レアモンクエスト DAY10 -オラ東京さ行ぐだ編- Part.2
- 2020.08.05
- レアクエ
- 116519ln, cosmograph, daytona, rolex, コスモグラフデイトナ, デイトナ, バナナジュース東京, レアクエ, ロレックス
漢字検定に向けて勉強している息子ちゃんが、「所謂って『しょせん』違うの?」と。これは「いわゆる」と読む。「そんなことでは受からんよ、漢字検定」などと言ったが、「『漸く』は?」って聞かれた・・・「しばらく」じゃねぇの?こっそりスマホで調べる。え?
「漸く=ようやく」
そりゃないよ!「漸く」の “しばらく感”、パねぇーぢゃん!
もっと勉強しとかないとダメですね、特に漢字は。
前回の続きとなります。ご覧になられてない方は、こちらからどうぞ。
さて、「デイトナは正規店で買えるのか?」さんが仕事へ向かわれ、私はヨメーンの母親に会うために台東区まで行こうと連絡をします。
「あんた、ウチ来たって何もないんだからそっち行くわよ。どこいるの?」
というので、銀座でシーメーはシースーだ!とテンションが一気に上がります。いっぱい食べれるように、いっぱい動いて腹ペコハッチになろうと思います。約束の時間までしばらくあるので、ちょっとタクシー & 徒歩で移動します。もちろんタクシーでは
「おつり?結構です。コーヒーでも飲んでください。」
と50円のおつりはチップとして渡すのがオサーン流です。100円以上は必ずもらいます、はい。
「近くのデパートまで」というオーダーでタクシードライバーに申しつけると、日本橋三越さんに連れて行ってくれました。
実は私、この店苦手なんです。古い建造物恐怖症なんですよ、ガクガク!しかも中にはデッケェ天女みたいなんいるし。メッチャ怖いんですよ!
こんなところで、おちおち買い物なんてできないんですよ!ササッと入ってロレックスに一直線。なければサクッと帰ります。コエェんだよ、もう!ダビデ像とかミロのヴィーナスとか古代遺跡とかメッチャ嫌なんだよ。
そんな苦手な雰囲気を感じ取られたのか、やはり全く買えるような方向へは話が進まない。早く出たいっ!
こいつら、腹立つわぁ。めっちゃ怖いし。もう!
イライラしながら今度は徒歩でブラ〜っとしていたらヨメーン母から電話が。
「やっぱり暑いし今日は外行かない。私は元気してるから、また今度おいで。」
やけにドライな母親ですが、それほど暑くは感じないんだけどなぁ。関西に比べると、暑さが全然違うし楽なんですけどね。
てか、シースー食えねえの?! ショック!
まぁ、東京をぶらり独り歩きできることってあまりないので、今度は Google Map なしで、勘でどこか正規店にでも行けるかを試してみる。ただでさえ方向音痴。最悪、どうしようもなくなっても、東京って地下鉄の駅がいたる所にある。何とでもなる。
「腹が減っては戦はできぬ」
ということで、適当に店に入る。
40代半ばでもお肌のために、野菜天ぷら丼でヘルシーにお腹を満たします(クソッ!シースー食いたかった!)。
にしても、東京ってデッケェ街だなぁ、なんてブツブツ言っているとここに辿り着いた!
