大阪にできた新しい建物に用事もなく入った話
㊟全く時計とは関係のない話で、宣伝でもありません。
6月に入って少し時間ができたということで、大阪の街に出た。普段は阪急電車を利用して梅田まで行き、地下鉄御堂筋線に乗って心斎橋や難波、天王寺へ向かうことが私の行動パターンとなっています。地図の赤丸が梅田(JR大阪駅)となります。
しかしこの日、気分を変えて京阪電車に乗って大阪市内へ入りました。到着したのが青丸の淀屋橋という駅です。ここから南へ下がると心斎橋となるのですが、梅田から歩くのはちょっと時間がかかる。しかし淀屋橋からは15分程度ということで良い散歩となるので、久しぶりに御堂筋という大通り沿いを歩くことにしました。
するとそこに、今までなかった(というか、知らなかっただけですが)大きなスタイリッシュな建物が!
デデ~ン!
この建物を見ても、何屋さんかもわかりません。ファッション系のテナントビルかと思ったのですが、いかんせん扉が真っ黒で中が伺い知れません。
そもそも何でこの建物に魅かれたかというと、中央の入口右側の壁面の広告が目に留まったからです。
私の好きなランゲアンドゾーネとパネライのブティックかと思いました。しかしどうも開店しているようにはみえないし、わからない。とりあえずここが何なのか、私は知りたがりなので、一つ上の写真にある【W】の下の自動ドアから開くかどうかわかりませんが、入ってみることにしてみました。
ナンジャコリャ~!
入るとこんな通路になってます。振り返って入口方向の写真を撮りました。外からはこの中が全く想像もできませんでした。そしてこの廊下を過ぎるとエントランスホールがあり、若い男性コンシェルジュのような方が。
予想もつかない雰囲気に、完全に挙動不審になる私。
「こ、こ、ここは何ですか?」
精いっぱい振り絞った言葉。
「わ、わたし、時計が好きで、ランゲとかパネライとか入っているのかと・・・」
挙動不審の紳士が尋ねる。
「W 大阪という3月オープンのホテルでございます。」
え?! ホテル!
大阪でホテルと言えば、「もしもしピエロ」一択の私は驚いた。
知らない私が無知なのか? それとも富豪たちの秘密のホテルなのか?怪しい。
「よかったら3階もどうですか?見て行ってください。」
ますます怪しい。目だけ隠した羽の付いたジュリアナ扇子みたいなのを持ったマダムに襲われるんじゃないかとドギマギしながら、少し興奮もしながらエレベーターに乗る。
オサーンの脳内イメージ
すると、40代の私よりもさらに年配の(恐らく60代)の方が一緒にエレベーターに乗ってきた。普段服を着ているので、どうやらここの利用客なのだろう。好奇心は井上公造芸能レポーターに負けるとも劣らない私は、インタビューに出る。
私:「もしかして、ここに泊まってらっしゃるんですか?」
客:「あっ、はい、そうです。」
私:「ここ、雰囲気普通じゃないですよね(笑)」
客:「あぁ、ちょっと私にはうるさいんです・・・」
私:「でしょーね!ガハハハ!」
と思わず言ってしまうほど、(失礼ながら)雰囲気がマッチしていない方でした。
で、3階に到着。ここはまた、1階とはが全くテイストが違う。
なぜかテンガコケシが並んでいる壁面。この前に、コンシェルジュの女性が周りに目を配っている。終始、目が泳いでいるどころか、溺れている私にお声掛けしてくださる。
「何かお困りでしょうか?」
「何か」どころではない。「全て」だ。
いや、混乱しているだけなんですが、何とも言い表せないオシャレ空間。
「いや、ここの建物が何なのかわからなくて入ったら、下の男性が、『3階も行っちゃいな!』と仰ってくれたので、調子に乗って来ちゃいました!」
精一杯答えると、色々とここのフロアのことを詳しく教えて下さいました。
ということで、この建物はマリオット・インターナショナルが運営する高級ホテルなんです。
マリオット・インターナショナルっていうと…
- リッツ・カールトン
- セントレジス
- Wホテル
- マリオット・ホテル
- シェラトン
- ウェスティン
などなど世界最大のホテルチェーンです。
その中で、日本初上陸したのが W大阪 ということです。このホテルのデザイン監修は、世界で名を馳せる大阪出身の建築家・安藤忠雄氏によるもので、「大阪商人の遊び心」をテーマにしているという。
そして肝心のパネライとランゲアンドゾーネについてですが、そこはまだオープンしていないようです。
どうですか、時計好きの富豪の皆さん。最高のおもてなしを、通りすがりのオッサンにまでしてくれるこのホテル。レキシア心斎橋もすぐ近くなので、ベストロケーションだと思いますよ。
追記 : 完全にW大阪の宣伝臭がプンプンしますが、何度も言いますが全くそうではありません。
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