人気スポモデの正規店購入を考察する AP編

タイトルはミスタイプではない。今までは「スポロレ」と言っていたが今回は「スポモデ」としています。わかりにくいですが、今回のターゲットは天下のロレックス様ではございません。

ロレックス・SSスポーツモデルを求めて旅に出ては、空振りで辛い思いをしている人はオサーンを含めてかなりの数に上っていると思います。肩を落とし、大阪の御堂筋をトボトボと歩いていると気品高い店舗が目に付きます。しかしいつも前を通って気にはしているものの、「ここは入れねーなぁ」なんて思っていました。その名も”オーデマ・ピゲ“。そう、世界3大時計の一つであり、2019年1月には新作が発表されたばかりの最高級時計ブランドです。デパートなどの高級時計売り場などは、複数のブランドがあるので割と入りやすい。しかしここは俗にいう”ブティック“と呼ばれるブランド専門店である。扉は閉まっているが、中にはキリっとした若者がいつでもドアを開けられるようにスタンバっている。入る振りをしてスルーするという関西的なノリが通じるようなところではない。いつもオサーンは横目で、”俺も貴族になった暁には、「おう、今日はどれにしようか、何か新作出た?」” とか御堂筋の歩行者3~4人に聞こえるように言いながら入店する中二病的な妄想に一瞬ふける場所である。

店舗正面から写真を撮る勇気もなく、南側の入口のない所から撮影するオサーン。

しかし、今回ばかりはオサーンも黙って通り過ぎる訳にはいかない。なぜなら、ジュネーブサロンで2019年新作発表後のホットな時期だからである。今までオサーンを見下していたこの”AP”に、真っ向から勝負を挑んだのであった。

入店後、全くどこに何があるかわからないオサーンは一瞬フリーズしてしまうも、とりあえず目に付いたショーケースへ足を進める。どうやら金無垢のロイヤルオーク・オフショアのようだ・・・完全に用がない。動揺するオサーンの心の中を知ってか知らずか、ガタイの良い店員さんが声を掛けてくる。

オサーン=オ / 店員=店

店:いらっしゃいませ、今回はどのようなモデルをお探しでございましょうか?

どうやら言葉遣いから立ち姿まで、やはり他とは段違いに差があることを肌で感じるオサーン。しかしここは真っ向勝負、一瞬にして時計好きのオヤジということを素直にぶつけてみる。

オ:えぇっと、”15500st“が見たいと思って。まださすがにないですよね(汗汗)

店:大変恐れ入ります。1月に発表されたばかりのモデルですね。高評価をいただいております。私共の店舗では、他店にはないサンプルのご用意がございます。前モデルの”15400st“になりますが、いちどこちらの方へどうぞ。

ナンダナンダ?入ったフロアにあるソファ&テーブルではなく、奥の商談室のようなところへご案内されてしまった。一気に毛穴から汗が噴き出る。雰囲気がまるでロレックスとは違う。座り心地の良いイスに腰を掛けると、その店員さんは向かいの椅子には座らず、斜め前で立膝をついて話し出す。完全にオサーンのシモベとなっている。そんな彼の腕には、ステンレスではないロイヤルオークが着いている。全てに於いて質が違う・・・とそこへ、年配の方が前に来てご挨拶をされた。名刺をいただくと、”ゼネラルマネージャー“と書かれている。一通りオーデマピゲの良さをお話になり、すぐ目の前に Ref.15400st のブラックとグレーが置かれた。”SAMPLE“というシールがブレスに貼ってあるが、実物である。格好良い!

店:どうぞ、これを腕にお着けください。お試しになって良さをわかっていただきたい。

オ:い、いや、大丈夫ですよ。見せていただいただけで光栄で・・・

店:これはサンプルとしてあるものです。取り扱いなどの心配は大丈夫です。

オ:は、はい・・・

あ~、情けない。超チキンなオサーンである。しかし着け心地はステンレスとは思えないフィット感である。一気に欲しくなる。グレー・ブラックとも試着を終えたところで、本題に入った。

店:当店ではブラックとグレーのご予約を承っております。これももうすぐ締め切りとなります。この予約方法は、ご予約の段階で、全額のお支払いをお願いしております。

オ:(全額って、200万?は?)欲しいんですけど、やはり家内と相談してからとなりますねぇ(汗汗)。ちなみに、ブルーはどうなんでしょう?

店:あいにく、ブルーの方はご予約を締め切らせていただきました。

オ:そ、そうですか。ブルーがいいんですけどね。

などと言い逃れて、また今度家内と来るときに予約しますと言って出て行った。確かに良い時計だった。細かいところまで職人の技術が冴え渡っていると感じる個体。しかしいきなりの200万円は、庶民にとってハードルが高すぎる。

しかしお話していてわかったことは、パテック・フィリップノーチラスのような、予約ができても30年・40年待ちのようなことはなく、1年~2年で手元に届くというのだ。これは、待つ甲斐があると思う。ロイヤルオークが欲しいという人は、是非早い目に行った方が良さそうです。

ちなみに、前モデルのRef.15400stの予約をしている人が優先的にRef.15500stの予約へとスライドする形となるそうなので、順番は結構後ろになるのは仕方ないです。しかし憧れのロイヤルオークを確実に手に入れられるなら、悪くはない、というか、素敵な条件だと思います。

それにしても、貧相なオサーンの腕には41mmは大きいサイズですね・・・