日々是、思ふ 其の肆拾漆
「日々是、思ふ」は、オサーンがちょっと時計とは関係ないこと(時には関係あること)、思ったことを綴る時事的コラムです。基本的には私の屁理屈が多く、発信して自己満足するところです。
風俗店でも、店を出るまで絶対にソーシャルディスタンスを守るオサーンです。
少し前に、「日本語の難しさ」を知った日という記事を書いたのですが、当然事実に基づいてはいますが多少の脚色はしています。やはり読んでいただく以上は、少しでも「面白い」と思ってもらいたい(希望)、という考えがあるからだ。
人は、『どう見られたいか』というそれぞれのスタンスがある。私は「フフッ、アホやなぁコイツ」と思ってもらえたら本望ですが、当然仕事で私はこんなブログのような文章を書くことはありません。
そんな中、ここ最近目につくのが、カタカナ言葉。日本で一般的に認知されている言葉と、そうでない言葉の境界を分かっていない人が見受けられる。いや、「自分はその境界よりも上を行くインテリ」とでも言いたいのか。確かに日本語は外来語を入れることによって逆に自然であり、 “今” の日本語を反映させることができる時もある。ここまでの文章でも、『スタンス』や『インテリ』なんかを私も使っている。
確かに、その所属している会社なり業界なりでの共通言語として使われているなら、その中では必須であり当然かも知れない。でもそれを外部に持ち出されると辛い。というより、持ち出して欲しくない。もちろん、そうして新たな意味を持った日本独自のカタカナ言葉が生まれ、無理やり日々使用することによって定着していくのかも知れないが、聞いている方は正直、キツイ。
私も会社の課の予算の決裁にハンコを押すことがある。各部署はその予算をちょっとでもむしり取ろうと名目を書くが、もうその名目も手詰まりなのはわかっている。
アセスメント・アジェンダ・ナレッジ・コミット・コンセンサス・ダイバーシティ・ベネフィット・ストラテジー・・・・
そんな言葉を多用して、あたかも新しい企画や計画を立ち上げるフリをし、前回却下された予算をカタカナ言葉でもぎ取ろうとする努力は認める。でも、努力の矛先が間違っている。イライラする。あ~、イライラする。
モチベーションという言葉は、市民権を得たように感じる。本来の意味とは若干ニュアンスは違うが、テイクアウトやカミングアウトという言葉もそう。新しい言葉が定着するというのは、興味がある。しかし耳慣れないカタナカ言葉が定着するまでの間には、その言葉の使用を許容する器が必要になる。もう私はその器がいっぱいいっぱいに満たされている。苦しい。
そんな僕は、スタバでサイズを聞かれて必ず「下から二番目」という。グランデ?ベンティ?トール?なんやねん。わからん。そんな呼び名で、わざわざ恰好つけるな。そう思いながら週6スタバ。
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