レアモンクエスト 特別編 感動の2夜連続投稿 2

学生の時、梅田の泉の広場にバブを入れて警察官にすごく怒られたことのあるオサーンです。神秘的で意外と周りの人には好評でした。

最近ブログを書いていないので失敗しました。前回に続いて今回のお話は次の日にアップ予定だったのですが、制作途中で誤爆してしまいました。先に見てしまった人、すいません。内容はそのままです。

前回からの続きです。東京での仕事がタイトスケジュールということで身動き取れない状態でも、まぐれヒットでR社の時計を1本確保することに成功したオサーンですが、地元関西へ戻る東京2日目もなかなか身動きが取れません。

「今日は缶詰になりますので、午後の新幹線ギリギリまで外に出れませんので。」

出張に同行している同僚が俺の動きに再び釘を刺す。でも心配するな。俺も大人だ。そんなに人を困らせるようなことはしたくない。そのうえ、前日にもう俺は買っちゃたもんねぇ~ルンルン♪

そうは言ったものの、朝8時半~12時まで一歩も外には出れず、東京にいるのに無機質な壁の部屋にいるだけ。これはつらい。

昼は立派な食堂で一口カツ定食をいただきます。これは美味でした。しかし昼ごはんもそこそこに、再び会議や何やらでなかなか出れない。部下にコッソリ聞く。

「おい、まだか?あのハゲチャビンの話、長げーんだよ。」

しかしこのヒソヒソ話、机に設置のマイクがちゃっかり拾ってた。最近のマイク性能はたいしたもんです。トイレへ駆け込むオサーン。もうこうなれば、こんなところにゃいられない。部下にあとは任せて都会へ飛び出します。

タクシーに乗って近くのデパートへ向かいます。せっかく東京に来て、パトロールすらできないのは悔しい。東京駅からの新幹線は18時過ぎの発車。それまでに何とか行けるだけ行くしかない!

まずは本日1件目。時計売り場に向かう・・・が客が多い。やはり土曜日だ。ここは聞くまでもなく諦めて次へ行こう。

そして入った2件目のデパート。

オ:オサーン / 店:店員

オ:「すいません、あのぉ・・・ほら。わかるでしょ。その・・・人気のモデルですよ。」

店:「と申しますと・・・どういった機能のお時計をお探しでしょうか?」

オ:「計れるヤツやん、ピッて。」

店員さんがカタログを開く。

店:「クロノグラフ機能のモデルですと、こちらのモデルになりますね。」

オ:「そうそう、それ。その金でベルトが黒いゴム製の、恰好いいし欲しいんです。」

店:「そちらのモデルはなかなか入荷が少なくてあいにく・・・」

オ:「この金と銀が交互のヤツが本当は欲しいんです。交互のヤツ。」

店:「コンビですか・・・」

ん?あるんじゃね、この顔?

オ:「そう、116503のイエローロレゾールです。ブラック・シャンパン・ホワイト・8Pダイヤ、文字盤こだわらず。お願いします!」

店:「えぇ? なんだ、すごく詳しいんですね・・・。ちょっと在庫の確認を・・・。」

この段階で15:40を回っている。普通ならこの時点で買えた実感を満喫し、一つの目標を達成したような高揚感に浸るはずだ。しかし今の俺は違う。気持ちを切り替え、さっさと買って次へ向かわないといけません。説明を受けて商品を受け取り店を飛び出したのが16:20。まだ回りたい!電車に乗って移動します。

駅のホームにいると、可愛らしい女性が隣で写真を撮っている。

ここは声を掛けてみるのが漢の使命。

オ:「BTS好きなんですか?」

女:「え、あ、はい。」

オ:「オシは誰ですか?」

聞いてはみたが、誰一人として知らない…

女:「グクです(^^)」

オ:「グフ?」

当然聞いても誰かわからない。沈黙が続く。

女:「じゃあ、一番右は誰か知ってます?」

オ:「古市憲寿」

女:「その隣は?」

オ:「片岡愛之助」

女:サササッ

気がつけば女性は去っていた。都会の女性は非常に厳しい。

要所要所で一応同僚にはLINEをする。新幹線には間に合うように駅へ向かうから、気にしないように、と。そして土曜日ということで駅の周りの人混みをかき分けながらデパートにたどり着いた。

