ROLEX Cellini Moonphase Ref.50535

オススメ度★★☆☆☆

実はこのムーンフェイズは他のブランドのムーンフェイズとは一線を画している。元々チェリーニは、オイスターケースを採用せずに、クラシカルなドレスウォッチとして展開している。そんなチェリーニから魅力的なムーンフェイス機能が搭載されたモデルが2017年のバーゼルで発表された。そもそもムーンフェイズとは、月の満ち欠けをダイアル上に視覚的に表現した機能であるが、今回紹介する「チェリーニ・ムーンフェイズ」は仕組みと正確さが頭一つ抜けている。

満月から新月、そして満月に至るまでの周期を朔望月(さくぼうげつ)といい、それは29日12時間44分3秒である。そのために一般的なムーンフェイズは端数の44分3秒を切り捨てて29.5とし、さらに歯車の歯数で0.5を表現することは難しいため、その倍数である59日として、2朔望月でディスクが1周するシステムになっている。一方、このチェリーニ・ムーンフェイズは、2朔望月ではなく、本来の1朔望月で1周するというのが素晴らしい。ということは、満月のみならず、新月も描かれているのだ。また、一般的なムーンフェイズ機構の場合は、44分3秒を切り捨てているため、実際の朔望月と毎回その分の誤差が生じてしまう。その誤差の累計は2年半で24時間になるために、定期的な調整が必要となる。しかし、ロレックスは122年間調整不要と謳っている。その機構は公表されていないが、特許を取得しているそうだ。そんなこだわりである高精度モジュールがロレックスのこだわりでもある。

将来性

上でも説明したが、そのムーンフェイズ機構の高性能なこだわりが技術的に相当高く、生産するのがかなり難しいのなら、市場に出回る個体数も少なくなるだろうし、狙い目ではある。月の部分に使われている素材は、メテオライト(隕石)であり、新月はシルバーリングで芦原されている。ケースもエバーローズゴールドで、デイト表示は、ブルーの指針で先端は三日月型となっている。これほど洗練されたデザイン・素材なら、将来的に人気が出ても不思議ではない。

価格帯

定価  2,754,000円。並行店での実勢相場で250万円ほどであり、若干定価よりも安くなっている。やkり、元々の価格設定が高く、ドレスラインのロレックスということで、プレミアは今のところついてないが、製造期間がどれほどになるかが気になる。中古品がまだ出回っていない時期なので、もう少し待った方がいいのかもしれない。

スペック

ケース     39mm、18 ct エバーローズゴールド、ポリッシュ仕上げ
直径      39 mm
素材      18 ct エバーローズゴールド
ベゼル     ダブルベゼル(ドーム、フルーテッド)
リューズ    フレア 型スクリュー式リューズ (クラウンマーク入り)
クリスタル   ドーム型サファイアクリスタル
防水性能       50m/165フィート防水
ムーブメント  パーペチュアル、機械式、自動巻
キャリバー   3195、ロレックスによる完全自社製造
精度      日差 - 2 ~ + 2 秒(ケーシング後)
機能      時針、分針、秒針。6時位置にムーンフェイズ。センター針による日付表示
振動子     耐磁性ブルー パラクロム・ヘアスプリング
自動巻     パーペチュアルローターによる両方向自動巻
パワーリザーブ 約 48 時間
テキストのコピーはできません。