レアモンクエスト DAY19
最近、部下とのやり取りが少なくなってきて、話し相手はシーマンしかいないオサーンです。
11月上旬に姪と少しパトロールをして以来、休みが1日もなく約3週間働き続けたこともあり、疲れとストレスがピークに達しました。そんな心を癒せるのは、やはり時計でも見て回ることだと感じ、余裕が出てきたこの日はパトロールへ出ることとなりました。労基法上、休まないといけないので、休みという名目で仕事に出てきている今日は、ちょっとワガママをさせてもらおうと、外勤ついでに時計屋さんを回ります。
そんな日の僕の相棒はこちら。
イエローゴールドの時計を着けている僕を見て、部下が「兄貴ぃ~!」とか大きい声で話しかけてくる。それを聞いた通行人は、ちょっと僕を避けているようにもみえた。というより、この部下がリアルゴリラ的体格なのが原因かも知れません。
まずはいつもの梅田からスタートします。
電車を降り、阪急百貨店です。ここは、店の外の装飾が綺麗なんですよね。子供を連れたお母さんも、よく立ち止まって写真を撮ったりしています。
6Fへ上がり、時計コーナーへ。やはり新型コロナウイルスの第三波の影響か、かなり人が少ない気がします。ロレックスにもスムーズに入れました。しかし買えるような気がしないのは、なぜでしょうか。店員さんとお話をするも、やはり全く出てくる気配がありません。36mmのオイスターパーペチュアル・ブライトブルーは置いてありました。プロフェッショナルモデルは、皆無というお答え。店員さんがそういうのだから、信じて店を出ます。丁寧な対応をしていただきました。
出てすぐにあるショパールにも少し顔を出しオシャベリ(女性と話しがしたいだけ)、その先のチューダーの店員さんには「久しぶりですね」なんて声をかけていただいて10分ぐらいお話しました。ランゲにも顔を出しておきます。予約中のオデュッセウスの入荷はまだのようですが、凄くいつも良くしてくれます。今回はノベルティでこんなのいただきました。
筆箱よりも大きいアルミ製のケースです。何が入っているかというと、
缶バッヂが3個。渡していただいた店員さんが、恐縮そうにしていた理由がなんとなくわかりましたが、こんなことをしてくれるだけでも嬉しいもんです。
ここを出て、梅田大丸に続いて向かいます。
ここでは何もコメントすることはありません。ただ、無表情な「ございません」をいただきました。あまり店員さんのマイナス面は言いたくありませんが、少し残念な対応でした。あんなの初めてで、ちょっとショック…悪いことは、全てコロナのせいにしておきましょう。神戸大丸では同じ「有限会社 福田」でもそんなことを思ったことは一度もなかったんですけどね。僕の思い違いかと思って、少し後に予備知識なしで部下にも突撃させたのですが、同様の印象のようでした。
全てコロナが悪いんだ!
ま、嫌なことを忘れるためにメシでも食おう!てことで、部下と一緒に高級中華料理で舌づつみ。
コーテル、ソーハン、そしてバリをそれぞれイーガー食べてお腹いっぱいです。同僚はコーテルリャンにチュウドン、エンザーキーをペロリと食べてました。これを普通の言葉に訳すと、
「餃子・チャーハン・揚げそばを1人前ずつと、同僚は餃子2人前・中華飯・鶏のから揚げ」
となります。明日から使える王将用語講座でした。食べる前の写真は撮り忘れました。
宮廷料理の後は、やはりここで余韻に浸ります。
日新堂さんで雲上です。パテックフィリップも良いのですが、僕にはまだ早い。他に取り扱っているブランドで、気になっているのがあるので、どんなもんかと期待しています。そのブランドは、
Arnold & Son(アーノルド&サン)です。なぜこのブランドかというと、先日発表された新作に目を奪われたからです。
このムーンディスクの大きさ、文字盤のゴールデンオブシディアン(黒曜石)がシックで恰好いいパーペチュアルムーンというモデル。この写真のモデル置いていませんでしたが、SS製のパーペチュアルムーンはありました。実際に見ると、美しいのですが私には大きく感じた。これは、ベゼル部分が薄いので文字盤が大きくなり、時計全体が大きく見えてしまうため。でも、凄く良い時計でした。
部下は仕事に戻り、私は地下鉄で天王寺まで向かいます。
あべのハルカスでいっちょブチかましてやろうと気合が入ります。いつも話をする店員さんがいないので、今日は秘儀「デイデイト作戦」を発動する!