大手時計並行店、GINZA RASIN さんです。並行店で、なかなか普段見れないモデルをみることは目の保養になる。せっかくなので、私が一生かかっても、正規店で買えることのない時計を見せてもらう。
パテックフィリップ・ノーチラスです。今や白文字盤が価格上昇してきているということもあり、喉から手が出るほど欲しい。でも700万円でステンレスウォッチか・・・いや、素材云々ではないのはよくわかる。でもプチコンでもなく普通の・・・
でもやっぱりエレガントな雰囲気が素晴らしいですね。超薄いし。いいなぁ・・・。対応していただいた店員さんは、GMTマスターII Ref.116710LN をしていました。女性がこのサイズの時計をしていると、ちょっと萌えちゃうんですよね。ステキでした。
さて、店の名前が GINZA RASIN ということで、バカな私でもここが銀座だとわかる。道路標識の銀座方面を目指していたので間違いないと思う。
銀座にある正規店とは、銀座レキシアです。大阪の心斎橋ではお世話になっています。他、GINZA SIX店というのもあるのは知っている。ここも以前、東京に来た時に立ち寄った。
その前に、初めて足を踏み入れるTUDORのブティック。ここでしか正規店では取り扱いのないモデルもみることができました。そして向かいにあるのが銀座レキシア 並木通り本店です。
そしてレキシアGINZA SIX店も行きました。
地下鉄に乗り、その後は新宿へ。
京王百貨店新宿では、購入履歴があります。あの時はラッキーパンチだった。そして、小田急新宿も。
東京って、正規店が多くて羨ましい。やっぱり入荷量も世界有数なんだろうと思う。その後、
高島屋新宿店、そして最後にここ。
伊勢丹新宿店です。まぁ、数々回れる充実感という点に於いては、東京はやはりズバ抜けていると思います。買えなくて心が折れる気持ちもよくわかりますが、大阪なら3~4店舗回って1日終わってしまうのとは、訳が違います。やはり数が多い方というのは、いつも思うが羨ましい。
さて、話をはぐらかすようで申し訳ないのですが、この日に回ったある店舗で、いつもながらくだらない話をしていました。
店員:店 / オサーン:オ
店:「いらっしゃいませ。」
まずはその掛け声に私は微笑みながら、店内のショーケースを見渡す。それにしても綺麗な店員さんだなぁ・・・
店:「お探しのモデル、お聞きしましょうか?」
来たな!
いつもならこちらから「〇〇ないですかねぇ?」なんて聞くのだが、なかなかデキル店員。先制攻撃を仕掛けてきた。ここで 普段なら即答するが、その時は他にお客さんもいないのでこちらも対抗する。
オ:「欲しいモデルはあるんですが、何だかわかりますか?このルックスで探しているモデルって当てれます?」
まるで安モンのスナックで年齢を聞いた時のホステスの返しのようだが、許してもらおう。一応言っておくが、もちろんこんな姿で店に行ったわけではない。
これじゃない普段着で、当然店には入っている。普通のシャツ&パンツ姿だ。
店:「そうですね・・・デイトナとか?」
いきなり当てられた・・・
オ:「え?わかります?そうなんですよ、オイスターフレックスのデイトナ探してるんですよ。でも今日、正規店を数店舗回りましたが全くダメでした。やっぱりムリですねぇ・・・」
店:「よく回られているんですか?」
オ:「いや、地元が田舎なもので・・・。今回、東京に来ることができて、正規店に回る時間が取れたので来ている次第なのですが、さすがにピンポイントで買えるものでもなさそうだし・・・」
そう答えた。本心である。やっぱりある程度、店員さんと関係を築いてから、出してもらえる「タイミング」というのが来ると思う。
店:「ちなみにお色はどれをお探しですか?」
オ:「一番欲しいのはホワイトゴールドのオイスターフレックスです。ローズゴールドも捨てがたいですけど・・・」
店:「では在庫の確認をしてまいります、しばらくお待ちください。」
ここまでで、約3分ぐらいの会話だった。1分も経たないうちに戻ってくる美人店員さん。最近は、在庫確認に行くお店が多いと聞く。なので、期待はしているが・・・
店:「今日は何か買われたんですか?」
そうか、私が手に持っている紙袋に、昼に会った ”デイトナ正規店さん” からの頂き物があり、ロレックスの紙袋に入れてあった。それを見て、今日すでにロレックスの何かしらを買ったと思ったのか。
オ:「いや、これロレックスが好きなお友達からの頂き物で、紙袋がロレックスなんですよ。これだけで嬉しいんですよね、ロレックスって。中身は大量の “うまい棒” だったんですけどね(笑) 一緒に食べます?」
そんなことはどうでもいいけど、さっき在庫見に行ったのは何だったんだろう?
