レアモンクエストIII そしてポンコツへ… 4

トイレの便器に唾をはいたら糸引いてバンジーみたいに口に戻って来てバリ焦ったオサーンです。ペッペしてます。

前回も絶好調!しかしあんまり短期間で何回も同じ店に行くのは流石に目を付けられると思い、この日はお友達と “令和の日本、どこへ向かう” というテーマで話し合おうと待ち合わせ。日本の未来を考える、意外と真面目な一面を持つオサーン。

会合の前に、我々の思想を広めるために若い人と話合いの場を持とうと考えていると、ここに到着。先を行く友達には目的の場所があるようです。何か強い意志を持つその後ろ姿は、私も見習うべきものがあります。

また来ちゃった、飛田新地。お互いそれぞれ店に立ち寄り、日本の未来についての我々の理想を流布、いわゆる布教活動を行ってきました。その後、友達との待ち合わせはここ、近鉄あべのハルカスです。その前にロレックスに立ち寄るのは言うまでもない。

スッキリした顔でロレックスに入り爽やかな笑顔で店員さんに、

「デイトナありますか?」

と、セコムしてますか?ぐらいの勢いで聞く。が、約10秒で撃沈。普通ならここから食い下がる。しかし今のオサーンはスッキリしている。

「ざんねーん!ではまた、ごきげんよう〜!」

と、キレのいい諦めの早さで爽やかに店を去る。なぜならスッキリしているからだ。その後は待ち合わせの店、アロハテーブル あべのハルカスダイニングでランチをいただきます(10/12現在 食べログ3.05 )。

僕がロコモコ丼で友がアボカド丼、どちらも美味。

パンケーキもセットでハイカロリーを満喫。二人で5,000円チョイの贅沢ランチでした(奢ってもらってラッキー♬)。そして店を出るなり友が言う。

「食べたカロリーを消費しに行こうぜ!」

少し嫌な予感はしたがタクシーに乗り込み向かった先はこちら。

大阪では有名なビルヂングじゃねーか!出勤してきた嬢も見える。建物の中へ行き、テナント拝見!

性欲オバケの友達を持つと、付き合いが大変。

「俺はマクドかどこかで待ってるから。」

というが、

「金は出すから来いよ!」

と言われる(超ラッキー)。『日本一エロイお店』という上からテプラで貼ったスパイスが効いているのか、気が付けば13Fへ向かっている。その後、加藤浩次よりスッキリしたオサーンは、友と別れ帰路につきます。まぁこんな日もあるよね、男なら。

ではまた、Bye for now!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだまだロレックスが近くにあるのに行かないなんて、どフリーでゴール前に流れてきたボールを明後日へ蹴飛ばすQBKと同じぢゃねーか。遅くなっても行きますよ~!!

梅田大丸へレッツゴーです。しかし入口で店員さんに入店待ちの順番的に、今からだと今日は無理だと伝えられる。ならば踵を返してお向かいさん、阪急へ行くぜ!

もう外は暗くなってきている。ラストチャンスに賭けるしかない。精力は減っているが気合はみなぎっている。

店員:店 / オサーン:オ

店:「どうぞ、ご案内します。」

若い店員さん。その初々しさ、いいじゃないか。何せ、日本一エロイ人妻に責められた俺は心が広い。

オ:「うむ、そうだねぇ、GMTマスターツーかスリーを探してるんだが。」

スッキリした俺はくだらないボケも平気で言えてしまう。

店:「GMTマスターIIですね、只今お品を切らせている状態でして・・・」

この娘、在庫確認をサボリやがった。もっとこれからビッグになりたけりゃ、こういった細かいところ、大事だぞ!そう思う私に気付いてかどうかはわからないが、何かを語り出した。

店:「GMTのようなスポーティーなモデルも人気なのですが、こういったスタンダードなデイトジャストというモデルなんかも大変人気なんです。」

驚いた。娘、おめぇさんなかなかやるぢゃねーか。娘はデイトジャストのサンプルが置いてあるショーケース前まで誘導しつつ話をする。提案ってやつだよな、それ。実はそれ、俺の大好物なんだよ。すぐに食いついちゃうんだよ。

オ:「へぇ~、そうなんですね。例えばどんな文字盤があるんですか?」

わかってはいるが、君の話を聞こうじゃないか。そのロレックスを語る熱意、さっきの人妻とは違う何かを感じるよ。

店:「例えばですね、41mmのモデルですと・・・」

カタログを広げ、様々な説明を繰り広げる。その提案力に感動する。

オ:「シンプルなグレーも恰好いいし、このローマ数字のグレー(ウインブルドン)もいいね。ブルー、グリーンどれも恰好いいから正直、実物を手に取ると買っちゃうだろうなぁ。」

さぁ、俺が射程圏に入れているゾーンはわかっただろう?どれでも好きなん持ってきていいぞ、と言わんばかりの選択肢。

店:「では入荷があるかどうか、在庫の確認をしてまいります。」

確定した。こんなトントン拍子でロレックスをゲットしていいのだろうか?いや、良いに決まっている。ロレックスが認めた提案だ。俺はその提案を買ったんだ。この日は飛田と谷町九丁目、そして梅田でそれぞれ買ったんだ。周りの敗れ去りし戦士たちを尻目に勝者はこぶしを天に突きあげんばかりの、いや、心の中ではアントニオ猪木を追悼するかのごとく、ダーッと強くこぶしを突き上げている。今日は闘魂と男根が燃えたんだ。

そして今までより少し長めの在庫確認の後、戻ってきた店員。

店:「申し訳ございません。只今、在庫の方は切らしております。タイミングが合えば・・・・」

ま、まさか・・・何も耳に入ってこない。

この流れからして提案してもらったモデルはあるだろう。いや、あるに違いないと錯覚を起こし、店員さんのお話に感動すら覚えたのに、結果はまさかの在庫なし回答。それはあたかも、夫婦で営む小さな町工場。最初は思うようにいかずに苦労をしたものの、ようやく軌道に乗ってきたときに、大黒柱の主人の体調が悪くなる。しかしその時に出会った青汁のお陰で健康を取り戻し、幸せになったという30分ぐらいある青汁ドキュメンタリーCMを見たときのような、“やられた感”が記憶に蘇った。

その後の記憶はない。ショックが大きかった。トップロープからのブレーンバスターを食らったかのような衝撃で、どうやって家まで帰ったかの記憶もない。この日は途中までスッキリしていたはずなのに、帰った時にはモヤッとしていた。