レアモンクエスト DAY3
- 2020.02.07
- レアクエ
- alangeandsohne, invest, lange1, odysseus, rare, rolex, watch, オデュッセウス, ランゲ1, ランゲアンドゾーネ, レア, レアクエ, ロレックス, 阪急
先週、仕事で海外から帰国した友達M。
「一昨日、健康診断で病院行って、ついでにエイズ検査もしたわw」
と言ってた。今月飲み会があるのでお知らせがてら、非通知で電話しました。
オ:オサーン / M:友達M
オ:「Mさんの携帯電話で宜しいですか?」
M:「はい、どちらさん?」
オ:「こちら、厚生労働省の〇〇(偽名)と申します。先日の血液検査の件でご報告なんですが、Mさんご本人で間違いございませんね?」
M:「…(しばし無言)はい…マジか…ボソボソ」
しばらく間を開けて
オ:「再度ご確認いたしますが、ご本人様にお間違えないでしょうか。」
M:「あぁ・・・」
オ:「厳正なる検査の結果…あなたの血液型がグッドデザイン賞を受賞しました!おめでとうございます。」
M:「……」
あれ?返事がない。ただの屍(しかばね)だった・・・のか?とりあえず報告だけでも・・・
オ:「授賞式は2月18日、19時より東華菜館です。お待ちしております!」
ポチッ!(終了)
と連絡をしましたが、ショックでパニくっていたのか反応があまりありませんでした。しかし後からLINEが来たので安心しました。
1月は仕事でパトロールに行ける時間がほとんど取れなく、真面目に仕事。しかし今月、来月も仕事が詰まっており、厳しい状況です。パトロールどころではない。
否
時間が取れたらパトロール。仕事も時計も真面目に取り組むこの姿勢。私は根っからの真面目人間。アンメルツ ヨコヨコも決してタテタテには塗らない真面目人間なのだ。しかし今日は久しぶりの外勤。パトロールへ出れずに私はもうヤク切れ寸前状態。
「悪い薬に手を出すか・・・部下をだまくらかしてパトロールへ出るか・・・」
心の弱い人ならば、”悪い薬” に手を出すことだろう。しかし強靭な精神をもった私は、後者を選ぶ。しかし約1時間しか自由な時間はとれそうもない。ここは何としてでも行かなければならない。電車?いや、駅まで行く時間がない。車で送ってもらいたい。しかし私はママチャリ+電車通勤の身。部下の車を使うしかない。こんな時は、役職が役に立つ。ただただ私も課長になったわけではない。責任ばかり負う仕事だが、こんな時ぐらいはメリットを生かしたい。
ならば部下達の通勤手段の申請をチェックする。電車で申請しながら車で通勤している部下を探す。アハハハハ、あった。T君だ。ここは内線でダイレクトに話をするしかない。
プルルルル
T:「はい!おはようございます、課長!」
普段は仕事の文句ばかり言っていると情報は得ている。しかしハキハキとして好青年のフリをしてやがる。
オ:「電設課のオサーンです。○○君、今日も元気だね。ちょっと総務から調査を依頼されているのだけども、通勤手段の申請、どうなってるの?」
T:「・・・えぇっと・・・電車で申請してますが・・・」
オ:「でも車で来てるよね(しかもベテランが停めるところに駐車してる)。定期代とかの問題があってね。」
T:「申し訳ありません!」
オ:「謝らなくていいよ。ただ停める場所もあるから、駐車場にこれから行って教えるわ。」
荷物をまとめ急いで駐車場へ。するとダッシュでTが来る。
T:「申し訳・・・」
オ:「ええねん、ええねん。取りあえずドア開けて。駅まで送って!急いで!」
T:「は?駅まで?いいですけど・・・」
オ:「通勤手段のことやけど、総務には俺から話通しておくから、心配ない、うん。」
パワハラではない。部下を思いやる心、それを自分自身で認識した。それにしても若いのに俺よりエエ車に乗ってやがる。
