レアモンクエスト DAY12
夜になると時々ビーフジャーキーを食べるのですが、いつの間にか嫁に、犬用とスリ替えられていたオサーンです。
「2020年の新作発表は、2021年に延期」と言われていたロレックスですが、若干ではあるものの、新型コロナウイルスの騒動も徐々に落ち着いてきたということもあり、9月1日に新作を発表することとなったようです。
かと言っても、私は病院から退院してきたばかりで、体力的にもパトロールはできそうもないし、それ以前に仕事がある。そんな状況を受け止め、ツイッターで新作についてのみんなの反応を見て楽しむ1日とすることにします。
あり得ない。ロレックスが新作発表する日に仕事だなんてあり得ない。
ファーブルが殺虫剤を撒き散らすぐらいあり得ない。
正直言って、私の仕事なんぞ誰でもできる。少し教えれば、パン君だってできる。ましてや、私には(私のことを完全に下に見ているが)頼もしい部下が数人いる。
9月1日の朝、仕事場で開口一番、みんなに伝える。
オサーン「仕事って、みんなでリカバリーして、より良くしていくもんだよな。」
同意を得るために、部下に話しかける。
20代男性部下「ハイッ!私は今も数多く助けられています!」
なかなか良くできた部下である。すると、
30代女性職員「課長があんなこと言い出したら、だいたい遊びに行かはるから、きーつけや。」
と、可愛い顔をしててもかなり手厳しいことを言う。なかなかSっ気の強い彼女は鋭い洞察力をしている。例えば私のズボンのチャックがオープンなときも、
「課長、開いてても問題ないですけど。」と、こちらを見ずに持っているペンで股間を指す。
「私のテポドンにいち早く気付くとは、なかなかのJアラートをお持ちですね。」
なんて私のセクハラギリギリセーフ(時々アウト)の秀逸な返しも無視のSぶりに、私のMっ気も七分咲き、開花寸前になる。
そんな彼女には、「みやげ、買ってくるから!」と声を出さずに口を動かして伝える。
うなづく彼女。ゴーサインのようです。
ならば急いでタクシーを拾い、とりあえず駅まで向かいます。
「追われてるんです。駅まで急いで!」と、タクシーのドライバー魂に火をつけ、時短に成功。電車に乗り込み、ロレックスへ向かいます。
まずはあべのハルカスへ!
しかし移動の途中でチェックしていたツイッターで、もう既に正規店へ行っている人が!
結局、正規店に寄ってしまいました(๑˃̵ᴗ˂̵)
新作のデリバリーもカタログも入荷はまだしばらく無さそうとの事でした😅#ロレックス#サブマリーナ#スカイドゥエラー#デイトジャスト#オイスターパペチュアル#新作 pic.twitter.com/nGoU34Xn3q— デイトナは正規店で買えるのか? (@NLQzyxbelhK8crS) September 1, 2020
早え〜な!もう行ってんぢゃん!
ツイートを見ている限り、新作の入荷は無い感じなのですが、突撃します。
オサーン : オ / 店員 : 店
店 : 「あっ、お久しぶりです。」
オ : 「新作発表を受けて、新作を買いに来ました( ー`дー´)キリッ」
店 : 「いや、まだ何も入ってないし、情報もないんですよ。」
オ : 「そうなの?僕は赤文字盤のオイパペ買いに来たのに。」
店 : 「は?そうなんですか?あの赤ですか・・・はぁ・・・」
しかしモノがないのなら仕方がない。何も収穫なく退散します。せっかく会社の連中を言いくるめて出てきているのに、全くプロフェッショナルモデルの気配がない。バナナジュースというドーピングがないので、某有名レストランで高級シェイクをチャージ。ついでにパンに挟まれた肉料理もいただきました。 I’m lovin’ it!
