レアモンクエスト DAY14
- 2020.09.29
- レアクエ
- h.moser, H.モーザー, rolex, streamliner, ストリームライナー, パトロール, リシュモン, レアクエ, ロレックス, 新作, 阪急メンズ館
宝塚音楽学校の生徒に負けじと、近鉄電車にお辞儀をしていたオサーンです。
実は前回のレアクエ DAY13 をアップロードした翌日だったか?数年前にロレックス普及活動をしていた際、ロレックス脳にしてしまった若者がおりまして、そんな彼から仕事中に連絡が。
「えぐいです!!」
と。だいたい想像はつきましたが、長らく探し求めていたペプシこと、GMTマスターII Ref.126710BLRO を購入したという報告。グヌヌ…やるぢゃねーか!
しかし嬉しいもんです。自分の息子ほどの若者が、こうして私の趣味を共感し、同じように好きになってくれることは、オサーン冥利に付きます。神戸、大阪と時間があれば一生懸命マラソンをしていたようで、販売員さんもそれを感じとったのでしょう。
後日、買えた喜びの勢いで食事に誘ってもらったので、近くの焼肉屋へ。彼はまだ20代。これからもロレックスと可愛い彼女と共に、仲良く暮らしてもらいたいと切に願っています。
今回はこの喜ばしい購入報告ということで、ありがとうございました!
20代がロレックス?この野郎!超激戦モデルを買いやがって、悔しいんだよ!俺が20代の頃は、時計よりも女に狂ってたんだよ!金を使い尽くしたんだよ!金返せ、当時の女! 何、彼女だと?俺が目を充血させながらカリビアンコムを観ている時に、リアル彼女とイングリモングリしやがって…クソーー!こうなりゃ、
パトロールに出てやるっ!
悔しさをバネにパトロールをすると決めたオサーン。明日は行くぞ!そう心に決めて2時過ぎ就寝。しかしほどなくして朝の5時過ぎから電話が。
「課長、至急出社願います。緊急事態です。」
俺の怒りはマックスに。ロイヤルオークを枕元に用意してこの日はパトロールに行く気満々なんだよ!どいつもこいつも俺を安っぽく扱いやがって…
出社すると確かにピリついた雰囲気が。そんな時、空気読めない部下の一人が私の時計を見てまたもや無礼を働く。
【1択問題】
写真の時計を見て
「ウブロですか?!」
と珍しく真当な返しをした部下に、
「ニアピン!でもAPって書いてあるやろ?」
と言ったら、
「AP…アウストラロ…」
と答えました。
さて、後半は何と続くか下の選択肢から番号でお答えください。1.ピテクス pic.twitter.com/bS6yDMCK3h
— 時計投資家オサーン (@rare_watch_net) September 26, 2020
こいつは完全に舐めてやがる。でもそのお陰か知らんが和やかな雰囲気となり、何とか修羅場を乗り切った。しかしまだ6時前。働き方改革とは無縁である。やってられないので、隙を見て早朝公休タダ働きから抜け出すことに。
でもまだ電車、こんな状態ですよ。
誰も乗ってねーし。にわとり以外の世間はまだ寝てんだよ、土曜日だし。私もゆっくり電車で寝ることにZzz…
起きたら既に終点梅田駅。車掌さんに起こされて急いで下車します。まだ早い。まだ早すぎるので生まれて初めて漫画喫茶を利用。もう一眠りします。
そして目が冷めたら10時半。丁度いい時間、眠い目をこすりながら阪急うめだ本店へ向かいます。
ロレックスに入ると小柄な女性店員が。今日の俺は荒ぶっている。
「いつもいつも『ない』って言う答えは聞き飽きた。今日こそスポロレを売ってもらおう」
この迫力に負けたのか、女性店員は後ずさりする。
「どのモデルをお探しでしょうか?」
先日のSSペプシを買った若者の満面の笑みが脳裏をよぎる。俺は負けない。
「ホワイトゴールドのGMTマスターII。SSじゃないよ、高級ペプシ。負けられない戦いがあるんだよ!(でもメテオはもっと高いからムリです)」
フフフ、一撃かもね。さぁ、答えてもらおう。
「申し訳ございません。ただいま全てのプロフェッショナルモデルはお品切れしております。」
何だその答え。ワンチャンすらねーぢゃねーか!
破れさりし漢は店をあとにする。この傷を早く手当しないと、次に差し支える。ロレックスの目の前にショパールがあるので、ショパール姉さんに癒やされたい。いつも僕は Pornhubで「お姉さん」や「milfs」などと入れて検索し癒されている。
そこで少し面白い情報を得る。
「阪急メンズ館に行かれたことありますか?ショパールは置いてませんが、リシュモン系のブランドを取り扱った時計コーナーがあって、少し異様な雰囲気ですよ。」
という。凄く気になる。リシュモン・・・てことは、ランゲアンドゾーネもリシュモンなので、何か情報を得れるかも、とランゲにも寄って聞き込みをする。すると、
「えぇ、確かに近寄りがたい派手なよくわからないコンセプトを持った店がございます。なかなか説明を・・・どういったらいいか・・・奇抜な衣装の女性がいて…オサーンさんなら、オススメは特にしませんが、行ってみると楽しめるかも知れません。でもランゲはその店に商品は置きませんけど…ブランドイメージが壊れますから…とりあえず行ってもらわないと、説明のしようが・・・」
やはりここでも興味深い証言。完全に未知の領域。これは行くしかない。
未開の地・危険地帯はディスカバる必要がある!
