ROLEX Daytona “SOLO” Ref.6240

レア度★★★★★

デイトナのアンティークカテゴリーでは、”ポールニューマン”が圧倒的な人気を誇っている。現在、ノンオイスターでも、ポールニューマンとうだけで相場は1000万円を下らない。こんな状況を受け、ポールニューマン以外のアンティークの個体にも人気が飛び火した。そのひとつが“solo”と呼ばれるモデルである。ネジ込み式プッシャーを備えながらも、文字盤には“ROLEX”のみの表示しかないことが「ソロ」と呼ばれる所以であり、デイトナ初のオイスター仕様であるRef.6263のプロトタイプとして知られるRef.6240の中でもごくわずかな個体だけにしか見られない存在である。現存するRef.6240には、ブランド名の“ROLEX”のほかに、“COSMOGRAPH”“DAYTONA”の表記が入るのが一般的だがそれらのなかに、ロレックスロゴ以外の塗料が異なり、明らかに後打ちされたと思われる個体が散見する。そのため“SOLO”は、カタログ撮影などに使用されるためのサンプル用として作られ、基本的にそのままでは市販されることはなかったダイアルではないか、という説が最有力である。また、ポールニューマン以上に製造数が圧倒的に少ないとされることも人気を後押しした。その後、ロレックスコレクターによって様々な研究がなされ、現在ではRef.6240に関せしてはシリアルナンバーは、“12*****”番台のみとされること、そして黒×白インダイアルシルバー×黒インダイアルの2種類のダイアルのみに“SOLO”が確認されている。
“SOLO”の特徴としてのポイントがある。それは、インダイアルの針である。3時と6時の積算計は先端が三角になったバトン針を採用しているのに対して、9時のスモールセコンドでは、ストレート針が採用されている。そして他に、トリチウム夜光が採用されているため、“-T SWISS T-“となっている点も、製造開始年を知る為には重要なポイントとなっている。

 

実際に見ることがこれからあるだろうか・・・

価格帯

さて、このウルトラレアなデイトナ「ソロ」であっるが、果たしてここ最近の価格はどうなっているのかを見てみたいと思う。2017年にスイスのジュネーブで開催されたPHILLIPSオークションでの落札価格である。衝撃が走った。その落札価格は、CHF100,000 であった。日本円で約11,300,000円(当時)である。1000万円オーバーである。しかしこの個体、実は少し違う“SOLO”であった。ダイアルの“ROLEX”表記の下に、“DAYTONA”と書いてある。Ref.6240と同じであるが、厳密に言えば表記が2つあるので、「ソロ」ではない。ということは、“ROLEX”のみの表記ダイアルだと、そうとうレアということになり、価格はこんなもんでは済まないのではないだろうか。
アンティークロレックス、恐るべし!である。

スペック

ケース素材: ステンレススチール
ブレス素材: ステンレススチール
ブレスタイプ: オイスターブレス
ベゼル: タキメーターベゼル
風防: 強化プラスチック
ケース径: 37mm
ケース厚: 12mm
重量: 約130g
防水: 50m
ムーブメント: 手巻き
キャリバー: Cal.72B、Cal.722-1
振動数: 18,000振動
パワーリザーブ: 約50時間
製造期間: 1960年後半~1970年頃