レアモンクエスト DAY20 後編

新幹線が途中の駅で1分〜2分停車した際に、それを見越して自販機で飲み物を買いに出る人を見ると全身全霊で「早く閉まれ〜早く閉まれ〜」と唱えるオサーンです。

前回からのつづき、銀座ロレックス正規店ディープシー Dブルーの在庫確認を待つオサーン&ゾーネ

オサーン:オ  /  店員:店  /  ゾーネB:ゾ

在庫確認から戻って来る店員さん

オ:「あ、戻ってきた。」

ゾ:「楽天カード用意しときます。アハハ。」

店:「今確認しましたところ、こちらの在庫は残念ながらございませんでした。」

ゾ:「え?」

オ:「そうですか…また諦めずに彼が来ると思いますので、その時はよろしくお願いします。」

ゾ:「・・・」

店:「はい、またのご来店をお待ちしております。」

オ:「ありがとう。」

ゾ:「・・・」

ソーネBはかなりの落ち込みようです。絶対に出てくると思ったらしい。私もそう思った。

課長、僕今までこんなパターン経験したことないですよ、ショックです。完全に出てくると思っていました。

ちょっと暗いムードになるが、若ゾーネは自分が望み通りチューダーを購入しているので顔がニヤけている。

何やお前、ヘラヘラしやがって!

ゾーネBがイライラしている。その様子をジッと見て私は、

俺の力不足で悪いね

と一言。一瞬にして静まり返る。「すいません・・・」とゾーネBがいう。

本当なら六本木に行きたいところですが、店舗数を考えて新宿に向かうことにします。

丸の内線って赤いんですね。これまた可愛い。実は私、新宿SSデイトナ2回買ったことがあります。相性もいい土地柄。

 

小田急京王伊勢丹高島屋4か所あるのでここで決めたいですね。しかしまず1店舗目は秒で撃沈。全く話にならなかった。

でも伊勢丹では再びShellmanさんで時計を拝見。ここでも見たかった時計を発見!オーストリアブランドハブリングツーHabring²)です。高い技術力は、ランゲアンドゾーネIWCで培った経験から独立してその時計に注がれています。リシュモン時計部門の最高経営責任者ギュンター・ブリュームラインと共にランゲアンドゾーネ復興に尽力を尽くしたリチャード・ハブリングが夫婦で興したブランドです。夫婦だから「2乗」が付いてHabring²となっているようです。

このモデルは見れませんでしたが、上のアーウィン(ERWIN)というモデルは、機械式なのに1秒ごとに針が動くステップ運針。どこかの雲上ブランドが超高額モデルに採用してますよね。そして、一番見たかった時計がこちらです。

こちらがフドロワイヤント(Foudroyante)というモデル。この時計の動きを見ると驚きます。「は?」となること間違いなしです。こちらも秒針はステップ運針です。では9時位置のスモールダイヤルは・・・現物を新宿伊勢丹で見れたことに感動。店員さんと時計の話に花が咲き幸せを感じました。YOUTUBEなどで、「Foudroyante Habring」と検索すれば、動きが見れます。機械式でこんな時計作るって、凄い技術だし、面白いですね。

 

さて、ディープシー Dブルーマラソン新宿を回っていましたが、ある店舗で店員さんとこんな話になりました。

オサーン:オ  /  店員:店  /  ゾーネB:ゾ

店:「今入場制限中でして、申し訳ありませんがこちらでお待ち願えますか?」

オ:「そうですか、やっぱりロレックスは人気でお客さん多いですね。」

店:「ありがとうございます。もしよろしければご希望のモデルをお聞きいたしますが。」

オ:「サブマリーナとかって今人気ですよね?」

店:「はい、どのお素材も今は在庫がない状態です。」

オ:「ですよね。でも仮に300m以上の潜水をしようものならやっぱりシードゥエラーになるじゃないですか。」

店:「まぁ、一般的にそんなに潜る方は少ないですが・・・」

オ:「で、潜り過ぎて1220mを突破すると、ディープシーが必要。」

店:「はい(笑)」

オ:「結果、ディープシーに辿り着いたわけです。しかもオシャンティーなDブルーに。」

店:「と、いうことは・・・」

オ:「お察しの通り、Dブルーを探してるんですよ。」

店:「かなり潜られるんですね(笑) 少々お待ち願えますか?」

テクテク中へ入っていく店員さん。オサーン&ゾーネは店の外で待機状態。すぐに店員さんが戻ってくる。

店:「只今、店内にお客様が多くおられるのでご用意ができましたらご連絡差し上げますが、お電話番号宜しいでしょうか?」

オ:「ハイ、では」

振り返ってゾーネBに電話番号を書くように言おうとする・・・え?泣いている?

ゾ:「名刺・・これ・・・スイマセン」鼻ジュルジュルしながら名刺を私に手渡す。

オ:「このお名刺お渡ししておきますので、この番号までお願いします。会社ではなく携帯の番号にお願いします。」

店:「はい、かしこまりました。え?お仕事・・・はぁ。では、できるだけ早くご連絡差し上げます。」

というわけで、約15分ほどして電話が。店内では個室ではなくカウンター、商品を布で隠しての対応。

実は今回、意味もなく3本の時計を持って東京に来ました。デイトナ116518LNGMTマスターII 126715CHNR、そしてこの写真のオーバーシーズです。日付どころか時間が全然合ってませんが、気にしないスタイルです。

本当に買えると思わなかったのですが、上手い具合に何とかゲットすることができました。しかも先月、同僚がデイトナ116513新宿でタッチの差で逃したリベンジも同じ店だったので果たせたような気がしました。

この日は寒かったようですが、寒さを忘れて一生懸命の1日でした。

 

そういえば、新宿を歩いている時に見た高校、衝撃的でした。その名も、

東京都立新宿高等学校!

田舎者の私からしたら、超羨ましい校名。立地も新宿の街中。どうでもいい情報ですが、関西人の私の印象としてはそんな学校はありませんが、「心斎橋高等学校」や「四条河原町高等学校」みたいに感じました。

ということで、一度は諦めていたDブルーをなんとかゲットできて、ホッとし一息。帰る前に、やはりここはゲットできた大きな要因、BANANA JUICE TOKYO さんに向かわねば!と思い、朝に続いてまたまたお邪魔しました。

しかし同行していたゾーネの二人はバナナが大の苦手という。匂いもダメとのことで、私一人で購入できたDブルーを持ってお店に。今回も愛のこもったハート付きです。

というわけで、何とか上手いこと見つけられたお礼として、ゾーネ達からは昼ご飯と夜ご飯をご馳走になりました。帰宅後、ゾーネBの喜びの声と共に、写真も送られてきました。