ROLEX Explorer I Ref.6610

レア度★★★☆☆

所説あるが、オサーンは Ref.6610“2ndエクスプローラーI”と位置付けている。1950年代初頭に出てきた Ref.6350 が初めてロレックス社のカタログに「エクスプローラー」名で正式に紹介されたレファレンスであるとからである。ロレックスが世界に先駆けて開発した、両方向回転巻き上げ式の自動巻きムーブメント・Cal.1030が搭載されている。この「両方向回転式」とは、通常ゼンマイを巻き上げる扇形の振り子は一方に回転したときのみゼンマイを巻き上げていたが、ロレックスは左右どちらに回転しても巻き上がるようにしたのである。当然、巻き上げ効率が大幅に改善したのはもちろん、セミバブルからフラットな裏蓋になり現行モデルに近いフォルムにもなった。硬質プラスティックのドーム形風防や、ミラーダイヤルが採用されている為、50年代のモデルならではの雰囲気がありありとしている。
また、初期モデルと同じように、秒目盛りやロゴマークなどにはあゴールドが使われ、文字盤外周にサークルラインが設けられるなど、現行モデルにはない時代を感じさせる独特なルックスである。

そして驚いたことに、海外のヴィンテージロレックス愛好家の中には、こんなモノまでしっかりとホールドしている人があた。写真で紹介したいと思う。

クロノメーター認定書・ギャランティーが綺麗な状態で保管されている。これだけではない。

購入時のレシートまでしっかりとある。しかもボロボロではなく、綺麗な状態であるのは奇跡に近い。もちろん箱もある。

ここまでくると、博物館クラスではないだろうか。今でもRef.6610は、海外のサイトで130万円台~見ることができるが、このようなアンティークの世界になると、ギャランティーなどの効果は計り知れない。

しかし、年代が経っているレファレンスなので、コンディションが個体によってまちまちであるのは仕方がない。ケースや機械の交換が難しいのでよくチェックしてから購入したいところである。ケースによっては、ステンレスに空洞ができる場合もあるようで、その辺りは納得して購入しなければならない。

スペック

ケース素材: ステンレススチール
ブレス素材: ステンレススチール
ブレスタイプ: オイスターブレス
ベゼル: スムースベゼル
風防: プラスチック
ケース径: 36mm
ケース厚: 12mm
防水: 50m
ムーブメント: 自動巻き クロノメーター
キャリバー: Cal.1030
振動数: 18,000振動/時
パワーリザーブ: 不明
製造期間: 1954年~1956年