店:店員 / オ:オサーン
デイデイトの並んでいるところをジ~っと見るオサーン。
店:「いらっしゃいませ。気になるモデルがございましたら、お出ししますので。」ニコニコ
もうこの時点で店員さんは我が術中にハマっている。勝利目前だ。
オ:「はい、このプラチナのアイスブルー、凄く興味があるんです。」
店:「ご試着されますか?」
オ:「はい、お願いします。前から欲しかったんです。」
写真を撮り忘れたが、このモデルを見せてもらっている
オ:「素敵ですよねぇ、今、デイトナのオイスターフレックスのローズゴールドを探していて、このプラチナデイデイトと迷っているんです・・・(本当に欲しいんですけどね。)」
どうだ。これでオイフレも近づいただろう。
店:「こちらのモデル(デイデイト)も人気のモデルなので、なくなってしまうかも知れませんよ。」
フフフ。知らないだろうが、私はこのデイデイトを買えるほどのお金は持ってないのだ。ここから私の作戦が突き進んでいく。
オ:「これ欲しいんですけど、このハチの巣模様じゃなくて、ローマンインデックスのクワドラントモチーフダイヤル(噛まずにちゃんという)の方が欲しいんですよねぇ」
この4分割されたパターンのダイヤルがクワドラントモチーフ
そう、これじゃない方が欲しいから今回はデイデイトをスルーして、とりあえずオイフレデイトナを出してもらう作戦なのだ。これはもう、いただいたも同然。
店:「そうですか!それなら他から持って来れると思いますよ!」
えっ!
そ、そんな・・・それならデイトナも他から引っ張って来てくれよ!確かにデイデイト欲しいけど、670万円ってさすがにムリだ。
オ:「い、いや、そこまでしてくれなくても・・・オ、オイフレデイトナ、買ってから考えようと思っているんですよ・・・」
超カッコウ悪く敗れ去り、店を後にするオサーン。店員さん、トボトボ帰るぼくを出口まで見送らなくていいよ。ハズイから!
逃げるように地下鉄に乗り、時間がないので心斎橋の2店舗で終了とする。まずは大丸から。
僕は心斎橋大丸と相性があまり良くないので、それほど行くことがないのですが、やけに堂々とした「研修中」の札を付けている夜の店出身っぽい男性店員さんがいる。本当に新人か?見た目はそこそこベテランっぽいんですけど・・・
もちろん、ここでも撃沈。心を癒すために、近くのピアジェで暇そうにしていた店員さんとお話をする。先日、ジュネーブウォッチグランプリで大賞を取ったことについてのお話などをし、大丸出口へ。
そこにあった、グッチ。別にグッチには興味があるわけではないが、以前置いてあったカタカナ表記のモデルがなくなっている。
以前お話した女性店員さんが、
「『関東ではこれが不人気で売れないので、関西でさばいてくれ』って言われて在庫がふえているんです。買ってください!」
と懇願された。その時計がショーケースから消えていた。良かった。売れたのだ。それを店員さんに言うと、
「いや、新作が入ってきてスペースがないのでしまってあります。あと一本なので買ってください。」
という。インパクトはあるが、正直興味がない・・・そんな僕を店員さんは中へ引きずり込む。こんなのどうですか?と他の時計も勧めてくる。
ディズニーコラボモデルだ。ドナルドダックがダイヤルに描かれていて、可愛い。ワイワイ店員さんとお話していたが、よく考えるとドナルドダックに何の興味もない。値段も12万円ぐらいだったと思うが、丁重にお断りした。時間がない。
最後はレキシアに向かいます。
店に入って見渡すと、ここにもいつもお話する店員さんはいない。残念だ。一応、希望のオイフレデイトナを聞いてみるが、残念ながら在庫なしというお答えだった。その後、隣のグランドセイコーに立ち寄り、来年発売モデルのサンプルを見せて頂いたり、ちょっとレアなモデルのご紹介をいただいたりした。
今回は収穫が全くないパトロールだったが、久しぶりに正規店へ足を運べたことの嬉しさがありました。この新型コロナウイルスが蔓延している中ではありますが、仕事のついでのパトロールなので、お許しくださいませ。
そういえば、東京の姪からラインが来た。どうやら前回買ったターコイズブルーのオイスターパーペチュアルを彼氏にプレゼントしたそうだ。あれは俺の “お下がり” だと思っている。詳しくはこちら。そしてそんな彼氏に、一足早いクリスマスプレゼントを買ってもらったという。
俺の “お下がりパーペチュアル” を見せつける彼氏と、その彼氏に買ってもらったカバンだそうです。カバン屋でも始めるつもりか・・・
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