レアモンクエスト DAY18

先日、動物園で『キリンのエサ 100円』と書いてあったので、キリンの口に100円玉をジャラジャラ入れてあげたオサーンです

美味しそうに食べていました。貯金箱のような動物ですね。

 

めっきり寒くなってきた11月ですが、仕事が忙しくなってきているのでパトロールどころではなくなってきています。そんなクソ忙しい時に、東京から実兄と姪が車でやってきました。

そしていつもの如く、姪が “ささやき戦法” を使ってくる。

オサーンちゃん、お父さんが連れて行ってくれないから一緒に買い物行きたいの♡

そんな猫なで声に、百戦錬磨の私が引っ掛かるわけがない。

知らん知らん。彼氏にでも買ってもらえ。今日はゆっくり休んでおかないと明日の仕事がキツイ。

そういう私に姪が、ソーシャルディスタンスを突破してすり寄る。

私の奢りでご飯行こ(^^)

お金はどうでもいいとして、ソーシャルディスタンスを守らないのはけしからん(どうせならもっと薄着じゃないと)。

尊敬する兄貴の娘やから仕方がない。俺は行きたくない。でも兄貴には世話になった。兄貴の子の頼みは、聞くしかない(エエ女になったし)。わかった。

と、結局は行くこととなった。兄貴に買い物へ行くことを告げると、「車使ったらいいから。いってら~!」と言われました。車の運転が好きではない私ですが、行くしかなさそうです。

 

車で走ること約1時間。時々ここの前を通るんだけど、全く知らないし興味が・・・ロレックスよりも高貴な感じ。お高いんでしょ⁇

昔、乗馬をしていた時に、「エルメスの鞍を買わないか?」と勧められたことがあった。元々乗馬の鞍を作ってるんですよね、エルメス(逆に鞍以外の商品を全く知らない)。

とにかく私には用事がないのでロレックスへ向かいたいのですが、そうはいかず結局会計までいることとなりました。いっぱい買って満足気。しかしどうやらこの姪、ただならぬ顧客ではなさそうです・・・

一度車に荷物を置いてロレックスへ向かいますが、全くの見せ場はなし。彼女はすでに買い物を済ませており、私も少し疲れているので「帰ろうか」と提案。しかし彼女、

ご飯、どこかで食べようよ。ラーメン食べたい。

という。そんなこんなで、ラーメンを食べることとなりました。大阪の御堂筋という大通りを歩いていると、見かける看板。私はラーメンも全く詳しくないので、美味しいかどうかもわかりませんがここに決定。

こうやって、赤ん坊の頃から見ていた姪が立派になり、僕にご飯を奢ってくれるまでになったことに感動。しかしそんな気持ちに浸っている場合ではない。せっかく街に出てきたのだから少しぐらいは正規店のパトロールをしておきたい気持ちもある。

最近は店の入口で待つのもダメで、電話番号と名前を伝えて店から離れるように言われたりする正規店もある。それはそれで、「ウチの店には来てほしくない」というような感じがして、行きづらい。

そんなことを考えながら、向かったあるロレックス正規店。わけあって伏せておきますが、面白いことがありました。

実は姪がネットで見て、欲しくなったモデルがあるという。それは…

 

