ROLEX Cosmograph Daytona Ref.16520

オススメ度★★☆☆☆

エル・プリメロ」と呼ばれることが多いモデルである。今やヴィンテージロレックスの仲間入りをし、価格も跳ね上がり、一気に手の届かないところへ行ってしまった気がする。何故だろう?まずはこのモデルについてだが、ロレックスはマニュファクチュールなので、ムーブメントも以前から自社生産していた。しかしクロノグラフに関してだけは設計の難易度が高いので、かつてより他社のムーブメントをベースムーブメントとして採用してた。そして、クロノグラフの主流が手巻式から自動巻式へ変化する時代が訪れた。その時代変化への対応で、ロレックスもそれまでの手巻式デイトナを廃番にして自動巻式デイトナを作る決断をする。その際に、ノウハウがないところから自動巻クロノグラフを自社生産をすることに踏み切ることは、ロレックスには危険であった。なぜならロレックスは実用性を重視するメーカーであり、信頼ができるものでなくては商品化に踏み切ることはないからである。そこで白羽の矢が立ったのが再生産が始まって間もないゼニス社エルプリメロであった。今となっては、ロレックスが他社のムーブメントを使って売り出した時計として希少価値が高くなっている。カラーはブラックとホワイトでブラックがやはり人気である。

今や白でも300万オーバー

見てもわからんが、エルプリメロベースにロレックスが改良したムーブメントである

 

希少性

ただでさえプレミア価格が恐ろしいことになっているにもかかわらず、トップ画像にあるブラックは、それにも増してプレミア価格である。なぜかというと、インダイアルの白い部分が茶色く変色している。退色といっていいのか?そう、このカラーチェンジが希少価値を生むのだ。このパターンは「パトリッツィ」や「ブラウンアイ」などと呼ばれている。もう、手が出せないモデルとなっている。

価格帯

古いモデルなので定価は意味がないが、現在の安い個体で230万円台(ホワイト)が見つかった。これにギャランティと箱やその他冊子など付属品が完璧に揃っていると100万円は軽く値上がりする。そう考えると付属品も侮れない。ブラックで290万円辺りが最安値だろうか?そう考えると、次のモデルRef.116520も製造中止しているので、将来的にはここぐらいまで高騰する可能性を秘めているのかもしれない。さすがにこのエルプリデイトナは、手が出しづらい価格となってしまっている。しかし同時に夢を与えてくれている。

スペック

ケース素材 ステンレススチール
ブレス素材 ステンレススチール
ブレスタイプ オイスターブレス
ベゼル タキメーター
風防 サファイアクリスタル
ケース径 40mm
ケース厚 12.5mm
ムーブメント 自動巻き クロノメーター
キャリバー Cal.4030
振動数 28,800振動
パワーリザーブ 52時間