レアモンクエストIII そしてポンコツへ… 12

先日、コロナ禍になってから自粛していた飲み会を会社の連中と久々に行い、新人たちのオモシロ自己紹介が始まったのですが、MVPは「駅弁が大好きです。」と言った新人女子(25歳)です。あなた、来年は何としてでもウチの課に異動させます。僕、筋トレ始めました。

ウチのヨメーン’sマザー(東京在住)が入院するというので東京へ行くことになったのですが、出発前日も仕事の休みをもらったので壮行試合がてら大阪のロレックスをブラつきます。ここ数ヶ月の間に色んな店舗で購入しているので、売ってもらえる店舗が絞られてます。ま、それでも行かないと買えないわけで、行くだけ行ってみることに。

今年も大阪梅田、阪急百貨店のクリスマスの飾り付けが行われており、少し胸が踊ります。

大人も子供も笑顔になるデコレーションがズラ〜っと並んでいて、否が応でもクリスマスシーズンの到来を感じさせます。

さて、とりあえず難波高島屋のロレックスで整理券をもらいに行きます。入店できるかどうか、時間的に厳しいと思いますが、受付を済ませる。

 

夜に何とか入れるかどうか、という番号…ひとまず他の店舗目指して地下鉄に乗り移動します。そして運良くすんなり入れた店舗から大阪マラソンスタートしました。

※画像はイメージです

入店するもこちらをジッと見て近づいてこない女性店員さん(年配)。髪型が聖子ちゃんカットだ。なんちゃって聖子、お主の作戦は沈黙作戦なのか。沈黙なら自信がある。スティーブン・セガールぐらい自信がある。

なんちゃって聖子:な / オサーン:オ

な:「…」

黙っている。

オ:「…」

ショーケースの展示品をひたすら眺める。

な:「…」

時折、下を向いたりしている。

オ:「…」

違うショーケースに目を移す。

な:「お聞きしましょうか?」

勝った。この静寂の中、ピンと張りつめた沈黙の攻防戦。それに俺は勝ったのだ。その高揚感に浸りながら言い放つ。

オ:「結構です。」

さすがの僕も、あのなんちゃって聖子の対応はチョットどうかと思う。しかし、だからと言って何か言ってくだらないトラブルを起こしてしまうのも嫌なので、その場をスタスタと去る。

そういえば、クリスマス前でも海外からの観光客がそこそこ来てる大阪。博多でもそうでしたが、中国以外からの来日客をよく目にします。

そして再びロレックスへ向かいましが、ここも待たずして入店。しかしこちらはビューチフルな店員さんが優しい対応。それに癒やされましたが、結局は在庫なしとの報告を聞き入れることになった。やはり先々月からの確変は止まったようだ。思えばあのときはいわゆる “ゾーン” に入っている感覚だった。それでもなお、行かなきゃ買えない。心が折れている暇なんてない。次へ向かいます。

今度の店舗も入店するなりエンジェルフェイス。惚れてしまうほどにこやかで可愛らしい。

エンジェル:エ / オサーン:オ

エ:「お探しのモデルがございましたらお聞きします。」

エンジェルがにこやかに語りかける。

オ:「はい、○○を探してます。スポーツモデルが欲しくて。今はなかなか買えないですよね、そう簡単に…」

往年の名芸能リポーター、梨元勝さんのようにハンドタオルで額の汗を拭きながら答える。

エ:「では、在庫を確認してまいりますので、しばらくお待ちください。」

もうその喋り方がエンジェル。僕はもうエンジェルちゃんにメロメロになっている。しかしここはお約束のセリフを繰り出す。

オ:「もし探すの大変でしたら、僕も探すの手伝いますよ。」

店員さんと横並びになり、ついて行こうとする。

エ:「え?! あ、大丈夫ですよ(^^)」

嫌味のない笑顔だ。もうワンランク惚れ度がアップする。

オ:「恐縮です!」

額の汗を拭う梨本。

待っている間、何もすることがない。この待っている間の最近のマイブームは周りの邪魔にならないか確認してから誰にもバレないように、自分の全体が反射して映るガラスの前でムーンウォークをする。これがまたヘタクソだ。自分でも笑ってしまう。

しかし在庫確認が長い。だんだんとあの時の感覚を思い出す。これはもしや…

ツカツカとヒールの音を響かせ向かってくるマイエンジェル。ニコヤカに言う。

エ:「ご希望のモデルでご案内できるものが一つございますので、ご覧になられますでしょうか?」

この瞬間、エンジェルは女神へと変貌を遂げた。この女神は終始にこやかに対応してくださり、気持ちよくさせてくれた。少し僕のパンツの中が湿っぽくなった感覚を覚えた。嬉ションか。その嬉しい気持ちを抑えてようとするも、僕の笑顔は抑えきれない。そして感謝の意を伝え、女神とエアグータッチを交わし、僕は何度も「恐縮です。」と額の汗を拭った。

写真で購入した店舗の紙袋を出してしまうとどこで購入したのかわかってしまうので出せないのが残念ですが、せっかくまだ時間があるので数店回ることにした。

※画像はイメージです

購入した時計と袋は自分の鞄に入れ、次に入店したある店舗。そこで対応してくださった女性店員さんもまた可愛い。美人というよりキュートだ。

キューティー:キ / オサーン:オ

キ:「あっ、ロレックスお使い頂いてるのですね、ありがとうございます。」

そう、そこ言うの大事。言われるだけで気持ちいい。

オ:「これ、古いんですけど好きなんです。ところで最近、新作の時計が発表されましたね。」

キ:「はい、ディープシーチャレンジというモデルで、ロレックス初のチタン製となってます。ご興味おありまなんですか?」

ロレックスならどれも興味ある。

オ:「ありますが、かなり製造も少なそうですね。それはそうと、今、〇〇探してるんです。なかなか買えない状況下ですが、宜しくお願いします。」

話し込まずにあっさり伝える。なんせ今日はすでにもう買っている。心からは余裕が、身体からは加齢臭が溢れ出ている。しかし今回も在庫確認が長い。かなりムーンウォークを練習する。キューティーが戻ってきた。

キ:「お一つ、在庫がございます。どうぞこちらへ。」

奥の間へ案内され、ビックリする僕。か、金足りるかな…恐る恐るクレジットカードを差し出し決済を待つ。個室で待っていると、ノックされ入ってくる店員さん。

キ:「ありがとうございます。」

無事に決済できたようだ。一通り説明を聞き、店から出たときには辺りは暗くなっていた。

先月は4日連続、今月は1日2本というこれまでにない調子の良さが目立つ。謎の確変継続中なのか…

2本買えたことで、翌日から向かう東京では気楽にマラソンをすることができます。といっても、マラソンできる時間が取れるかがわかりませんが、また東京でお会いできる方がいるので、明日の東京はそちらメインです。