時計とは全く関係のない奈良の話
※PRでもCMでもありません
2023年のJR東海では、「いざいざ奈良」というキャンペーンを展開しています。過去は「そうだ、京都いこう」といったキャンペーンが有名でしたが、奈良ですよ、今回。私はこのキャンペーンとは全く関係なく、息子が奈良に住んでいる、従弟もいる、 愛人 友達が奈良にいるということ、何より隣接している関西の地に私が住んでいるということで、訪れる機会が非常に多い県です。しかし残念なことに、ここにはロレックスの正規店がありません。奈良をまだ南下し、和歌山まで行かないとロレックス正規店がないのは非常に僕にとって残念なことですが、今回はそれは置いておきます。
実は今回、今まで行ったことのない奈良の地に行き、少し衝撃を受けたので記事にしてみました。と言っても、近くに住んでいる人や知っている人は「え?そんなこと知らなかったの?」と思われる内容です。
友達とドライブをしているときに、「天理って行ったことある?」と聞かれました。友達の家はその天理市よりも南にあるので、訪れる際には天理市を通過している。しかし国道を走行して通過しているだけで、市内をウロウロしたことはなかった。なので、「いや、詳しくは知らんけど通ってるで。」と答えた。すると、「それやったら見てみ、ちょっとそこらと景色が違うから。」と嬉しそうにいうので、向かうことにした。
奈良県は海のない県で、平地が県の北西に偏っておりほとんどが山間部になっています。東に三重県、西に大阪府、南(西)に和歌山県、そして北には京都府に囲まれており、遺跡の多いことでも有名で、古墳公園が多い印象です。歴史は全くの苦手分野なので、そこにはこれ以上触れないことにしておきます。その奈良県の地図で赤枠で囲っているところが今回の舞台、天理市です。
さっそく天理市内に入って驚いた。大きな屋根の建物が多く、その建物の窓が特徴的な形をしていた。
そこに導かれるように車を進めます。そして駐車場に車を停め、建物に近づいてみました。
何だろう?日本じゃないし、欧米の感じでもない。韓国か台湾か、それとも香港か・・・何かその独特の見た目と大きさで圧倒される。このような天理教の建物を「おやさとやかた」というらしい。ここに下の案内図写真の現在地から南に向かって写真を撮ったので、この建物は “天理教教庁” というところのようだ。事務処理などの中枢の建物っぽい。
北の方を向くと、神殿がある(写真下)。ここが天理教の中心部分となるのでしょう。
神殿の方には向かわず、南にある天理高校の方へ向かいました。
歩道が車道よりも広い。ジャッキー・チェンがアクロバットしてそうな建物を見ながら更に進みます。
到着しました天理高校。高校野球では全国大会で春の選抜1回・夏の選手権2回優勝という全国有数の強豪校で、ラグビー部は花園の全国大会で6度の優勝と素晴らしい成績を収めています。前日、亡くなられた南海ホークスの主砲で “中年の星” と言われた門田博光選手の出身校でもあります。ここで気になったのが写真右側にある学校からのお知らせ掲示板。写真は撮りませんでしたが、生徒たちの活動などが掲示されており、そのところどころに「ひのきしん」という言葉が目につく。学生の言葉として、「ひのきしんのお陰で救われた」的なことが書かれている。謎が多い「ひのきしん」・・・調べればすぐに答えはでてきました。
※信者の積極的な神恩報謝の行為をすべて「ひのきしん(日の寄進)」と呼ぶそうです。
ちなみに天理高校は一般の入学が可能らしいのですが、それとは別に天理教校学園高等学校という天理教の信者しか入学できない高校もある。
天理高校の奥には今は使われてなさそうな古い建物が。天理大学と書かれているので、かつて使われていたのでしょうか。今も現役なのか不明。
また、学校のある敷地だけではなくそこからしばらく車で移動していても多くの天理教関連の建物がある。
↑Googleストリートビューの画像
天理教の宿泊所や母屋とか詰所と書かれた建物が町全体を囲むようにある。
そう、ここは日本唯一の宗教都市らしい。
異国を感じる町。「いざいざ奈良」というJR東海の奈良県観光誘致キャンペーンでは紹介されないディープな奈良。一見の価値ありではないでしょうか。一応言っておきますが、建物が独特な雰囲気というだけで、何ら危険な場所ではなく、ごく普通の場所です。
帰りはオシャレなカフェでサンドウィッチ食べました。天理市から車で10分程度の “Little+Cafe” というところです。何度も言いますが、宣伝ではありません。
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ちょっと変わった雰囲気を味わいたい方、天理ラーメンというそれなりに有名なラーメン屋もありますので、奈良へお越しの際は天理市の観光もいいんじゃないでしょうか。僕は結構、衝撃を受けました。
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