払い状態。チューダーへも行くが、やはりクロノダークはない。ここで何気に気になったヴァシュロン・コンスタンタン。確かにヴァシュロンの時計も魅力的だが、その美しい店員さんに惹かれる。癒されるひと時。何か今日は買えそうもないが、いい日だ。オサーンはシンデレラと一緒で時間がない。仕事に向かわなければならない。
レキシアへ行こうとした時、いつもなら”カラカラ”と音を立てるしかない隙間だらけの脳ミソが、”ピキーン!“と音を立て思い出した。
あの声を掛けてきた女性、店員さんぢゃん!
行かなきゃ!せっかく声をかけてくれた。そんなにいつも話なんてしないのに!だがしかし、仕事の時間が・・・そうなんです。シンデレラオサーンは仕事へ戻る時間なんです。残念だったけど、仕事へ戻るとします・・・
否
今日は気分が良い。オサーンの仕事なんてハンコを押すだけ。ネコでもできる。そうと決まれば適当な言い訳を考えて電話をする。
電車に乗り込み、詳しくは言えないが画像で察してもらうのみですが、彼女の待つ正規店へ向かう。もう完全に遠距離恋愛をしている彼女に会う感覚だ。
店舗に着くと、彼女がいる。何とも不思議な感覚だ。
店員:店 / オサーン:オ
オ:「あっ、先ほどはどうも!」
店:「・・・、いらっしゃいませ」
エッ?さっきと全然違う・・・オサーン心をもてあそぶつもりか?
オ:「あのぉ、プロフェッショナルモデルを探しているのですが・・・」
とここでおもむろにカタログを開いて見せてくれる。しかしなぜか気になる・・・えっ?あっ、そうなの?これあるってこと?そこで開かれているページにあるモデル、それがこれ。
店員さんを見ると、目をつむりうなずいている。「据え膳食わぬは男の恥」という。言うしかない。
オ:「シードゥエラーの新作ロレゾールなんてあるんですか?」
店:「在庫があるか確認してまいります。」
このモデル、¥1,698,400 である。この出費はボーナス前には痛い。狙っているモデルではないしなぁ・・・
ずっしりした感覚。デカイ。しかし最近はイエローゴールドに目がないオサーン。
現物を手にし、気持ちが固まる。そう言えば先日もカード会社の担当の女性から、「もっと使ってくださいね♥」と言われたところだ。財布の中では数々のカードが、「今回は俺の出番!」と小学校の授業参観のように挙手をして待っている。カードも使って初めて生きてくる。死んでるカードなんて作りたくない。
ここで気がついた。これを買うと、ロレックスは儲かる。カード会社は使われて儲かる。オサーンは大好物のスポロレが手に入る。これ以上、WIN・WINの関係はない。それどころか、WIN・WIN・WINの関係だ。一個多いのだ。気付いてしまった。
誰も損をしないことを。
誰も損をしない素晴らしい決断を即座に下すところが、課長へと昇進した理由だろう。
とここで、会社から電話がかかってくる。
「オサーン課長、今日どうしても決裁が必要なんですが・・・先日の案件で・・・」
牛でも押せるハンコを押すためにオサーンに電話を掛けてくる。無能な奴だ。しかしどうやら今日中に必要のようだ。というよりも、オサーンが怒られる。
「急用でメチャクチャ急いでます。」と店員さんに伝え、取りあえず箱を用意してもらい、記載が必要なものをさっさと済ませる。
保護シールを取るのを忘れそうになり、この後店員さんが急いでシールを剥がしていました。そのままでも良かったんですけどね。
急いで会社へ向かい、馬でも押せるハンコを押してきました。しかも今日はすでに有給休暇として処理されているので、有給が1日分損しました。この貸しは、また身内の出来事などで返してもらうこととします。
しかし後輩達がオサーンの為にお弁当を用意してくれてました。ありがたいことです。やっぱり有能な部下です(手のひら返し)。
焼肉弁当いただきました。甘辛い味付けが最高でした。
帰宅後開封し、久々のゲットに気を良くしてます。
何だか複雑な気分です。あまり普段お話をしない、挨拶程度の店員さんでも覚えてくれていて、こんな出会いがあるなんて不思議なぐらいです。オサーンは若くもないし、洋服のセンスが良いとは思わないし(気にしない)、なのに気に掛けてくれているんですね。先日もツイッターで同じようなツイートがあり、ほっこりした記憶があります。でもやっぱりこういう出来事って、嬉しいもんですね。
これでまたカード会社の担当のお姉さんも喜んでくれるでしょう。”WIN × 3” の素晴らしい三角関係、「ノーベル経済学賞」を受賞してもおかしくない構図だと思います。来年、ノミネート確実ですね。
今年も残すところあと3ヶ月を切りました。実はちょっと必要な経費があり、今年はもう打ち止めです・・・バットマン、来年に持ち越します。
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