普段は立ち寄らない阪急メンズ館。入ると「庶民お断り」の立て札があるかの如く、入れる雰囲気ではないベルルッティが目に飛び込んでくる。それを横目に “噂の店” を探す。
すると何やら1Fフロアのど真ん中にアイランドキッチン的な店舗が。どうやらここのようだ。
店は金ピカに輝く。敷地の中央に事務所的な部屋があり、”店に入る” のではなく、商品を通路に向かってディスプレイする様式。IWCやパネライ、ピアジェ、ジャガールクルト、ヴァシュロンコンスタンタンが店の周りぐるりとショーケースに収められている。
と、そこへ黒い衣装だがフロントがタケちゃんマン的なことになってる小柄な女性が。どことなくバブル期の雰囲気がある。なるほど、少し納得する。そして女性の印象としては、ファミコンソフト、スパルタンXの4Fのボス「妖術使い」のようだ。
※立ってパンチすると首が落ちてダメージを与えられない強敵
お姉さん・・・お母さんと言ってもいいかも知れない。そんな店員さんと話をしていると、私はこの店員さんにかなり好かれた感じがする。なかなか抜け出せない。他の女性店員も加わる。彼女も見た目年齢、バブル期に扇子を振り乱していた感のある印象だ。
個性強すぎるよ
気が付けば、約2時間もここで時間を費やしてしまった。相当強くあるブランドの時計を薦められたが断った。一応、ここで買った時計は正規店購入ということになるようだが、不思議なところだった。恐るべし、妖術使い。逆に疲れた。お時間のある方は是非、立ち寄ってディスカバってください。
気を取り直して今度は大丸梅田店へ。
しかし、表情一つ変えず「ございません」と言われて撃沈。お邪魔しました。
疲れた時は美味しいものを食べたい。そうだ、高級中華料理でも食べて体力回復するしかない!
フォアグラの姿煮とトリュフの乗った旬の野菜炒めをいただき後半戦に備えます。かなり喉が渇いたので、シャンパンを注文。その後、あべのハルカスへ行くために地下鉄御堂筋線を乗り天王寺へ。しかしここでも寝てしまい、終点ということもあり車掌さんに起こされる。
胃もたれでゲップを我慢しながらハルカスに挑戦しましたが、ここも全く取り合ってもらえませんでした。時間が少なくなってきたので、再び地下鉄に乗り難波に向かいます。
どこも最近は本当に厳しいですね。高島屋でも全く相手にされませんでした。癒されたい。心斎橋まで気分転換も兼ねてブラブラと歩きます。
大丸心斎橋店では、1Fのグッチで目を引く時計を発見。
なんちゃって感満載のグッチのクオーツです。店員さんによると、大阪ではそれなりに売れたそうですが東京では不人気らしく、何とか大阪で売りさばいてくれといわれて東京から追加入荷したそうです。ネタとして買うにはちょっと高いんですよねぇ・・・23万円。
そしてロレックスへ行くが、あえなく撃沈。もうこれが最後、レキシアでひと花咲かせよう。
少し店の前で入店制限のために待たされる。ほどなくして入店し、女性店員にプロフェッショナルモデルの有無を聞く。しかし笑顔で在庫がないという旨を聞くこととなった。
悔しい。いや、希望モデルが出てきたところでマニーがない。なので「あります」と言われても困るんですが、ただただ悔しい。ということで、敗れさりし漢はトボトボとレキシアを出て、オアシスを目指して這うように向かった先はここ、
oomiya 心斎橋店です。前回、「そういえば H.Moser という綺麗なダイヤルの時計ブランドって、どこで扱ってるのかな?」と思って調べた時に、関西ではここでしか取り扱いがないということで訪れて癒された。
担当して頂いた店員さんから直筆のお手紙と実物を見てみたかったストリームライナーというモデルのサンプルが入荷したというお知らせが届いた。そしてこの日からサンプルが見れるとあって、立ち寄った次第なのだ。
店に入るとさすがは土曜日、客が結構いる。前回対応してくださった店員さんも接客中だった。フラフラとH.モーザーのところに行くと、男性店員さんが尋ねてきたのでストリームライナーの事を伝えた。
そして見せてい頂いたこの時計。
美しい・・・一部では、カナブンカラーと言われている。なるほど。これは綺麗だ。
ブレスレットも素晴らしい。ケースサイズ40mmもバッチリ。惚れる。強いて気になる点を言うならば、時分針の形。ちょっと可愛すぎないか?
しかしこの時分針は、夜光塗料スーパールミノヴァ®を配合したセラミック化合物「グロボライト®」製ということらしい。
いや、針も格好よく見えてきた。ちょうど男性店員さんがスーツを着ている。ならば、スーツにはどう映えるのかを見てみたい。お願いしみてみた。
良いんぢゃないかい? 欲しいなぁ・・・そうそう、ツイッターでも店員さんにも聞いたのですが、H.モーザーはCEOと直接会えるんですよね。しかもこのブランドは、スイスの時計ブランドにおける昨今の売上至上主義のマーケティング、及びこれからのスイスウォッチについて真剣に考えているブランドなんです。
そんな時計に対する真っすぐな姿勢を持つ H.モーザーがちょっとどころではなく、ドップリ気になっているオサーンなのでした。今年の時計への予算が大幅にオーバーしてしまっているので、もう少し考えて購入するか決断したいと思っています。
取りあえずこの日は阪急メンズ館で時間を使い過ぎた1日でした。
次の日、接客中でお話ができなかったoomiyaの店員さんから来店の礼のお電話を頂戴しました。こういう一生懸命な営業に弱い僕です。というより、女性店員さんに弱いだけです。
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