レアモンクエストIII そしてポンコツへ… 5

ヅラの友達が職場の出来事を内部告発するか迷ってたので、お前も隠し事しとるやないかいっ!って言ってしまったオサーンです。

呼ばれた。仕事で東京に呼ばれた。本来なら、「お前らが本社ビルごとこっちへ来い!」と言ってやるところだが、東京は大好きだ。”東京の人は冷たい” という人がいるが、僕はそう思わない。ツンデレなのだ。澄ました感じのツンモードでいることが多いが、どこかにデレスイッチがある。これを押すことが僕は好きなんです。

とにかくこれは神のお告げか?今年、もう一度行きたいと思っていた東京マラソン(ロレックスの方)が決まり、仕事のできる部下を数名連れて行くことにした。そう、彼らには僕の仕事もしてもらい、僕はランナーとなる。そんな青写真でウキウキワクワクのスタートです。

「ええか、お前ら。今回はしっかり俺の代役をするんやぞ。『体調不良やけど無理して東京へ行きます』って俺は言うてるからな。色々と用事が俺にはあるんや。協力せいよ。」と出発前の下準備に余念がない。「どーせロレックスでしょ?」という部下。「どーせとはなんだ、どーせとは!」最近私のことを適当にあしらう奴らがいるので困っている。

しかしどうだ。今回人選した中で、一番仕事のできる部下は車中でも仕事をしている。私が作るはずの資料をしっかりと作成している。こいつは出世する。さっき僕に暴言を吐いた部下は奥で新幹線に乗るなりグースカ寝てやがる。「仕事はできるときにするべし!」という教えを守る部下。もう一本、ミネラルウォーターを買ってやろう。

車窓から見えるマウントフジ。僕は皮を被ってます(仮性の方)が、フジは雪を被ってます。

大都会東京に到着し、部下は丸の内方面へ、私は日本橋出口から早くも出陣です。さぁ、待ってろよ!

そういや、ハロウィンなんだよね。いつから日本でもハロウィンするようになったんだ?まぁいい。少しでも薄着の女子が見れるなら、イベントはドンドン増やしても構わない。仕事の時間があるので急いで店内へ。すんなり入店できたので、それだけで結構嬉しい。大阪では、なかなかそうはいかない。

だがしかし、洗礼を受ける。なんと、在庫確認もなしに断られたのだ。これはつらい。僕はその在庫確認劇場が好きなのだ。もちろん「ない」という答えがほとんどなのは承知している。でもあの待っている間の僅かな希望が好きなのだ。ということは、何かが足りない。こんなにアッサリと店を後にするなんて、僕に何かが足りないのだ。考える。なぜだ?その時、「アッ」と声を出した。小林製薬のCMのように「アッ」と声をだした。失念していた。そう、東京に来たなら行くべきところ、そう、それはBJT、バナナジュース東京だ。僕の東京の原点はここにある。ここに寄せてもらってから本当に力をもらえる(効果には個人差があります)。

今のオススメを聞くと、「もうすぐ終わるんですが、塩レモンスカッシュがあるんです。ロレックス好きのコバテツさんがよく飲んでくれてました。」という。なるほど、さてはコバテツさんは黙って僕には教えずに、パワードリンクを独り占めしようとしているな?ということで、塩レモンスカッシュでエナジーチャージ完了。マスターに、「塩レモンパワーを必ず発揮してくる!」と告げ、再び向かいます。

残念ながら大丸東京店でも全く相手にされなかったが実は今回、今まで行ったことのない店舗へ行こうとしている。行きますよ、ここから西へ!

思ったよりも近かった玉川高島屋。ここも待たずに入店できた。そして、可愛い店員さんがいた。

店員:店 / オサーン:オ

店:「お伺いしましょうか?」

オ:「ハイ、綺麗な方でビックリしました。」

店:「ありがとうございます。何かお探しのモデルはございますか?」

オ:「回転ベゼル系です。」

店:「となりますと…」

オ:「色モン系です。」

店:「えぇ・・・っとなると…」

オ:「GMTとサブ、この際ヨットも入れちゃいます。」

店:「お素材は何か?」

オ:「ハーフ エンドゥ ハーフで。」

店:「は?コンビ・・・ですか?プププッ」

オ:「エンドゥですよ。回転エンドゥ系で。」

店:「いや、もうwww」

と、よくわからない話をしてたが、結局在庫確認もないまま終了。まぁいい、凄く可愛い店員さんだったから。気を取り直してさらにに進みます。

そしてその瞬間は訪れた。

いくつか訪ねたある店舗で・・・

店員:店 / オサーン:オ

店:「いらっしゃいませ。」

オ:「探しているんです、あのモデルを。」

店:「はい、どれになりますか?」

オ:「GMTマスターII なんです。もう選んでいたら買えないので、素材は問わずに探してます。」

店:「そうですか…、ところで良い時計されてますね。ランゲですか?」

オ:「そうなんです。この時計は憧れていて買った時計で、満足してます。あとはロレックスのプロフェッショナルモデルを購入できれば、GMTさえ買えれば、満足なんですけど…」

店:「あ~、えと~、その今ですねぇ、GMTマスターIIは在庫が…でも、もしかしたらこちらのモデルならあるかも知れませんけれども、一度在庫見てみましょうか?」

確定のランプが灯った。

オ:「え⁈ それも興味あるんです。ぜひお願いします。」

店:「ハイ、では一度見て参ります。」

という流れで、希望のGMTマスターIIは買えませんでしたが他のプロフェッショナルモデルをゲット。購入の手続きに入る。

ロレックスを手に入れ、そのまま急いで東京駅方面へ向かい、仕事に参加。

「いやぁ~、体調悪くてトイレからずっと出られなくて。お尻が完全に発情したサルのケツみたいになってまして…」と誤魔化しながらその日の仕事が終わった。

宿泊先は、水天宮前駅から徒歩5分ぐらいの綺麗なビジネスホテル。スタッフの気遣いなども凄く丁寧で居心地が良い。部屋へ入り一日の疲れを癒します。

塩レモンスカッシュのパワー、こんなもんじゃぁない。明日に備えて寝るとする。何か仕事でしなきゃいけないことがあったような気もするが、覚えてないってことはどうでもいいのだろう。そういうことにしておく。取りあえず、明日は最初に行くところが決まっているので、電車の乗り継ぎをメモして寝た。

Day 1 無事終了。