ROLEX GMT Master II Ref.116719 BLRO

オススメ度★★☆☆☆

もし2018年のバーゼルで、“GMTマスター2 Ref.126710BLRO”が発表されなかったら、このホワイトゴールドを使用したRef.116719BLROのオススメ度が4ぐらいまで上がっていたと思う。GMTマスター2・ステンレスモデルのペプシベゼルが消えてから、マニア達はずっと待っていた。「今年こそはGMTペプシを」と。そんな中、2014年に待望の「ペプシカラー・GMT」が発表された。が何と、ホワイトゴールド無垢の庶民には手が出せないモデルへと遂げていた。「セラクロムベゼルの青と赤のツートーン化」は、相当高いハードルだったのだろう。その技術を形にするのは、金無垢ということだったのだろうか。
そのモデルを買える人たちへの憧れの気持ちと、買うことができない失望が入り混じっており、「これからペプシは無垢モデル用」とまで思っていた。
しかし知り合いから、「WGペプシはもうすぐ製造中止らしいよ」なることを聞いたのが2017年であった。結局のところ、2018年にSSモデルのペプシが発表されて、黒文字盤のRef.116719BLROが、青文字盤へと生まれ変わるということだった。

新旧を並べてみた

将来性

まず、2018年に新しくなったダイアルを見てどうだろう。個人的な見解だが、「モッサリ感」があるように思う。WG製最上級クラスのダイアルには見えないというのが第一印象。そこは、Ref.326934 スカイドゥエラーのブルーのダイアルカラーを使ってほしかった。この重たいマットなカラーでどれだけ売れるのだろうか。確かにセラクロムベゼルとなったペプシは、同じ「赤×青」でも暗い感じの、落ち着いた色合いになっている。しかしこのベゼルカラーを選ぶ人は、地味好みの人では決してないはずである。そうなれば、ダイアルは少し明るくしても良かったのではないだろうか。しかも、2018年に発表されたRef.126710BLROステンレスジュビリーブレスのみとなっているので横に並べてみると、写真上、高級感はステンレスモデルも負けていないように思える。実際は、ステンレスとホワイトゴールドでは、輝き方、重さなどは大きくちがってくるが、何だかもう少し大きい差別化というか、違いの分かりやすさをだすべきではないかと思ってしまう。

左がRef.116719BLRO(金無垢) 右がRef.126710BLRO(ステンレススティール)

 

このオサーンの懸念に似た考察に同調する人が多ければ、もしかしたらRef.116719BLROは、早々に「製造中止」になる可能性を秘めてないだろうか。そうなれば、長期目線で大幅なプレミアを叩き出すことも考えられる・・・ないか・・・

価格帯

定価 3,888,000円である。デイトナの金無垢モデルなどは並行店での定価割れがよく起こっているのだが、このGMTマスター2・Ref.116719BLROはそれほどの定価割れは期待できない。初期型の黒文字盤で360万円(新品)~となっていたが、元々の個体数が少ないということもあるのか、今のところあまり定価と変わらない価格となっている。今やデイトナと並ぶ人気となっているGMTマスター2、それ以上の人気モデルとなってもおかしくない勢いを感じる。

追記:2019年に新型が発表され、こちらのモデルは製造終了となった。

スペック

ケース素材 ホワイトゴールド
ブレス素材 ホワイトゴールド
ブレスタイプ オイスターブレス
ベゼル セラミック製24H回転ベゼル
風防 サファイアクリスタル
ケース径 40mm
ケース厚 12mm
重量 218g
防水 100m
ムーブメント 自動巻き クロノメーター
キャリバー Cal.3186
振動数 28,800振動
パワーリザーブ 48時間
製造期間 2014年~2017年(黒文字盤),2018年(青文字盤)