いまや、飛ぶ鳥を落とす勢いのオイスターパーペチュアル !しかも41mmが欲しいという。これ、僕が欲しいトマトカラー。でも41mmは見たことないんだなぁ。

とりあえず店に入ってみる。

店員 : 店 / オサーン : オ / 姪 : 姪

店 : 「いらっしゃいませ。お伺いいたしましょうか?」

話をしたことのない店員さんがいた。

オ : 「あぁ、はい。オイスターパーペチュアルのコーラルレッドを彼女が欲しいらしく、探しているのですが…」

店 : 「どちらのサイズでしょうか?」

姪 : 「41mm!お願いします!m(_ _)m」

店 : 「在庫の確認をして参ります。」

今まで在庫確認ってここではしたことないのに、もしや・・・

オ : 「あるんちゃう?出てきたら自分で買うのか?」

姪 : 「うん、買う。」

オ:「頼むで、払ってや。」

店 : 「お待たせしました。すいません、今は在庫を切らせていおります。」

やっぱりない。すんなり諦めて帰ろうとした時に、店の裏から在庫ではなく、よくお話する店員さんが出てきた。

裏からの店員(これから裏と表記):「オサーン様、娘さん・・・ですか?」

姪:「愛人です(笑)」

オ:「愛人です。

裏:「いやいや(汗)」

オ:「姪なんです。」

帰ろうとしていたが、結局20分ぐらいどうでもいいお話することとなりました。

裏:「そうですか、今日は姪御さんが欲しいということなんですか。もう一度見てきます。」

・・・これ、出てくるパターンぢゃねーの?

裏:「こちらでお待ちになってください。」

「奥の間」に来たら何かあるに違いない。姪はどうしても欲しいらしく、「コーラルレッドでお願いします!」と念を押す。すると・・・

マヂかいな⁉ 東京一日探しても出てこなかったよ、それ。何で若い女に出てくるの⁇

裏:「今、検品しているものが一つございました。」

オ:「あるんかいっ!」

姪:「可愛い!これ買う!」

オ : 「いや、これ俺が欲しい。」

姪:「じゃぁ、オサーンちゃんが買って、私が持って帰る!」

オ:「何やそれ、アホ!お前は親にどんな教育をされてきたんや!俺のグリーンサブもパクリやがって!」

この痴話喧嘩に見かねてか、

裏:「同じお色ではないのですが…」

オ/姪:「ん?」

大人気のターコイズブルーぢゃん!

姪:「これ、しー君(彼氏)が探してる色だ!」

オ:「Cくん?死くん?彼氏か?そいつとは長いんか?結婚するんか?もうヤッタんか?俺にもヤラせ・・・」

みんなからの冷ややかな目を受ける僕を尻目に、彼女は購入の手続きを進める。

オ:「俺は結局何も買えずか・・・死くんかDEATHくんかは知らんが、自分の時計の金は自分で払わせろよ。おれはDEATHくんにはビタ一文払わんからな。」

裏:「オサーン様、どうぞこれでも・・・」

オ:「何です、これ?」

開けた瞬間、甘い匂いですぐにわかる。てか、まだあんのこれ?

というわけで、チョコレートでした。調べてみると、結構もらっている人いるみたいです。ラクマか何かで “非売品”として、販売履歴がありますね。

私は結局収穫なしでの帰宅となりましたが、せっかくなので記念に僕がタコパペをDEATHくんに渡る前に着けて、姪のトマパペとツーショットを撮りました。

あぁ、悔しい。彼女とおそろいのロレックスとは、何とも贅沢な・・・帰宅するまでの短い時間、新作のオイパペを堪能させていただきました。

ゴメンね、DEATHくん。君には空箱に包装紙もなしでリボンだけしてもらったから、それで我慢してね。裸リボンって興奮するでしょ?

あとで気付いたのですが、実際のところ、僕のクレジットカードは限度額目一杯まで行っているようで、オイパペ1本の決済もできない状態のようでした。さすがにこの日の全ての買い物の額は酷いものなので、エルメスの小物を除いて全ては兄貴の立て替え払い。来週には兄貴からの返金があるとのことです。

ただ、エルメスでの買い物もどうやら行く前から話は通っていたような・・・どこかに電話もしてたし・・・。ちょっとだけ聞いたら、外商とかって専用アプリでやりとりしたりしてるとか。勝てねーよな、無外商のジジィには・・・これからは、姪を通して買わせてくれよ・・・

今回、オイパペ41を付けてみて、かなり欲しくなったトマパペことコーラルレッド。今度出会ったら、買っちゃう勢いです。でも今欲しいのは・・・デイデイトなんですけどね・・・