オ:オサーン / 店:店員

店:「いらっしゃいませ。どういったモデルをお探しでしょうか?」

オ:「マリーナ探しているんですけど。」

店:「マリ…サブ〇リーナは今のところお在庫を切らして・・・」

オ:「マリーナにこだわってなくてですね、俺の中ではベゼルに数字打ってあったらマリーナ系として認めてるんで、他にそんな感じのないですか?コンビとか良いですよね。」

店:「いやぁ・・・プロフェッショナルモデルは凄く人気で・・・」

オ:「ヨットマとかどうですか?ヨットマ?」

店:「ヨッ〇マスターですか?はい、そちらもないんですよねぇ。」

なさそうだな・・・最後にもういっちょ言って終わりにしよう。

オ:「ドゥエラーとかは?空ドゥエラーでも海ドゥエラーどちらでも。ドゥエラー系も探してて。お願い!もうすぐ関西に帰るんやけどもう新幹線で帰るし最後のお願いにまいりました!」

店:「・・・確認してきます。」

そんなこんなで、最後にまたもやゲット!! 2日間、5店舗回って3本買っちゃいました!!

政府が渋々公開する機密文書みたいな黒塗りですいません

2,074,600円1,934,900円1,841,400円=5,850,900円のお買い上げとなりました(価格をクリックすると、参考モデルが表示されます)。同行している部下達には何言われるかわからないので、自分が休みの日に受け取れるようにひとまとめにして配送手配をしておきました。これで完全犯罪です。そして帰路につきました。

やはりお金を使うと疲れるもんです。新幹線では完全に寝落ちしてしまい、部下に起こされて何とか帰宅。次の日曜日はスポーツジムで汗を流します。

ここのパーソナルジムでは、男には男性トレーナーしか付かないということで(それが普通かもしれないが)、申し込みしている期間が過ぎれば他へ移ろうと思います。女性トレーナーならもっと頑張れるんですが、モチベーションがちょっと・・・。

その後、少し時間があったので、近くをぶらぶら歩きます。

悲しいことに、数年前まで歩くことも困難なほど人で賑わっていた場所ですが、今ではシャッターが目立ちます。

せっかくなので、今日もチラッと寄るだけ寄ってみようとデパートへ向かいます。

どこでも人が並んでいるR社ですが、この日は思ったよりも人が少なくすんなり中へ。するといつもニコニコ対応してくださる店員さんがおもむろに接近してくる。

「ヘイ大将、今日は生きの良いのが入ってますぜ!」

え?俺もういっぱい買ってマニーが底をつきそうなんだけど、もしかしてオイパペとかライトな感じのも欲しいって言ってたから、そんな感じかな?しかし店員さんからのお声掛けって、地元の店舗はこれがあるからありがたい。今まで色々とお世話になってますが、何だろう?気になる。

「え、ナニナニ?何が入荷したの?オイパペのナポリタン(赤)?だし巻き(黃)?」

もう勝手にオイパペ辺りだと思いこんでいるオサーン。しかしこの思い込みは覆された。

「オイスターフレックスです。ここでは初入荷で、今はイエローゴールドとローズゴールドがあります。どちらでも(^^)」

へぇ〜そうなんだ…いや、もうそれってオーバー400万じゃん!

せっかく声をかけてもらったんだから、取りあえずローズゴールドを見せていただく。

悩む。これを買うべきなのか?しかし目の前の時計は非常にセクシーだ。やはりローズゴールドはエロい。この俺がエロを逃してはならない。

でもね、前々日、前日に続いて3日連続は過呼吸気味、いや虫の息。

「今日は持って帰れない事情があるので、少し待ってもらえますか?」

と交渉する。日曜日は家に家族が待ち構えている。手ぶらで出て行ったから、何か手にぶら下げていたらすぐにバレる。

そして後日、お店へ取りに行って支払いも済ませる。

今回のお支払金額、4,603,500円也。先日分と合わせて

10,454,400円(税込み)

と、なっていた。サラリーマンだということを忘れて調子に乗ってしまった…_| ̄|○

鬼滅の刃 無限列車編のラスト、煉獄さんが母上に言った言葉が脳裏をよぎる。

「母上、俺はちゃんと支払えるだろうか?」

死物狂いで仕事をするしかなさそうですね…