レアモンクエスト2 雲上の神々 VIIII
ことわざの勉強をしている娘が、「同じ意味、もしくはその反対の意味のことわざ」を探しているらしく困っていたので、「二階から目薬」の反対は「地下一階から座薬」と教えてあげたオサーンです。
梅雨時期ということもありますが、パトロールに出れば雨が降ることが最近は多くて、雨男となっています。今回は名古屋ー大阪間の遠距離恋愛 & 結婚秒読みの友達が、「披露宴をする予定がないから彼女を紹介する」というので名古屋へ行きました。それはいいが、許せないことが。この40過ぎのオッサンが、20代半ばの可愛い子ちゃんと結婚することが許せない。「これは立派な犯罪だ」と騒いだが、その彼女は彼女で、『彼氏を紹介したい』と昔から仲の良い女友達を連れてくるらしい。
「変に2対2になるし、やっぱやめとこか。」
と言われ慌てふためく。
「おいおい友よ。君一人犯罪者にはさせないよ。無二の親友だ。俺も喜んで道連れとなろう。お前の彼女の友達に気を使わせてはいけないから、俺に任せろ。」
と、苦し紛れに手のひら返しをする。
「とりあえず落ち着け。喉を潤しながら、まぁコーヒーでも飲んでゆっくり話し合おうじゃないか。」
近くにあった自販機のコーヒーを買おうとした。朝専用とか書いてある缶コーヒーを買ったつもりが、あめゆを押していた。しかし買ったからには飲んでもらうしかない。こんなのまだ売ってるんだな、懐かしい。
そして当日を迎えた。待ち合わせ場所の京都駅にある米国風レストランでモーニングを頂きます。
店員さんには、「クーポン569」と、スパイのように暗号を伝えるところがミステリアスでラグジュアリー。若干の胸焼けを覚えつつ友達と合流。当然、名古屋までは専用リムジンです。
オッサン二人が横に座るとウザさしか感じ得ないが、お金を出してもらっている身、文句は一言もいわない(態度では表す)。後ろの座席が空いているので、途中から乗務員さんの了承を得て座らせてもらい、後ろから友達の頭を眺める。しかしバスはしんどいな・・・
つい先月、名古屋には行ったばかりなので、若干デパートなどの位置関係がわかっている。当然パトロールを楽しみにしている。
彼女との待ち合わせ?そんなの待たせとけよ!
俺の優先順位は1位がロレックス。誰が何と言おうが寄りますよ、正規店。到着間もなく向かいます。まずはジェイアール名古屋高島屋から。
僕を見て呆れている友達は適当に待たせておき、突撃します。
店員:店 / オサーン:オ
店:「いらっしゃいませ、何かお探しのモデルはお決まりなのでしょうか?」
綺麗な女性店員さん。心が躍る。
オ:「エヘヘ、ナンダと思います?」
思わず合コンで年齢を聞かれた時の女子のような返しをしてしまう。
店:「プロフェッショナルモデルですか・・・」
オ:「サスガ!美人なだけではなく、勘も鋭い!その通りです。」
店:「・・・いや・・・、そんなことはないかと・・・・」
そんな謙遜するところが、またいじらしい。
店:「特定のモデルがありますか?」
オ:「デイトナですよ、デイトナ。カモーン、デイトナ!」
店:「アハハハ・・・すいません、今はございません。」
オ:「遠くから来てるから、『また今度来ます』って簡単に来れないんだけどなぁ。ないのですか・・・」
店:「申し訳ございません。入荷は不定期ですがありますので、諦めずに!」
最後には励まされて店を後に。なかなか難しそうです。
待ち合わせの時間まで少しまだあるというので、先に私から友達の婚約者へプレゼントを買いに向かいます。向かった先は、ルイ・ヴィトンさん。前々回の名古屋でお世話になった店員さんがおられたので、対応してもらう。
「香水なんかどうですか?いろいろありますよ。」
というのでいくつか候補をもらい、選んだのがこれ。
海やプールによく行く彼女のようなので、最後はネーミングで選びました。香水はよくわかりません。一応僕にもサンプルのミニミニスプレーをいくつか頂きました。
