日々是れ、思ふ 其の弐拾伍

日々是、思ふ」は、オサーンがちょっと時計とは関係ないこと(時には関係あること)、思ったことを綴る時事的コラムです。社会派ハードボイルドとでも言うべきか。100人に1人でも共感してもらえれば本望です。
基本、「オサーンの愚痴の掃き溜め」である。

友達がiPhoneをロックせずに置いてトイレへ行ったスキに、言語を “スワヒリ語” に変更してあげるオサーンです。戻すのにもひと苦労するようです。

 

コロナ関連のニュースが多い中、こんなニュースを目にしました。

セーブデータ改ざん疑い ゲーム機器会社初摘発

リンク先に詳しい内容は書いてあるので要約すると、

“モンスターハンターワールド” というゲーム内で、『所持金MAX』などチートで作ったプログラムを販売した

というものだ。最近のゲームは全くわからないが、人気のゲームらしい。これは刑事事件として摘発した初めてのケースだが、調べてみると以前にはこんな事があった。興味深い。内容を抜粋してみるが、何のことだか分かるだろうか?

コマンドを選択した時のパラメータの変化の仕方には、勉学(文系・理系・芸術)と運動との間、あるいは勉学(文系・理系・芸術)と容姿との間、運動と容姿の間などに、それぞれ反対に影響しあう関係が設定されていて、とくに、ストレスを除くパラメータ値全てを一定値に上昇しなければならない「藤崎詩織」狙いの場合には、ジレンマに陥る。

(中略)

ところで実際に九つの表パラメータ値を思い通りに首尾よくアップするのはなかなか困難で、その大変さを救うために、休日に文系学習等の育成コマンドを選択すれば、平日の四日分の値が得られるような設定になっているが、こうした恩恵に安心して、九つの表パラメータ値を効率よく上昇させようと休日にも文系学習等の学習コマンドばかり選択していると、今度は、もう一方の肝心のデートを実行する機会を失ってしまうというジレンマに陥る。

藤崎詩織」という名にピーンときた人もいるかもしれない。私は知らなかったが、これは恋愛ゲームソフト

ときめきメモリアル

に登場する架空の人物。同作品のメインヒロインである。ちなみに私はそのゲームタイトルこそ知ってはいたが、プレイ内容に関しては無知です。

※こんな感じのゲームです

では先ほどの文章は、というと、実はこれ、1999年4月27日に大阪高裁で出された裁判の判決文です(一般に公開されている)。

何の裁判かというと、ゲーム『ときめきメモリアル』の改造セーブデータを販売したゲームテック社に対してソフト販売元のコナミが訴訟を起こした。しかもこの訴訟、最高裁まで行きました(高裁へ差戻し)。

結局、コナミ側の勝訴だったのだが、このデータが如何にチートなのか、如何に「藤崎詩織から告白されるのが難しいかを判決文で読み上げた。

ということは、判事(裁判官)が実際にプレイをし、そのチートなしのプレイの難易度を証明したことになる。実はこの判決文は、ちょっとした “伝説” になっているようです。

 

しかし難易度で言うと、今までやってきたゲームの中で私が一番難しいと思ったのは、圧倒的に

たけしの挑戦状

というゲームだ。ハッキリ言って、攻略本がないと絶対にクリアできない。その難しさは、数多くのブロガーなどが取り上げている。

しかしあえて言わせてもらおう。私が小学生6年生の時に、朝6時から京都市伏見区六地蔵のイズミヤで並んで買ったこれまた今や伝説のゲーム、「ドラゴンクエストII」も負けないぐらいある意味クソゲーだ。

ゲームは、昭和62年当時としては壮大なスケールで、ロールプレイングゲームというものを世に知らしめた。社会現象にもなった。しかし、ラスボスへ向かう際に通る “ロンダルキアの洞窟” は最悪だ。リメイクされたバージョンでは改良されているが、ファミコン版はキツかった。その理由は、「落とし穴」だ。洞窟に落とし穴があり、なかなか進めない。何とか這い上がり、そこまで強敵を倒しながら再度そのフロアへ戻ると、その落とし穴が塞がれていて、どこが落とし穴だったかわからない

黄色の丸の階段から上がってきて、下の白丸の階段に行く近距離だが、この黒い落とし穴がファミコン版では見えない。落ちると右上の水色の丸から上がってくる。ここをクリアするのに数日も要した。マップ全体も、このようにわからなので、自分でノートにマップを一歩進むごとに描いたりした。しかも今のような、ゲームをその場でセーブするという機能がなく、ゲームをやめるには町に戻り、教会の神父から長ったらしい(52文字)パスワード(復活の呪文)を聞き、それを紙に控える必要があった。

今のようなスマホで写真を撮ったりできれば、まだ楽だったのに。一文字でも間違えるともちろん無効で、間違って何度も家のフスマを蹴破った記憶がある。

私の中で、あれだけ感動から怒りまで与えられたゲーム、「ドラゴンクエストII」を上回るモノはない。忍耐と諦めずに突き進む精神を培ってくれた素晴らしいゲームだと思う。そんなことを思い出すニュースだった。

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