店:「もう一回見に行ってきます。」
え?何そのパターン。俺、初めてなんだけど。
その昔、夜のお店で “チェンジ” したのに、次に来た女の子がさっきの子の双子の姉が出てきたことがある。これは詐欺といっていい。
それとは違うが、2回在庫確認して「ない」っていわれたら、結構ショックだよ。オジサン、泣いちゃうよ。
呆然と立ち尽くす私にすぐさま戻って来る美店員。
店:「今、1本だけ入ってきていますので、ご案内します、こちらへ。」
オ:「エェェェ!本当ですかぁぁぁぁぁ!」
店内に響くオサーンの声。
丁度その時、横のショーケースを眺めていた40歳ぐらいの男性が、目で追っているのを感じた。それを尻目に、ガッツポーツを取る。
ヤッター!!
奥の間で緊張する。待っていると登場した。
うまい棒がwww
いや、実はですね、買えた興奮で写真をあまり撮ってないんですよ。一番いい写真が、うまい棒なんですよ(爆)
情けないことに、ついこの前、400万円近くカード決済した。これを買うと、約315万円。限度額オーバーでカードが切れない。とりあえず、近くのコンビニを教えてもらい、カード限度額から差し引いた分だけ何とか工面した。
「これからまだ、色々と東京を回る」と伝えると、「高級品なので少しでも目立たないように」と、わざわざ白い紙袋を用意してくれた。ロレックスロゴ入りグリーン紙袋も入れてくれた。そんなお心遣いが嬉しい。
しかし自分の荷物がある程度あるので、この先動きやすいように、荷物は預けることにしました。そして今回の目的の一つである、中野ブロードウェイへ向かいます。
ここでは、かなりレアな個体が売られている。実物を見れる最高の場所だ。
かめ吉さんに The Watch Company さん。ジャックロードさんにNJ TIME さん。
色々とヴィンテージモデルを目にし、本当に楽しかった。特に今回、面白かったのが TIME ZONE さんでした。
ここには現行SSデイトナ Ref.116500LN ホワイトのオマーン王国ハンジャールモデルが鎮座していました。
※写真はHPより
箱、ギャランティ、そしてケースバックの刻印が全て揃った完品です。これはレアです!750万円ぐらいでした(汗)
そしてもう一つはGMTマスター Ref.1675 の極めてレアな仕様。
これもHPより画像をお借りしてますが、赤丸の二か所。一つはアンダーラインが入っているということ。そして下の赤丸ですが、よく見ると SWISS という文字が上下並んでプリントされています。800万円オーバーの時計でした。
ということで、まず買うことのない激レアなヴィンテージモデルを堪能したので、帰宅したいと思います。
もっと早くから東京行きを決めていれば、事前に何をどうするかという工程を考えられたのですが、ほぼバナナジュースを飲むという目的のみで衝動的な東京1Dayトリップなので、非効率的だったのかも知れません。本当なら、ランゲブティックとかも行ってみたかったし、東京にしかないスウォッチグループのビルにも行きたかった。
色々と思いを馳せながら、最後にバナナジュースを飲もうと思い、BANANA JUICE TOKYO さんへ向かいました。
あっ、閉まってた!
19時までだったんですね。そんなことも考えない無頓着な私です。BANANA JUICE TOKYOさんを始め、ご紹介くださったR2さん、お会いしたデイトナ正規店さん、関西代表として下地を作っていただいていたイササカ先生さん、丁度いいイジリ方を熟知してくださっているコバテツさんなど、その他多くの方々の運や時間を頂戴して今回はゲットすることができました。
私の人生に於いても、素敵な、内容の濃い1日となりました。ありがとうございました。
また東京行って買いますよ、スポロレ!
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