パテック フィリップ カラトラバ Ref. 6007A-001 新工房完成記念モデル

何とも興味をそそられるモデルが発表されました。それは時計界の最高峰ブランド、パテック フィリップが新しい工房を完成させた記念ということで、限定1000本のモデルをお披露目しました。

パテック フィリップのラインナップと言えば今ではスポーツモデルとしてとてつもない希少性を放っているノーチラスアクアノートがありますが、私個人的な意見ですと、やはりパテック フィリップらしさ、パテック フィリップの代表格と言えば “カラトラバ” だと思っています。

Patek Philippe Calatrava Ref.96

2020年新型コロナウイルスの影響で新作発表の場であったバーゼルワールドの延期から、そのバーゼルワールドからロレックスパテック フィリップの脱退という激動の年です。そしてロレックス同様、パテック フィリップも2020年の新作発表は行わないような流れになっていました。

※バーゼルワールドから脱退の共同声明

 

しかしアニバーサリーは別ということなのでしょう。新作を発表しちゃいました!それがこれ、カラトラバ Ref. 6007A-001 です。

何のアニバーサリーかというと、冒頭にも記載しました通り、パテック フィリップの新工房をジュネーブ市郊外のプラン・レ・ワットに完成させたことです。元々パテック フィリップはこういったアニバーサリーモデルを製作することを今までしてきましたが、やはり今回は新作発表の延期問題があったことにより、より一層注目度が上がります。しかもカラトラバです。注目せざるを得ません。

※完成前の新工房

新たな工房は2019年からすでに一部使われておりましたが、このモデルの発表のタイミングは大変難しかったのではないでしょうか。本当なら、もうすでに他の新作と共に発表されていたのではないでしょうか。

それはさておき、このカラトラバ Ref. 6007A-001 はどうでしょうか。「カラトラバはシンプルなのが良い」と思われる方も多いかと思います。昨年2019年に発表された カラトラバ Ref. 5212A-001 もかなりの入手困難モデルとなっていますが、見た目にシンプルさがありません。今回のカラトラバ Ref. 6007A-001 も、シンプルとは言えません。

※Ref. 5212A-001(左)とRef. 6007A-001(右)

がしかし、あえて言わせてもらうならば、「パテックフィリップは、見えないところが素晴らしい」ってことです。中の見えないところでいかに手抜きなしに、コストをかけているかがパテック フィリップの凄さだと思います。シンプルだろうが複雑だろうが、そこには最大の技術が一つ一つのパーツに注がれています。

話が右へ左へしましたが、今回発表されたカラトラバ Ref. 6007A-001 ですが、はっきり言って、「欲しい」です。ただ一つ私が好きでないポイントがあるならば、時分針です。

ここは尖がって欲しかった。それが私のカラトラバのイメージなんです。褒めたら売ってくれるってのならなんぼでも褒めますが、どっちみち買えないから正直な感想です。欲しいんですけどね・・・

いったい日本には何本入荷されるのでしょうか。50本ぐらいですかねぇ。数年前ならSSノーチラスプチコンぐらいなら予約もできましたが、最近は全く私程度では取り合ってくれないので、ちょっとスネてます。

私もこんな素敵なところで働きたい。掃除係でもいい。

Patek Philippe Calatrava “New Manufacture 2019”
Ref. 6007A-001

ケースサイズ : 40 mm
ケース厚 : 10.34 mm
素材 : ステンレススチール
防水 : 30 m

ムーブメント : Cal. 324 S C
機能 : Hours, minutes, seconds, and date
振動数 : 28,800/時 (4 Hz)
巻き上げ : 自動巻き
パワーリザーブ : 45 時間

ストラップ : カーフスキン エンボス加工生地

限定数 : 1,000本

価格 : 3,309,900円