地下鉄に乗り込み、今度は難波高島屋へ向かいます。客は全くいないが、それ以前にプロフェッショナルモデルが全くない。ここも少し話をするのみで、退散。
しかし今日は、いつものブランドだけではなく、色々と見ようと思っていた。なので高島屋ウォッチメゾンで少し興味のあるブランド、モーリスラクロアをちょこっと見せてもらいました。やはり実機を触ってみてわかることがたくさんあります。印象としては、恰好良くて、値段もお手頃なんですが、やっぱりデカイんですよねぇ・・・私には。
TISSOT(ティソ)と、SWATCH(スウォッチ)の路面店にも訪れました。TISSOTの印象は、「軽いっ!」の一言。
その後、暑さと体力のなさで、HPがどんどん減っていくのを感じながら、心斎橋大丸へ。いつも一言程度で会話が終了してしまうのですが、今日は初めてお会いした男性店員さんと少しの間、お話をすることができました。これがまた、次につながればいいのですが、そんな簡単にはいかないでしょうね。でも、いい感触でした。
もう体力がなくなってきた。レキシアは目と鼻の先だが、このままだと倒れてしまいそうなので、一度休憩することに。私の休憩場所、それは友達のメガネ屋。買わないけれども、店内のソファに座り込みます。今度は、メガネ買うから許してね。この日は、沖縄からこの店にメガネを買いに来ている人がいました。興味のない私は、「???」となりますが、その世界にはその世界のコアな人達がいるものですね。メガネ好きの方、一度覗いてやってください(友達としての宣伝です)。Parts という店です。
約2時間ほどメガネ屋に居座って、少し気になるブランドの時計をみることにしました。それは、H.モーザーです。調べてみると、関西ではoomiya心斎橋ぐらいしか取り扱いがないんです。時々、時計のことを調べたりしていると目にするブランドなのに、実際は全くみたことがないということで、お店へ行ってみました。メガネ屋の並びにoomiyaさんはあります。
入るなり、「すいません、モーザーってブランドの時計を見たいんですが・・・」というと、
「こちらへ!モーザー担当をお呼びします!」
と、「奥へ通された。席へ案内されると、背後からトレーに H.モーザーのモデルを5本程度のせて現れたのは、女性店員さん。
「H.モーザーって時々見聞きするのですが、実際には一度も見たことがないんです。関西ではここで見れると言うので、全くの無知ですが宜しくお願いします。」
この言葉を私が言った後、約1時間ほど彼女のH.モーザー愛を聞いた。そのマシンガントークに聞き惚れた。やはり、そのブランドが好きな店員さんが案内してくれると、聞いていても楽しい。もし今度、H.モーザーを買うことがあれば、彼女から買うことにする。
そして先程スルーしたレキシアへ満を持して向かいます。
いつものことながら、ここでもプロフェッショナルモデルの厳しさは変わりない。男性店員さんと少し談笑しましたが、出てくることもなさそうでした。
最後は梅田へ。
大丸へ向かいましたが、もちろん撃沈。でも良いんです。私のメインイベントはこの先なんです。
そう、阪急うめだ店です。
突然のゲリラ豪雨に見舞われましたが、気にしない。水も滴るええオサーンです。
もちろんロレックスには足を踏み入れますが、入荷の状況を含め、全く未だ不透明と言う話を聞きました。我々はその言葉を100%信じているわけではありませんが、そこで切り込んでいく必要もないので、大人しく出ました。
そして最後に我が愛するランゲアンドゾーネへ。2020年新作のオデュッセウス Ref.363.038、ホワイトゴールドのサンプルがあるというので、拝見しに行きました。
ランゲのカラーであるグレーを文字盤に使っているということもあって、落ち着いた雰囲気でありながら、インパクトも大きいです。これはかなり恰好いい。
中身はステンレスモデルと同様のキャリバー L155.1 DATOMATICです。
ダイヤルのデザインもステンレスとの違いがありますね。これは好みが分かれるかも知れません。私は両方好きです。ちなみにこのWGオデュッセウスは、今予約すると、2021年12月ぐらい入荷ということでした。発表すぐに予約した方は、2020年末あたりということらしいです。
ということで、実物を見てみたかったH.モーザーも拝見することができ、ランゲのオデュッセウスを試着を含めていろいろと見せて頂き、気持ちよく1日を終わることができそうです。
誘惑にも負けません。70m戻りたい気持ちもありましたが、自分に打ち勝ちました。一回り大人になったと感じた9月1日でした。
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