ROLEX GMT Master Ref.6542

レア度★★★★☆

戦後、海外の航空会社では国際線の需要が少しずつ増えていくようになり、パイロット用の腕時計の開発なども進められた。そんな中、ロレックスが開発したのが、24時間表示を持つ回転ベゼルとGMT針(服時針)を組み込んだことによってメインの時間と第二の時間帯を表示可能にした“GMTマスター”であった。その1stモデルが、“Ref.6542”である。やはりその特徴は、2色に色分けされたベゼルを装備していることだろう。コレクターが多いロレックスだが、このヴィンテージモデルはベゼルコンディションが重要視される一つである。4桁モデルを購入する際には、真贋の問題があるが、このGMTマスターによくあるのが、ベゼルのリダンである。正規オーバーホールでないのは、価値が大きく下がるので注意が必要だ。

耐久性が高くないアクリル製のベゼルのコンディションがポイントとなる

また、ステンレススティール仕様の他にイエローゴールド仕様もあり、スポーツモデルでは唯一、“ジュビリーブレス”との組み合わせまであることから、他のスポロレとはワンランク上の高級ラインとして位置付けていたのかもしれない。

金無垢モデルは製造数が極端に少なく、相当な価格になっている

搭載ムーブメントは、世界初の両方向巻き上げ式自動巻きである“Cal.1030”に、デイト表示とGMT機能が付け加えられた“Cal.1036”、そして、“Cal.1065”“Cal.1066”が搭載された個体もあるようだ。生産がわずか4年ほどで個体数が少ない上にアクリル製ベゼルの弱さ、精巧に作られたニセモノやリダン品が多く、状態の良い「本物」を市場でみつけつことが大変困難である。そしてこういった理由から、価格も相当上昇してしまっており、手を出すのが相当難しい。しかし、500万円前後で良個体を手に入れることができれば、将来的な資産価値は相当高いと思う。

試作品なのか、激レア白文字盤モデル

最後に、海外オークションサイトで見つけた個体がある。価格も相当安く、興味がある。しかし何度もいうようだが、4桁モデルの購入には慎重を期したい。もしこの個体が”ホンモノ”であるなら、将来的に大きなプラスとなる資産になるだろう。

フルセット揃っているこのモデルは、資産価値が相当高い

スペック

ケース素材: ステンレススチール
ブレス素材: ステンレススチール
ベゼル: 24時間回転ベゼル
風防: プラスチック
ケース径: 40mm
防水: 50m
ムーブメント: 自動巻き クロノメーター
キャリバー: Cal.1030、Cal.1066
振動数: 18,000振動
製造期間: 1955年~1959年
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