「これは何かに使えそう、ムフフ」とオサーンの下ゴコロが騒ぎ出す。
それはそうと、ちょっとバッグなんて見せてもらいたいと思い、色々と見せてもらうことに。そうしていると、
「ちょっと珍しいのがあるのでこんなのどうですか?似合いますよ。」
と言われる。”似合う” と言われるとめっぽう弱いオサーン、出されたバッグがこちら。
クロコダイルのバッグ。クロコダイルって、年配のイメージがあるんですが、そういえば私も立派なオジサン。いや、もうベテランオジサンだ。確かに似合うかも知れない。でも価格が気になる。恐る恐る聞くと・・・
「300万ちょっとです。ニコッ!」
と言われて軽い尿漏れを起こす。
「いや、そんなに素材にこだわりはないので・・・タジタジ」
と、エビのように後ずさりしながら店を出る。危ない危ない。女性に推されると弱いんだよ、オレ。
昼食タイムに突入し、子供のように「腹減った」を連発するオサーン。誘われた先は、また “矢場とん“。
俺、前回も食ったから・・・でもお金を出してくれるというので文句は言えない。美味しく頂きました。
気を取り直して松坂屋の時計フロアのあるGENTAに向かいます。まだ雨は降りそうもないのでかなり助かる。
女性店員と少しお話するが、どうやら全く出てきそうな気配がない。時間も少なくなってきたので今度はレキシアへ。
ここでもスムーズに店内へ。ここはバックヤード在庫確認方式なので、希望モデルを伝えて風俗の待合室で呼ばれる時のようにドキドキしながら待つ。
「申し訳ございません。今は在庫を切らせております。」
が発動。最後は名古屋栄三越しかない。望みは薄い。
店に着くと男性店員が対応してくれたが、全くのハズレでした。
その後、婚約者の彼女とその友達とも合流。
4人でそれなりに盛り上がる。お連れの女性も可愛らしい女性だ。
どうぐ→オサーン→サンプルの香水→わたす
というコマンドで行動を起こすことで、LINE交換も完了した。女性陣とはホテルでお茶を飲むだけでここで別れる。
夕方からツイッターで勉強させていただいた中村という地区へ向かい社会見学に行く。
何の変哲もない住宅街。昔は遊郭がある夜の街だったという。そういえば、「中村映劇」という成人映画館があり、少し雰囲気を感じた。
そして突如としてそれらしきお店が!しばらく歩くと、あちこちにある。なぜか次の写真から夜になっているのは、気にしない。
ここも近所の人が集うスーパーマーケットの真ん前にある。いや~、名古屋はワンダーランドですね。勉強になりました。
さて、翌朝は大雨。
元サッカー日本代表のGK、楢崎さんって、ここ出身だったのかと思ったら別にそうでもなく、名古屋グランパスで活躍したから、作られたみたいですね。
今日は時間がもうなくて、帰らないといけません。レキシアは11時オープンで待つことができないので、名古屋栄三越に寄ります。
オープンすぐの入店で、どこにも客がいない状態。ロレックスに一直線に向かうと、昨日とは違うかなりベテラン風の女性店員。例えるなら、ミッツ・マングローブ。三越のミッツさんだ。
雰囲気は、少し話にくい感じかと思ったが、僕は個性的な方は男女問わず好きだ。気にせず質問したりしていると、結構お話することができた。良い人だった。でも何も出なかった。三越のミッツに、ロレックスファンはみんな会って欲しいと思った。
帰りに人だかりができていたので見てみると、
ドリフのヒゲダンスをしている炭治郎がいた。
名古屋は楽しい。なぜかライン交換した女性からも「オジサン面白かったから、また会いましょう!」と連絡がきた。しかし妻子ある身。キッパリと返事をする。
「お腹がすいたらいつでも呼んで!」と。
時計の収穫は全くなかった。
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