レアモンクエスト2 雲上の神々 V

どうでもいい情報ですが、地方競馬の大井所属の馬にサバノミッソーニというハイセンスなネーミングをされた馬がいて、未だ1勝ながら人気が凄いようです。

実は身内に不幸があり、東京から兄家族が来ていた。もちろん “人に物をネダらせたら日本一の姪” もいる。しかしここ最近の出費が色々とあり、しかもさすがに今回は買い物に行く雰囲気でもないのでありがたい残念なことに、一緒にお出掛けすることなく帰っていった。その代わりではないが、後日、久しぶりに長男とお出かけすることとなった。

20年近く前に大流行したアニメ、「ヱヴァンゲリヲン「エヴァン」と入力したら、こう予測変換された」というのを僕は知らない。恰好つけるわけではないが、なぜならその時、僕は海外にいた。帰国した時にはブームも去り、それほど目にするほどでもない状況だったので、名前を知ったのはパチンコ屋のヱヴァンゲリヲンと書かれたポスターだけという程度で今まで生きてきた。しかし先日、新作映画が公開され、息子が観に行きたいというので一緒にお出掛けすることとなった。

駅で “関空特急はるか” キティちゃんラッピングだったというワケの分からない理由から、40代男子は引き寄せられるように乗車する。仕方なく付いてくる息子。行先は、だいたい合っているので途中までこれで行きます。

自由席でもガラガラでご満悦。超快適に移動できそうです。問題は寝過ごさないようにするだけ。息子はアテにできない。眠たいけど「世界の車窓から」のBGMをYOUTUBEで流しながら、景観を楽しもうと思います。

♪タラッタッタ~タ~ラ~ララ~♪

にしても見事なガラガラっぷりです。そしてやはり睡魔に襲われ爆睡(笑)しかし何と、いつも目覚ましが鳴っても止めることなく寝続ける息子に起こされるという奇跡が起こりました。どうした息子よ、今日は何か調子良さそうだな。

いや、逆に悪いのか?

どっちでもいいや、ナイス息子!関空まで行ったら、1日潰れて映画どころじゃないからね。

午前中は用事がありウロウロし、お昼ご飯を食べます。やはり息子は若いのか肉に引かれるようです。適当に入った店が安くて助かりました。この肉×3を息子が食べました。

映画の上映時間までまだ小一時間あったので、時間つぶしの為にデパートで時計をちょっとだけ見ることとします。見るだけです。だって、映画が待っているんだから。さすがにそこは息子と約束しているので大丈夫です。当の息子は、

ちょっと俺も違うところ行く

というので、映画館の入口で待ち合わせをして私はランゲさんのある某デパートへ。

色々と時計を見せていただき世間話をしていると LINEから電話呼び出しが。見るとさっきまで一緒だった息子からだ。待ち合わせまでにはまだ早い。

LINEの呼出音が鳴る。

オサーン:「どした?」

息子:「お父さん、ちょっと来て!」

オサーン:「は?『お父さん』って、なんでそんな呼び方なん?ヤ〇ザにでも絡まれてるんか?」

息子:「ええから、早よ来て!頼むわ。」

場所を聞いて驚いた。もうツイッターでも出しちゃったが、息子は一人でロレックスへ行ったようだ。急いで息子のいるところへ向かい、店員さんへ伝える。

オサーン:「む、息子がここで拉致されて・・・いや、時計を見せてもらっていると聞いたのですが。」

店員:「アッ、こちらへどうぞ。」

奥へ進むと、何やら時計に布が掛けてある。そこから覗いているのは・・・

部屋の隅まで後ずさりしながらスマホで写真を撮る。拡大してみると、そこにはやはりあの時計が!幻ではない。

オサーン:「エッ?マヂか!デートナ・・・ハ?おま・・・」

息子:「うん、『ある』っていうて出してもらった。んで、お父さんにはお金出してもらおうと・・・そんなお金、俺持ってへんし。」

オサーン:「お、おう。出す、出すよ!ガキは引っ込んでろ!ここは俺に任せ・・・いや、お前、金ないのによう突撃できるな。とりま、分割でいいから全額返してくれよ。」

息子:「ありがとう。じゃ〇〇さん、支払いはこのオッサンがします。」

オサーン:「ちょ、おま・・・急に呼び方・・・」

店員:「ありがとうございます。では、こちらとなります。」

平然と100万円以上を立替えさせるとは思わなかった。しかし心配するな、息子よ。俺には召喚獣アメックスというのが付いているから、いつでも呼び出せる。

とはいうものの、先日もオデュッセウスを買った(前回参照)し、その他、出費がここ数日多かった。

前回分↓

スーパー社畜サラリーマンの俺にはカード限度額っていう枠があるので、それが心配だ。大丈夫なのか?通るのか?

 

通るのかいっ!

 

初めてのロレックス正規店購入ということで、息子は取り扱いや保証などの説明を受ける。私は隣で震えが止まらない。初マラソン初優勝みたいなもんだ。

時間がどんどん過ぎていく。映画は?いや、もうそれどころじゃない。これでいいのだ・・・

息子は時計の価値というのもを恐らくよくわかっていない。でも別にそれでもいいと思う。自分が雑誌か何かを見て気に入った時計がデイトナであり、それを身に着けたいという思いはよくわかる。それがチューダーでもGショックでも何でも良い。それが、たまたまデイトナだった。そして偶然にも出会えたということだけなのだ。それ以上でもそれ以下でもない。

 

 

そう思わないと、いつも欲しくて回っている俺がヤッテランネーんだよ!

良かったね、息子ちゃん。

でも必死でベゼルが回ると思って回してたけど、これ、そういうのじゃないから!