ということで見事に駅まで送ってもらい、これから梅田へ向かいます。
新型コロナウイルスの影響か、人が少ない。これはありがたいことである。早速大丸梅田店へ!店内の客も少ないのだが、店員さんたちの多くがマスクをしている。何か異様な雰囲気だ。
ロレックスの店員さんも例外ではなく、マスク姿。デイトナのWGオイスターフレックスを探していると伝えるも、撃沈。ならば向かいの阪急へ。
今日は天気が良いが、やけに寒い。阪急で癒されるしかない。しかしいつも利用しているエレベーターが今年に入って設定変更されている。今まで1F~7F(時計売場)までの直通エレベーターが1F~9Fとなっている。あるにはあるが、B1・1F~7Fという設定で、B1が余計なのだ。これは改悪だ。一刻を争うビジネスマンにとっては、致命傷になる。
イライラを押し殺し7Fに着くと、時計コーナーがほとんど工事中となっている。ロレックスだけポツンと構えている。阪急にスポロレは期待しない。美しい女性店員がいれば、それでいい。一応確認は取るものの、やはり出てくる気配は全くなかった。
チューダーやその他ブランドが消えてしまっているので案内図をみると、6Fへとシフトしているという。これは6Fへ行くしかない。
阪急うめだ本店の時計コーナーは生まれ変わりました!フロアのセンターに時計メンテナンスブースを構え、その周りに各ブランドが配置されている。なかなかラグジュアリーな雰囲気を漂わせている。ロレックスも近々、6階へ来るそうだ。チューダーを見てから他のブランドを見ると、発見した。そう、ドイツが誇る最高級ブランド、「ランゲアンドゾーネ」である。関西初のブティックらしい。これは興味がある。
憧れの「ランゲ1」をはじめ、「サクソニア」や他のモデルもさすがはブティックというだけあって、品揃えが良い。そう考えると東京ははやり羨ましい。こんな店舗がゴロゴロあるのだから。
ここはダメ元でも聞くしかない。
「あの話題の、オデュッセウスって買えませんか?」
ニコッと微笑む店員さん。そして放つ言葉、
「ご予約は受けておりますが、300万円以上のモデルを正規店でご購入された履歴のある方のみとなっております。」
このラスボスと戦う前のセリフのような攻撃を受け、瀕死のオサーンは起死回生の領収書を愛用のカミーユフォルネの財布から取り出す。
「これ、去年の年末に買った領収書、3,674,000円。条件クリア? or not ?」
これには意表を突かれたのか、エレガントな店員さんも完全に関西人に戻る。
「いやこれ、ブランドちゃいますって!(爆)」
驚く表情を見せるオサーンに、「あかんに決まってるやろ」という表情の店員さん。しかし、「一度実物をご覧になられますか?」と言うので、出してもらった。
ステンレスの値段じゃない。しかし見た目は・・・
ええやないかい!ルーペも貸してもらった。隅々まで美しい。何やこれ!欲しいやないかい!裏はどんなんや?
エロい、実にエロい!こんな時計が欲しかった。いつもお世話になる大人のお店でも、透けている下着をこれからは頼もうと思わせるエロさである。もう我慢できないので着けさせてもらう。
私が引田天功なら、デビッド・カッパーフィールドならこのまま腕にオデッセウスを着けたまま消えてしまいたい。しかし手品の腕前は、ゼンジー北京並み。「種も仕掛けもチョトアルヨ」は、数年前の宴会で披露した。購入条件がなければ・・・でもそれが雲上の世界なのだ。
会社へ帰る時間となった。シンデレラはこの魔法の場所から現実世界へ帰らなければならない。後ろ髪を引かれながら阪急を後にした。
昔から憧れているランゲアンドゾーネ。特にアイコンモデルと言われている「ランゲ1」は欲しい。これを買って、オデュッセウスを予約しようか悩む。にしても、お金が・・・
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